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ベースは私が作っていますが、特定のキャラクターに絡む設定などはプレイヤーさんの意見を重視しています。
【ミストガルド】
ゲームの主な舞台となっているミストガルドは、広大な次元世界に存在する
世界の1つです。
ちょうど、広大な宇宙に浮かぶ地球のようなものです。
ただし、地球と違ってミストガルドの周囲には別の世界が多々存在します。
この次元世界にある世界たちも、やはり地球のようにお互いに影響し合って
います。
それらの世界同士は、我々の感覚でいうところの距離とは違いますが、その
関係の深さによって、やはり「近い」「遠い」というような距離のようなもの
があります。
たとえば、ミストガルドの自然現象には、ミストガルドに「近い」世界である
精霊界の影響が強く現れています。
【ミストガルドの成り立ち】
この次元世界は広大とは言っても歴史(発生してからの時間)は長く、その
中で強力な力をもつ存在(神と言ってもいいでしょう。)が生まれて開発が
進んでいました。
ほとんどの、そういった存在は自分の力の影響下にある世界を持っていて、
その力は均衡していたために他の世界を侵略する事は出来ない状態になって
いました。(侵略を禁止するような取り決めもあったでしょう)
そんな時、一人の神が次元世界を見回していると、次元世界の遥か彼方の
片隅に、まだ誰も見つけていなかった「眠れる」世界があるのを発見しま
した。
その眠れる世界を注意深く観察してみると、それは今までのどの世界より
もすばらしい可能性を持っている事に気がつきました。
自分の世界も、他の神々の世界も、すでに本来持っていた可能性のほとん
どは発揮されていて、煮詰まったような状態にありました。
彼はその発見した世界の可能性のすばらしさに驚き、そして密かに、その
世界を「覚醒」させたのです。
こうして覚醒した世界が、ミストガルドになりました。
しかし、ミストガルドが覚醒した時に放った強力な光は、次元世界の他の
神々にも感知されてしまいます。
そうして、他の神々もミストガルドに訪れて、この世界を自分のものに
しようと動き始めました。
あるものは自分の種族を作りだし、あるものは自分の世界と同じような
地形を作りだし、あるものは自分の理想とする考えをミストガルドの
生き物に広めることで、自らの所有権を主張するにたる事実を作り上げ
ようとします。
そして、神々同士が争う戦いがミストガルドで起こってしまうのです。
戦いの果てに、神々はミストガルドが破壊されてしまうのを恐れて
「直接的に手を出さない」というような協定を結びました。
そのため、現在、ミストガルドには沢山の神々が微妙なバランスを
保ちつつ、存在しています。
【神々の時代】
・世界の覚醒。
・「覚醒者たる神」による世界の創造の開始。
・他の神の来訪。
・最初の神々の争い。 −降魔戦争−
・神々の争い続く。
・神々の協定。
【魔法帝国の時代】
現在の人間とは違う古代人による魔術の発達。この時代、神々は全くと言って
よいほど、何もしていない。
古代人たちの魔法帝国は繁栄を極め、神々の地位にすら手が届くかという所
まで発達するが…最終的には自らが引き起こした「魔導大戦」によって滅亡し
たと言われている。
神々はこの時代、協定によって全く手を出さなかった事を後悔したのか、協定
が緩和される。
【現在】
かつてこの世界は、1柱の神によって創造が行われていました。
その世界は彼の目から見れば完璧で、また、彼の目から見て
退屈な物でした。
ある時、虚空の奥から1柱の神とその従者達(リーン)が現れました。
その神は自分の世界を無くし、わずかな従者を連れて彷徨っていたのです。
あるいは、心のどこかで変化を望む彼の願いが
この神を引き寄せたのかもしれません。
彷徨う神は、この世界の創造を手伝わせて欲しいと頼み、受け入れられました。
彷徨う神は、積極的に世界の創造を行いました。
それは、元から居た神は想像もしなかった、そして見事なものでした。
2柱の神は協調して世界を作り上げて行くかに見えました。
しかしある時、元いた神に疑問が浮かびます。
「創造を急ぎすぎてはいないか?」
確かに精力的に創造を続ける新しき神の行動は、急いでいる様に見えました。
まるで、この世界を自分自身の物に塗り替えるかのように―――
虚空を彷徨っていた自分を救ってくれた神に協力したいという思いからの
行動だったのかもしれません。
果たして尋ねてみればその様な答えが返ってきました。
「不完全で有ったが故に無くなってしまった、
自分の世界の様にはしたくないから」と。
しかしその後も創造を行う神に危険な物を感じ、彼はとある事を
実行しようとします。
すなわち、「彷徨える神」の排除を。
彼はおのれの創造の力を駆使し、更に自分の力の一部を込めて
7体の強力な存在を作り出しました。
後のマルドゥーク達の祖、『ディアボロス』です。
彼はディアボロス達に、彷徨える神を滅ぼすよう命じました。
この頃にはすでに両者の間に、埋めがたいほどの溝が出来ていたのです。
彷徨える神も自分の力を駆使し抵抗を試みますが
この世界は元々彼のものであり、彷徨える神に出来ることはわずかでした。
彷徨える神は千々に引き裂かれ、滅ぼされます。
神を滅ぼすのに多大な貢献をしたディアボロスでしたが、
創造した神はこの種族を残すつもりはありませんでした。
元々これらの戦闘を前提とした物を毛嫌いする彼は、
ディアボロス達に「子供を作る」能力を付けませんでした。
しかしディアボロス達は神の予想もしなかった方法を使いました。
自分達の因子を他の種族に分け与え、自分達と同種の存在としたのです。
ディアボロス達の因子を受け継いだ者達は、「眷属」「魔の落とし子」等
様々に呼び名が付けられますが、後に1つの名称が定着します。
すなわち、魔族との混血児、「マルドゥーク」です。
こうした行為は当然彼の許すところではありません。
彼は彷徨える神亡き後、これらが存在することを許さず
自らの手で滅ぼそうとしました。
しかし、彼も予想しなかったことがあります。
ディアボロス達は彷徨える神を倒したときにその力を吸収し、
7体の力はすでに神をも凌駕していたのです。
彼は返り討ちに遭い、彷徨える神と同じ運命をたどることになりました。
2柱の神を滅ぼし、その力を吸収した7体のディアボロスは
その気になればこの世界のいかなる種族であれ滅ぼしてしまう事が可能でした。
事実、自分の中の衝動を発散させる為に暴れ回ろうとする者も
中には居たのです。
それが行われなかったのは、他のディアボロスの妨害という事も有りましたが、
それよりも重大だったのが、世界の崩壊です。
元々この世界は神が構築し始めたものであり、その神が居ない現在、
その存在はかなり不安定になりました。
普通で有ればすぐに消滅してもおかしくはないのですが、
この世界には神が2柱居たこと、そして神が消滅したものの
その力は7体のディアボロスに吸収され、完全には消えていないことが
消滅を免れることになったのです。
神を滅ぼしうるだけの力を持つとはいえ、ディアボロス達も元々は
神の被創造物です。この世界が消滅しては彼らも存在が危うくなってしまう。
元々自己の消滅を望まないからこそ神に逆らった訳ですから、
彼らはこの世界の維持の為に力を費やすことにしました。
しかし、世界を保持するためには、相当量の力が必要でした。
7体に分かれていることで、お互いの間に意志の齟齬が生じ、
力のロスが多かったのも原因の1つでした。
ディアボロス達は世界の保持にその力のほぼ全てをつぎ込み、
自分達はその身の機能の大半を封じ、眠りにつくことになります。
そうして、長い年月が過ぎ、現在に至ると言うわけです。
現在、多数の神がこの世界に訪れ、色々な策謀を巡らせています。
それにより、世界を維持するという負担が少なくなり、
休眠していたディアボロス達が目覚めつつあります。
2柱の神の力を吸収し、生半かな神よりも強力な存在である彼らが目覚めた時
どのような行動に出るか。その答は、それこそ“神のみぞ知る”です。
●古き神
古き神はミストガルドの創世に関わる神が多く、そのほとんどは消滅していた
り、ほとんどの力を失ったり、封印されたり眠っていたりして、現在のミスト
ガルドにはほとんど影響力を持ちません。
これらの神を信仰している種族や人々はまだいますが、肝心の神がそれに答え
られないためにごく少数です。また、これらの神を信仰する神官でさえも、奇
跡を使う事はできません。また、本来導くはずの神がそれを行えないために
信仰の内容が変化していたり、頑固でとても厳しい条件で神官を選んでいる
場合がほとんどです。
・混沌の創世神ヴォルヌス
ミストガルドを最初に発見し、覚醒させた神です。
混沌や変化、可能性をシンボルとする神で、その教義も多岐にわたりどのよう
にでも解釈する事が可能です。
自らが想像した7体の「ディアボロス」によって倒され、存在そのものが消滅
していますが、その力の名残りはミストガルドの根幹的な部分で生きています。
また、彼自身の消滅によって、彼の世界「ヴォルカノン・プレーン」も消滅し
てしまいました。脱出する力のあったヴォルカノン・プレーンの生き残りは現
在もどこかの世界に生きていると言われています。
・ディアボロス
ヴォルヌスを倒してその力を吸収した彼らもまた、神と同等の力を持っていま
す。彼らは7体存在し、それぞれが違った個性を持っています。それはヴォル
ヌスが創造したためだと言われています。
彼らは現在、眠りについていますが、彼らを信仰する者たちもおり、その者達
が言うには「近々、眠りから覚めて再び世界を統治する」ということです。
・さまよえる神アーフィス
ミストガルド創世期に来訪した神で、彼は自身の世界を失い、一部の生き残り
をつれてさまよっていました。「光・秩序」をシンボルとして、世界の完全な
構築を目指しましたが、ヴォルヌスとの戦いによって倒され消滅したと言われ
ています。彼の残した者の末裔、リーン達は現在も信仰しています。
・深遠の森の神ティアファネス
ディアボロスが眠りについたのちに訪れた神。強力な力を持つ。
彼(彼女)は「森」をシンボルとして、そこに含まれる様々な属性や性質をも
含んでいるために、教義はどのようにでも解釈する事が可能。
彼の力はミストガルドに行き渡り、一時期世界を森で覆い尽くしたが、「神々
の盟約」によって世界に対する過大な干渉をやめた。
現在はミストガルドに自らの力を分けた分身を残して、自らの世界「ミスト
ティア・プレーン」で眠りについている。
●神々
現在、ミストガルドに影響力を持っている神々。
「神々の盟約」によって表立って行動はできないが、自分の信念に従って
行動はしている。まれに人間などの姿を取ってミストガルドに降りてくる
事さえある。彼らを信仰する神官は、彼らの声を聞くことができるし、存在
も感じることができる。
・ローランド
「光と秩序」の神。アーフィスの残した神という噂もある。
太陽をシンボルとして、神官には白いローブが与えられる。
不正・争い・闇からの逃亡を禁止し、秩序の維持・正しい行い・自律を守るべ
きとする。祝福する武器はメイス。
・ガルデス
「闇と変化」の神。
黒い太陽がシンボル。神官には黒いローブが与えられる。
自らの変化や欲望を認めない事を禁止し、自らの感情の赴くままに変化を求める
事を守るべきとする。祝福する武器は1Hソード。
・アデス
「死と戦い」の神。アテナスとは兄弟神で兄にあたる。
黒い羽がシンボル。神官には赤いローブか与えられる。
戦いの中断・逃亡・死からの復活を禁止し、戦いの場を求めて死を受け入れる事
を守るべきとする。祝福する武器はポールウェポン。
・アテナス
「生と戦い」の神。アデスとは兄弟神で妹にあたる。
白い羽と盾がシンボル。神官には青いローブが与えられる。
無益な戦い・弱者を残しての逃亡を禁止し、弱者・生命を守るべきとする。
祝福する武器はショートソード。
・ラーチャナ
人が人として生きる道を切り開いていかなければならないと教える神。
彼はそのための援助として、人に奇跡を授けているという。
ファールーン大陸では神殿はほとんど見られない。
「何事に対しても、諦める事」を禁止し、「自ら道を切り開く強さを求める」
事を守るべきとする。
祝福する武器は特にない。
元々、ファールーン大陸ではない異国から伝えられた信仰らしい。
・リング・オブ・ネイチャー
ティアファネスの残した分身であり、それぞれがティアファネスの力や属性の
一部を受け継いでいる。自然現象などをシンボルとする一群の神々で、実際に
はそれぞれ別々の神として信仰されているが、神殿としては一つにまとまって
いる事が多い。
・トゥーリア
一部特殊な地域でのみ信仰が見られる森の女神。
「月」をシンボルとして、人間も含む自然全体のバランスを保つ事を教えて
いる。満月の夜には嵐とともに地上に降り、その時彼女の姿を見たものは
死後の世界に連れ去られてしまうといわれているが…。
自然の持つ不可解さ、理解できない部分を象徴しており恩恵を与える事も
破壊を行う事もある。人間には理解できない部分が多く、信仰のほとんどは
その内容を変えられていると言われている。
【ケイレス】
現在の主な舞台となっているケイレスは、ミストガルドにあるファールーン
大陸の西部地域にあります。
交通の要所で、様々な人々が様々な目的で出入りする大きな商業都市です。
自治権を持っていて、都市だけでなく周囲にも影響力を持っています。
都市の中心部は城壁に囲まれ、軍隊も持っています。
大都市の常として、光の部分と闇の部分を持ち、良いか悪いかは別にして
活気に満ちた都会です。
この街はすぐ近くを幾つかの大きな道が交差しているのですが、特に有名
なものは、街から南に伸びる「金貨の道」です。
ただし、それはかつての呼び名で、今ではこの地方の人々は「牙の道」と
呼ばれています。
と、いいますのも……。
【ガルムンとケイレス】
この道をずっと進むと、やがて有名な鉱山をいくつも持っている大国、
「ガルムン」に到着します。
30年前まで、この「ケイレス」と「ガルムン」は友好関係が続いていま
した。ガルムンが産出する様々な鉱物資源がケイレスに運ばれ、そこで腕
のいい職人に加工された後、各地に輸出されて両国は富に恵まれました。
そのため、この両国を結ぶ街道を「金貨の道」と呼んだのです。
しかし、やがてこの街道が「儲かる」事を発見した(当然ですね)商人たち
が宿場街などを建設し始めます。そしてそれは利益を上げて行きました。
元々、金貨の道が通っている地域は特にどこの領地でもなく、何もない地方
だったのです。ですが、こうなってくると、両国とも無視できなくなります。
両国は、この地域の利権を決める会談を開きました。
まさか、友好関係にあるこの両国の会談が決裂するとは誰も思わなかった
でしょう…ここで何が起こったかは今だはっきりしませんが、ともかく、
会談に望んだガルムンの要人が死んだ事は事実のようです。
そして事態は、一般の人々には把握できないスピードで悪化し、あっという
間に両国は戦争状態に突入します。
国力は均衡し、戦争は泥沼状態になります。
やがて両国とも疲弊し、自国内に目を向けてみれば悲惨な状態に…。
ここで戦争を続けても不利益だけになると判断した両国は休戦になりました。
その時の条件は、「(金貨の道がある地方)はどちらの国の領土にもならない」
というものでした。
以来、両国は険悪な雰囲気が今にも続く状態になり、どちらの国の力も及ばない
旧金貨の道地方は、まともに都市に住めない人々や、他の地方での弾圧から逃れ
てきたゴブリンやオークなどの妖魔が住みつく、危険な地域へと変貌しました。
今では、山賊が出て当たり前、妖魔が出て当たり前のこの道は「牙の道」と呼ば
れるようになっています。