第25章 「エルフの居留地」


 新しい船の旅は、まず船内の探検から始まります(笑)

 特に目立って何かあるわけではないんですが、この船、外洋船って事なのか広いです。内装も以前のものに比べて豪華になってるし。

 そんな事をしているうちに遠くに何か見えてきました。まるで自由の女神のような大きな女性像。足元から光を放っています。

 Givu 「む、あれか…」

 船は滑るようにして、港に入りました。ついに到着。ここがKunark大陸、そしてこの大陸唯一Good系が利用できる街、Firiona Viaです。

 ひとまず船を下りたらAgliasとは別れて街を探索です。

 港から街に向かっていくと、途中にエルフの衛兵たちが立っています。

 エルフ 「ごきげんよう、冒険者どの。(サッと敬礼)この大陸は未知の世界、そして多くの危険に満ちています。あなたほどの腕の持ち主でも一人旅は大変危険でしょう。幸い、ここには今多くの探検家や冒険者が訪れ、仲間を捜しています。あなたもそれに参加するといいでしょう。大地母神の祝福があらんことを」

 Givu 「忠告ありがとうよ。(かっこつけのエルフめ、あんたにもBrellの加護あらんことを!)」(笑)

 ここはもともと、砦の遺跡だったところをエルフが居留地として再建している場所なので、街中には建設中の建物や建材の山などがあります。また、まれにモンスターが侵入してくるので多少の注意も必要です。

 この大陸唯一の街というだけあって、冒険に必要な施設は一通りそろっています。

 また、ここのエルフの衛兵たちからはおもしろい話をいくつか聞く事ができます。

 「Forest Giantたちが奇妙な武器を持っていたという報告を聞いている。あなたが旅を続けていけば、それらを目にするかもしれません」 (注)

 「ある探検家がジャングルの中を探検していたとき、深い霧に包まれて迷ってしまったそうです。霧の中を進んでいた彼は、その中で大きな街があるのを見たという報告を受けています。しかし、その場所に再び戻った時、そこには街などなかったそうです」 (注2)

 うーん、冒険者魂に火がつく話だ(笑)

 とりあえず街中を一通り探索した後、銀行の辺りに冒険者がたくさんいるのでBindしてもらいます。

 さっ、これで準備完了。冒険の開始です。

 まずは街中を探索中に見つけた水没した地下通路を行ってみましょう。

 Givu 「ムム…泳ぐのは気に食わんが仕方あるまい」

 と、進んだのはいいんですが…途中で息が(笑) もう後戻りできない、このまま息が続くうちに空気のある所に出る事を祈るしか…

 Givu 「ぶはっ、はー…危ない…」

 水没しているのは一部で、少し進むとまた上に上がれます。通路は一本道なのでそのまま進んでいくと…地上出口が見えました。

 出ると、そこは急な丘の斜面です。目の前には海が広がり、その向こうにFiriona Viaが見えます。海風が吹き、周囲の木々が風に揺れています…。

 Givu 「ん…あれは…Frogrok?」

 Gukなどで良く見るFrogrokがいました。Kunarkにもいるとは。なかなかこの種族も古いらしい。

 …と、Givuに気がついたFrogrokは襲いかかってきました!

 Givu 「ちっ、それならやるだけだ!」

 Kunarkに来て始めての戦闘、開始! 敵は青、EXPの入るレベルです。

 Givu 「くそ…ぎりぎりだったか。街のすぐ近くでこれじゃあな…」

 一応、勝利です。消耗したので座って休んでいると…遠くで何かの声がしたと思ったら攻撃呪文がGivuに炸裂!

 炎が目の前で弾けました。

 立ちあがって周囲を見ると、魔法を唱えたらしい相手がこちらにむかってきます!

 Givu 「な、なんだ、こいつは!?」

 上半身は赤い髪のダークエルフ、下半身はクモ…という怪物です。たくさんの足を動かしながら手に持ったダガーで斬りかかってきました。

 Givu 「化け物め…」

 消耗激しいこの状態では…仕方なく、Lay Hand発動! HPを全快まで持っていきます。

 HP残り40%ほどで勝利。

 死体などを調べてみると、どうやらMistMoorにも関係のあるやつらの様子。

 Givu 「…」

 まぁ、謎は置いておいて、とにかくまた地下通路を通って街まで戻り、ゆっくり休憩します。

 エルフの衛兵の言うように一人旅は危険そうと判断したので休憩しつつ仲間を捜してみましょう。

 ちょうどこれから探検に行くというドワーフのCLRとハイエルフのMAGを発見、仲間にいれてもらいます。

 今度は普通に、街の外に向かう橋から外へ。 (注3)

 周囲には廃墟が転々としていますが…

 Givu 「うおっ、あの巨大なリザードマンみてぇなのはなんだ!?」 (注4)

 ……良く見ると、ただの像(笑)

 その像の足元から海に川が流れ込んでいます。

 CLR 「上流に向かってみようか」

 MAG 「待って、あそこに洞窟があるけど…」

 Givu 「まず洞窟を見てみよう」

 というわけで洞窟に。洞窟の入り口付近にはさっきのクモの怪物がたくさんいるのでInvis(透明化呪文)で身を隠して入ってみます。

 中にはエルフの衛兵が巡回しているようなので危険はないと判断して進んでみます。途中に分かれ道もあるのですが無視して直進していくと…ZONE。となりにあるDreadLandという場所に出ました。

 今回はZONEを確認しただけでとって返し、続いて川を上流に。

 Kunarkはグラフィックが良くなっているのを実感できます。危険な敵さえいなければハイキング気分なのに(笑)

 川を上流へと向かうと、またZONE。

 Lake Ill Omenという名前のようです。そのまま進むと名前の通り、大きな湖に出ます。周辺の敵はFiriona近くのやつよりも弱い様子。

 …と、ここで時間切れ。3人は街まで戻って、そこで宿を取りました。


・Givu…レベル50。新しい場所を探検するのは本当に楽しい。

・注:Kunarkには奇妙な形をした武器がたくさんあります。個人的にはカッコ良くないと思う(笑)

・注2:City of Mistの事です。かつて栄えた都市も今では廃墟に。亡霊の住みかになってます。

・注3:FVは海の上にある街で、外と行き来するには橋を使います。

・注4:RoKで追加されたIkerの像。かつてNorrtahを支配した種族で、その栄光の名残りです。この大陸は彼らの発祥の地であり、また、滅亡の地でもあります。現在も子孫は生き残ってますがかつての力はもうありません。


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