奧の細道二人旅・船下りと出羽三山
羽黒山6 | |||||
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爺杉(おきなすぎ) 樹齢千年 根回り10.5メートル |
須賀の滝(不動の滝) 月山の水呑沢から8キロの水路で水を引いた |
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継子坂 最後の坂です。最後に一登り・・・。 随神門から入ると最初の下り坂。 |
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芭蕉はこのあと月山湯殿山を経て鶴岡に行きます。 しかし、月山はまだ山開きしていないので今回はパスです。直接鶴岡に向かいました。 |
おくのほそ道:月山・湯殿山の段(今回省略) |
八日、月山にのぼる。木綿しめ身に引かけ、宝冠に頭を包、強力と云ものに道ひかれて、雲霧山気の中に氷雪を踏てのぼる事八里、更に日月行道の雲関に入かとあやしまれ、息絶身こゞえて頂上に□れば、日没て月顕る。笹を鋪篠を枕として、臥て明るを待。日出て雲消れば湯殿に下る。 谷の傍に鍛治小屋と云有。此国の鍛治、霊水を撰て爰に潔斉して劔を打、終月山と銘を切て世に賞せらる。彼龍泉に剣を淬とかや。干将莫耶のむかしをしたふ。道に堪能の執あさからぬ事しられたり。岩に腰かけてしばしやすらふほど、三尺ばかりなる桜のつぼみ半ばひらけるあり。ふり積雪の下に埋て、春を忘れぬ遅ざくらの花の心わりなし。炎天の梅花爰にかほるがごとし。行尊僧正の哥の哀も爰に思ひ出て、猶まさりて覚ゆ。惣而此山中の微細、行者の法式として他言する事を禁ず。仍て筆をとゞめて記さず。坊に帰れば、阿闍利の需に依て、三山順礼の句〃短冊に書。 |