奧の細道二人旅・船下りと出羽三山

羽黒山6
一の坂(左)四丁(右)の碑 あと450m
杉木立の間に五重塔
国宝五重塔=高さ29メートル
爺杉(おきなすぎ)
樹齢千年 根回り10.5メートル
須賀の滝(不動の滝)
月山の水呑沢から8キロの水路で水を引いた
神橋
霊場と俗世を分ける境界
行者は下の祓川で水垢離をとります
継子坂
最後の坂です。最後に一登り・・・。
随神門から入ると最初の下り坂。
随神門
出羽三山神社の表玄関です
手向の県道に立つ大鳥居
高さ22.5メートル 東北一の規模です

大鳥居から見た月山 まだ雪があります
芭蕉はこのあと月山湯殿山を経て鶴岡に行きます。
しかし、月山はまだ山開きしていないので今回はパスです。直接鶴岡に向かいました。
おくのほそ道:月山・湯殿山の段(今回省略)
八日、月山にのぼる。木綿しめ身に引かけ、宝冠に頭を包、強力と云ものに道ひかれて、雲霧山気の中に氷雪を踏てのぼる事八里、更に日月行道の雲関に入かとあやしまれ、息絶身こゞえて頂上に□れば、日没て月顕る。笹を鋪篠を枕として、臥て明るを待。日出て雲消れば湯殿に下る。

谷の傍に鍛治小屋と云有。此国の鍛治、霊水を撰て爰に潔斉して劔を打、終月山と銘を切て世に賞せらる。彼龍泉に剣を淬とかや。干将莫耶のむかしをしたふ。道に堪能の執あさからぬ事しられたり。岩に腰かけてしばしやすらふほど、三尺ばかりなる桜のつぼみ半ばひらけるあり。ふり積雪の下に埋て、春を忘れぬ遅ざくらの花の心わりなし。炎天の梅花爰にかほるがごとし。行尊僧正の哥の哀も爰に思ひ出て、猶まさりて覚ゆ。惣而此山中の微細、行者の法式として他言する事を禁ず。仍て筆をとゞめて記さず。坊に帰れば、阿闍利の需に依て、三山順礼の句〃短冊に書。
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