仁王門(重文)

 真言宗豊山派の総本山として、末寺は全国に三千余ヶ寺を数え、これらの寺院の僧侶、檀信徒(およそ二百万人)の本山参りが一般参詣の方々と共に絶ゆる間がない長谷寺。また四季を通じ「花の寺」として多くの人々に親しまれています。
 その歴史は古く天武天皇の御願によって道明上人が朱鳥元年(686)に初瀬山西の丘にお堂を建立されたのが始まりと伝えられており、枕草子や源氏物語にもその名が見られ、民話「わらしべ長者」にも登場します。
 

 国道165号線から脇へはいると、昔からの風情の伝わる門前町。長谷寺近くの駐車場に車を停め、初瀬川沿いの道を進むと、長谷寺の総門である「仁王門」に着きます。

 門をくぐると、399段あるという回廊形式の登廊(とうろう)が本堂までつづいています。途中、両側には、東洋一と云われるボタンが植えられていますが、7月ということで来年に向け手入れの真っ最中でした。

仁王門入口

登廊

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