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EQ冒険記

身内に向けて書いていた未編集版なので、編集済みの「Norrath冒険記」と文体がちょっと違います。
雰囲気を出すための脚色があります。(回復まで2日とか、泳げないので小舟で、とか)
時期的には、「Norrath冒険記」中の第20章・第21章あたりになります。

【EQ冒険記】氷の風吹きすさぶ大地

今日は砂漠でHuttenと2人だけです。Kirineはカジックでがんばってる様子ですし、Takufはリアル世界で忙しいようです。

Hutten「すまん。わし、ハラスに一回帰ろうと思うんだ」と、Hutten。ナイスタイミング!

Givu「おお、じゃあ、わしも行く。行きたかったんじゃ」

Hutten「お、良かった。じゃあ一緒に行こう」

かくして2人旅のスタートです。Huttenの故郷、そしてかつて聞いて以来、Givuの心から離れることがなかった、北の大地へ。

行程は面倒なので途中まで省きます。カラナの平原を抜けて、大陸西の果ての街ケイノスまで。そしてケイノスヒルからかつてHuttenと出会ったダンジョン、ブラックブロウまで行きます。

ブラックブロウは山の中のダンジョンで、地上部分があると書きました。その地上部分にはブラックブロウ本体へ入る入り口のほかに、北の大地へ抜けるトンネルもあるのです。Huttenに案内されてトンネルへ。
トンネル内部にはノールガードなるものが所々いますが、すでに雑魚なので襲われることはありません。そしてトンネル出口が見えてきました。なにか白く光っています。そして、「ヒュウゥゥゥ」という風の音が聞こえてきました…

そしてトンネル抜けると…雪国でした(笑)
いや、雪国なんて甘いもんじゃあ、ありません。南極か?(^.^;
ここが「エバーフロスト・パークス」です。名前はそのまんま。
トンネル近くに人間のレンジャーがいました。

人間「うう…ここは寒すぎる! なんとかしてくれ!」
別にダメージを受けるわけではないので、単にロールプレイしているのです(笑)

Givu「レンジャーのくせに情けないのぅ。ドワーフは平気じゃぞ」
事実、鈍いからなのか、ドワーフは冷気に強い(笑)

人間「駄目だ! ここにはいられない。さらば、北のドワーフ!」
と、トンネルを走って戻っていきました(^.^;

エバーフロスト・パークスにも、さして危険なものはいません。アイス・ゴブリンというのもいましたが、雑魚でした。そしてこの厳しい自然の中で死んだもののなれの果て、スケルトンもうろついてます。あと、マンモスも(笑)
なんかバーバリアンがマンモス狩ってるし。

所々、雪が解けてる場所もあって、そういったところの近くには古代の遺跡があります。もちろん、壊れてますが。
そして川。最初、川にあたったので迂回していたら、オークが川の上を歩いて行くので、もしや、と乗ってみたら…凍ってた(笑)

氷の川もよく見れば、そこのほうでは水が流れてるようです。そのせいで、流れてるのかと思って、凍ってるとは思わなかったのです。

やがて、風が強くなってきて、雪が振り始めました。始めて見る雪。すごくきれいです。始めて雨みたときもそのリアルさに感動しましたが、雪のほうがすごいです。そして、その後、この地を離れるまで雪は止みませんでした。振っていないときのほうが珍しかったんですね。

そして、ハラス到着。
入り口にはバーバリアンのガードがいて、彼らはパートナーに狼を飼ってます。
狼に話しかけると「クゥーン、クゥーン」と言います(笑)
ハラスは巨大な洞窟の中の街らしく、雪も降らないし、比較的暖かいようです。

入り口から少し行くと川が流れています。凍ってはいません。渡し船があるのでそれを利用して奥に行くと「ハラス」と書かれた垂れ幕みたいのがあります(笑)

Givuは「変なの」と思いましたが、ドワーフに人の事は言えないぞ(^.^;

街中に特に目だった建物や施設はありませんが、売っているものは個性的です。
お土産になりそうですね。まず、ここで売られている布の装備は普通の布じゃなくてキルトです。バーバリアンしか装備できませんが、確かに布装備のバーバリアンはおしゃれです。それから性能的には全然ですが、アクセサリー類を専門で売る店もあります。ヒューマンたちはバーバリアンを未開の田舎ものと思っているようですが、ここに来るとその考えが間違っている事に気づくでしょう。

また、ケイノスの人間と違ってドワーフのGivuにも特に避けるような態度は取らないので、ドワーフとバーバリアンは結構お互いに理解があるのかもしれませんね。

次の日。
Givu「むぅ…」
前日、久しぶりの長旅と観光を楽しんだ後に酒場で調子に乗って酒を飲みすぎたせいで二日酔い。

(EQでは酒に酔うと画面がゆがみます。キャラだけでなく、プレイヤーも下手すると気持ち悪くなります。リアルに(笑))

ドワーフのくせに情けない、などと言うなかれ。だって「アルコール耐性」のスキル上げてないんですもん(^.^;
Huttenが自分の用事を済ませている間にGivuは再び、氷の大地に出て行きました。

ふらふらと雪の中を歩いていると、なにやら城壁のようなものを発見。
中に入ってみると、両脇に氷の巨大な像が…

Givu「うお、アイスジャイアント!」

像ではなくて生き物でした(^.^;
急いで逃げるGivu。アイスジャイアントは追ってきません。
どうやら噂のパーマフロスト・キープというダンジョンの入り口だったようです。

Hutten「バインドしてないんだから、冒険するなよ」

その通り。危ないところでした。まったく、冒険好きなんだから…

そして、この氷の大地を離れるときが来ました。しかし、いずれまた、やってくるでしょう。パーマフロスト・キープは中級後半のダンジョンです。その深部は上級レベルでも厳しいといわれています。そしてアイスドラゴンが住んでいるという噂も。しかし、まだそこに到達したものはいないのです。
トンネルで、一度だけ振りかえるとGivuは次の冒険に向けてトンネルに入っていったのでした。

現在、Givuはレベル25です。

【EQ冒険記】永遠の館

いままでダンジョンの攻略を詳しく書いたことってないですね。
そこで、今回は良い機会(?)があったので書きます。ダンジョン攻略と言うとパーティーで奥に向かって進んで行く図が頭に浮かびますが、EQではそういうのはまれです。たぶん、理由だと思うのが2つ。

 ・1つ。パーティー組んでも決まった隊列で一丸となって移動しない。移動はそれぞれが行なうので、入り組んだ場所でははぐれやすい。しかも、戦闘時の隊列はかなり重要。
 ・2つ。戦闘中の敵が仲間を呼んだ場合。階層が違う所からでも壁とか無視した直線距離で近ければ、敵が来てしまう。これは手が出ないような強いやつまで来てしまうので、危険すぎる。

と、いうわけで、以下、以前書いたアンレストというダンジョンに再挑戦したのでそこでの攻略の様子を。

まず、基本。
そのダンジョンにやっと挑戦できるようなレベルのキャラ達は、入り口のすぐ近くで、うろついてる雑魚を相手にします。これはダンジョンなら地下1階の階段近くでやるようなもんですね。Givuたちも始めてアンレストに着た時はそうでした。

次に。
レベルが上がったり、場所の雰囲気などがわかってくると、手近な敵では数が足りないのでパーティーの1人が探索に出ます。そして手ごろな敵を攻撃してパーティーの元まで逃げてきます。そしてパーティーで戦う。

この敵を引っ張る行為を「PULLする」と言い、それをする人を「Puller」と呼びます。
たいてい、Pullerする人は堅くないと駄目なので、前衛の誰かがやります。
Givuなんかは良くこの役になりますね。ただし、かなり危険ですので死ねます。

最初はPullすると言っても、館には入らずに周囲の庭の敵を引っ張ります。
慣れてくると、敵の出現ポイントまで分かるようになりますし、失敗してトレインというのも良くあるので、パーティーの皆は逃げ道を覚えます(笑)
クレリックとパラディンは「VSアンデット・インジビリティ」の呪文を使えるので、これをかけるのが基本です。そして近くで敵を確認してから

Givu「マミー。だが、たぶんグールが2匹ついてくるぞ。ええか?」
仲間「良いよ」

なんてやり取りをして、Pull開始。相手がアンデットの場合はGivuは「ワード・アンデッド」という攻撃呪文を遠くから撃ってすぐダッシュ!
アンデット以外には攻撃呪文を持たないので弓を使います。外れてもOK。

Givu「来たぞー」

と叫びつつパーティーの元へ。もちろんその間、攻撃されてるので仲間は回復の準備と、敵の確認。

仲間「マミー1、グール1」

なんて報告してくれると助かります。が、皆がやってくれるわけではないです(^.^;
ここでトレインの場合。たいてい死にますが、パーティーのとこには行けないのでそのまま出口まで逃げます。

Givu「すまん。トレイン」
とか言いながら(笑)

やがて、館の中にまで足を伸ばすようになります。
Pullerは死の危険があるかわり、ダンジョンの探索が出来るだけ、特かもしれません。そこで構造なんかも良く覚えておきます。
そのうち、グールが2匹でる部屋とかマミーの出る部屋とか分かってきます。
そして、その部屋に皆で居座っても危険ではないと判断すれば、

Givu「よし、皆こっち来い。ええ場所があった」

とか言って皆をその部屋に誘導するのです。そうすれば引っ張る手間も掛かりませんし、皆もただボーっと待ってなくて良いってわけです。

こんどはその部屋がパーティーの基点になります。
そしてまたしばらくやってレベルが上がったりして、その部屋が余裕になり始めると、またもやPullerが、もっと深いところまで足を伸ばします。
その頃になると、たいてい、その部屋のある階は余裕になっているので、仲間も1人のときとかに探索するようになって構造を覚えて行くのです。
こうなると「その階は制覇した」と言えるでしょう。

こんな感じを繰り返して、ダンジョンは攻略されて行くのです。深い部屋に行くようになると、皆でその部屋を目指して進むので、普通にイメージするダンジョン攻略に近い形になりますね。

アンレストでは、以下のような感じでした。

・1階のホール
  ↓
・2階の暖炉のある部屋
  ↓
・2階のグール・メイジというのが出る部屋
  ↓
・3階のアニメイテッド・ハンドというのが出る部屋
  ↓
・3階のタワー(バー)
  ↓
・4階のタワー
  ↓
・隠し通路から行く地下1階

現段階ではここまでしか侵攻してません。

1階のホールは1階の敵が全てきてしまう可能性があるんですが、特に強い敵が出る地下とタワーからは遠いので、数さえこなせれば問題なしです。
敵の数が多いときはパーティーの連携がものをいうので、それなりにできたパーティーでなければ難しいです。

2階の暖炉のところはタワーから近いので、そちらに他の冒険者がいない場合。すごいことになります(笑)
基本的に、ここは他に冒険者がいっぱいいて部屋を本拠地に出来ない時だけです。

3階の部屋はどこにも、そこにしか出現しないモンスターが出ます。そして、そいつらは何かしらマジックアイテムとか持ってるのでねらい目ですね。

タワー4階は館の地上部分で最強のやつらが出るので、危険ですが、儲かります。
ここは灯台の最上階みたいな作りなので、窓に近づきすぎると落っこちますので注意がいります。ちなみに敵を突き落とすのもありです(笑)

地下はまだ入り口近辺しか見てないのでなんとも言えませんが、この地下を制覇したら、このアンレストは完全制覇でしょう。たぶんレベル30前半のパーティーが必要かと思います。

今回は何か紹介記事みたくなりましたが、こんな感じの事をダンジョンでは普段やっているのです(^.^;

Givuは現在レベル25です。

【EQ冒険記】カラディムのクエスト

しばらく用事でフェイドワー大陸にいることになったGivu。
せっかくだから故郷のカラディムに滞在してます。
カラディムのBGM、本当に懐かしく感じるようになってしまいましたね…。
まぁ、それは良いとして、ついでなのでクエスト探し。
出来るものは初級でも達成しておきましょう。名声が高まるし(笑)

【ゴブリン退治】
ウォリアーギルドの地下ホールで、あまり見かけないドワーフがいたので追加かなと思い、話かけてみました。

ドワーフ「あー忙しい、忙しい。忙しいんだから簡潔に話すぞ。最近ルーニーアイ一族のゴブリンがカラディムの外をうろついておる。やつらを倒してルーニーアイ・ウォービーズを4つ持ってくれば報酬を払うぞ」

Givu「なんと。やつらがこっちまで来とるとは! よし、まかせとけ」

ドワーフ「うむうむ。ではわしは行くぞ。この時間が無駄にならんことを!」

ゴブリンにもグループが一応あって、ルーニーアイ一族とはアントニカ大陸にいるゴブリンです。クラン・ルーニーアイは以前にも紹介しましたね。

さっさとゴブリンキャンプに行きます。6匹くらいいました。

Givu「突撃!」

というわけでキャンプ殲滅(笑)
近くにいた若いドワーフは驚いてました。

それでルーニーアイ・ウォービーズ(ビーズのネックレスですね)を持ちかえると

ドワーフ「おお、あの時間は無駄ではなかった! さ、これが報酬じゃ。では、さらば。あー忙しい……」

と、彼は去っていきました。(笑)
報酬はたいした事ないアイテムと金貨1枚でした。

【パラディン緊急指令】
パラディンギルドに顔を出しておかないわけにはいかないでしょう。

ドワーフ「ごきげんよう。Givu。このカラディムは我らの聖なる力で守られておるが、外には邪悪がはびこっておるな。ゴブリンとか鳥人間とか」

Givu「鳥人間?」

ドワーフ「ああ…すまん、わしはアビィクの事を言いたかったのじゃ。不潔極まりないやつらは、なんとカラディム入り口のドワーフ王の像に糞をして、我らが王を冒涜しておる。それで王は全てのパラディンにアビィクを退治するように、と指令を出されたのじゃ」

Givu「それは許せん!」

ドワーフ「まったくじゃ。やつらを殺して証拠としてカギヅメを持ってくれば報酬を渡すぞ」

そういうわけでアビィク探し。
かつてアビィクはドワーフの友…というかペットとしてかわいがられていたのですが、最近は頭の悪いアビィクが調子に乗ってしまったようです。もちろん、全てのアビィクではないので、アビィクとはいえ、選ばなければいけません。
雑魚なので、殺しまくった後、カギヅメを持って帰ります。

ドワーフ「おお、良くやってくれた。これが報酬じゃ。王も喜ばれるじゃろう」

報酬はたいした事ないアイテムと銀貨6枚でした。
しかし、このクエスト。なんとドワーフ王個人に対して評判が上がるのです。
ドワーフ王は尊大な方なので、普通のドワーフとはあまり話しません。
これで評判をあげればいずれは王から直接クエストがもらえるかもしれませんね。

【マイナーズギルド・その1】
カラディムには鉱山があって、そこには当然、鉱山夫ギルドがあります。昔は話しても返事がなかったのですが、たまたまギルドマスターがいたので話かけてみます。

マスター「これはGivu殿。しかし、見た所あなたはわしらのギルドのメンバーではないようじゃ。では特に用事はありませんな」

Givu「うむ、それはそうじゃが、わしはあんたんとこのギルドに興味があっての」

マスター「ふーむ。もし、バンディッツの数が減れば、それはあなたの功績となるやもしれませんの」

このやり取り、つまりマイナーズギルドとドワーフバンディッツが敵対していて、Givuはどちらにも普通の評判なので中立であり、ギルドとしては仲間に迎えることが出来ないということです。そして、バンディッツを殺せと言うことです(^.^;
最近のドワーフバンディッツは昔と違ってだいぶ悪行をつくしているようで。

今では山道にはガードが巡回していて、旅人を見かけると、

ガード「そこの旅の方。この道にはバンディッツが出ます。ご注意を」
と警告しているくらいです。

山賊とは言っても同じドワーフ。手にかけるのは忍びないのですが、悪と戦い、弱者を守るのがパラディンのつとめ。これは対決しなければならないかもしれません。
そして様子を見にバンディッツキャンプに向かっていると、エルフがバンディッツに襲われています。(エルフはPCです)

エルフ「助けて!」

いくらエルフとは言え、助けを求める者を見捨てることはGivuにはできません。
ですので、すぐに助けてバンディッツを撃退しました。

エルフ「助かりました。心より感謝を」

丁寧なお礼の言葉ですね。

Givu「気をつけるんじゃな」
と、一言。(^.^;

しかし、こうなればやはりバンディッツは放っておけません。キャンプに行って戦います。
バンディッツは強さに差がかなりあるんですが、一番強いやつでもGivuには楽な戦いです。しかしさすがはドワーフ。HPがハンパないので倒すのに時間がかかりました。そして帰還。

ドワーフ「やあやあGivu殿。わしらのギルドに入りませんか?」
態度が違うぞ、おい(^.^;

Givu「ふむ。ま、ええじゃろ」
と言う事でマイナーズギルドに入ったGivu。
しかし、これはPCの作ったギルドと違って掛け持ちができるようです。だいたい、パラディンギルドに入ってるんですからね、元々。

【マイナーズギルド・その2】
マスター「早速じゃが、Givu殿に頼みたいのはゴブリン退治じゃ」

まぁ、確かに鉱山で働くパラディンはいませんからね。ギルドのメンバーとして鉱山で働くというより、ギルドのために仕事をするというスタイルでしょうか。

Givu「ゴブリンは地下から消し去りたいからの。ええじゃろ」

ドワーフ「では、証拠の品を持ってきてくれれば突き刺し用の武器を報酬として渡せると思います。もしかしたら、珍しいものも」

証拠の品は例によってウォービーズなので、またキャンプにいって突撃して殲滅してネックレスゲット(はしょり(笑))

ドワーフ「おお、さすがですな。では、これをどうぞ」

報酬としてもらったのは「錆びたダガー」(^.^;

ドワーフ「今回はパリイング・ピックを渡せませんでしが、今度はもしかしたら…いや、もしかしたらですが、渡せるかもしれませんの」

受け用つるはし…確かに珍しい…。

Givu「でもいらん」(^.^;


今回はまぁ、初級です。全部。レベル10前後でこなせるでしょう。
とにかく、Givuはまだカラディムに滞在しています。そして長いクエストがこれから始まるのです。
現在、Givuはレベル26です。

【EQ冒険記】クエストは続くよ

後、いくつかのクエストで現時点でのカラディムのクエストは全て終わります。
そして、その先は……

【ポストマン・Givu】
カラディム入り口にエルフのバードが立っています。いままではいなかったので追加ですね。まぁ、気になるので話してみましょうか。

バード「ごきげんよう。冒険者どの。実は仕事の依頼があるのです。興味をお持ちですか?」

Givu「まぁな。わしも冒険者じゃからの」

バード「仕事というのは、この手紙を中央バードギルドに届けてほしいのです。では、よろしくお願いします」

Givu「中央バードギルド?」

バード「え? まさか知らないなんて事はないですよね」

Givu「むう。知っとるわい!」

いや、ウソです。知りません(笑)
実は場所について聞いたら答えてくれないんです。有名所なんでしょうか。

Givu「うーむ。困ったのう…」
と、カラディム入り口で途方にくれていると。港のほうからバードの旅の歌が聞こえてきます。見れば人間のバードがこちらに向かってくるではないですか。

Givu「おお! 失礼、そこの方」

バード「はい?」

と、事情を話すと。

バード「それはキレシンのバードギルドの事よ。フリーポートのギルドは出張所なのよ。変な気がするんだけどね、そういうのって」

Givu「なるほど。助かったわい。では、さらば」

一路。グレーターフェイダークの森へ。そしてキレシンへ。

バード「おお、助かりました。これは報酬です」

金貨2枚です。

バード「実は我がバードギルドで困ったことが起きまして、そのために色々と情報を集めているのです。もし良かったら続けて仕事を頼みたいのですが…」

Givu「なんじゃ。引き受けるぞ」

バード「では、これを出張所のほうに届けてください」

受け取ったのは中に手紙が詰まった袋です。どうやら、各地の情報がここに集まるみたいですね。
早速、フェイドワー港に行って船を待ちます。そしてアントニカ大陸へ向けて出航です。

フリーポートのバードギルド出張所。
目的の人に袋を渡したところ。

バード「ありがとう」
と、お礼だけ(^.^;

どうやら、これはバード専用クエストっぽいです。こういう連続して発生するクエストは途中まで出来る場合があるんですよ。うーん。バードギルドに起こった大事件ってのは気になりますが、仕方ないです。

【パラディンギルドマスターの個人的な依頼】
カラディムへの帰り道。いやぁ、無駄骨だったと歩いていると、スケルトンがいたので、対アンデット魔法でウサ晴らしに攻撃。一撃でバラバラに(^.^;
骨を拾ったので、捨てるのもなんですし、以前にやっていたパラディンギルドのクエストでもやっておくかと、骨を渡しました。また、お褒めの言葉とランタンと銀貨をもらって、帰ろうとしたときです。

マスター「実はそなたの実力を見こんで頼みがあるのじゃ。わしの兄、クロミルの事でな」

おおっ!?

Givu「クロミル? 知らんな」

マスター「うむ。クロミルは立派な商人だったのじゃ。アントニカ大陸のカラナ平原へと旅だってな。そのまま戻らなかった……。わしは旅のパラディンにクロミルの事を聞いて回った。そしてある噂を聞いたのじゃ」

Givu「噂? だった? 死んだのか」

マスター「うむ。クロミルは死に、そして今ではアンデットと化してアンデット軍団の一員となっておるというのじゃ。たのむ。クロミルを成仏させ、そして彼の遺品を取り戻して、わしの所へ届けてほしい。わしは旅に出るわけにはいかんのじゃ…」

Givu「わかった。まかせておけ」

実は別の用事でまたアントニカ大陸の西のはてまで長い旅に出る前だったのです。
どうあってもカラナ平原は通ります。ついでに、とその時は思ったのです。

アントニカ大陸。カラナ平原。
カラナ平原はノーラスで最も広い地域の一つです。旅の途中、「センス・アンデット」の呪文を駆使しながらクロミルを探しますが、見つかりません。
数日の間探したのですが、諦めて、途中の人間の砦で一泊する事にしました。

隊長「これは冒険者の方。さあ、どうぞ。ごゆっくり休んで行ってください」

Givu「すまんの。隅っこでええのじゃ」

隊長「もし怪我をなさっていたら、生命の神殿のクレリックがおりますので一言言ってください」

次の日。

隊長「旅を続けるおつもりなら、どうぞグリムロットと言う男に気をつけて」

Givu「グリムロット? 何者じゃ。わしが恐れるような相手か」

隊長「ええ。グリムロットはシャドウナイトです」

シャドウナイト! パラディンの対極に位置する暗黒の騎士です。

隊長「グリムロットはアンデットの軍団を組織しています。噂ではケイノスの街に進軍するとか…」

Givu「なに、アンデットの軍団じゃと?」

思わぬところで思わぬ話です。きっとクロミルはその中にいるに違いありません。

隊長「もしや、あなたはケイノスの街まで行かれるのですか?」

Givu「ん? おお、友人がパラディンの力を必要としとるでな」

隊長「では生命の神殿の誇り高きパラディンのマスター、カムレンド殿に伝えてください。グリムロットという男がアンデットの軍団を組織し、ケイノスの街に進軍するらしい…と」

早速、友人の用件は後にして(^.^;
ケイノスの生命の神殿まで出向きます。

カムレンド「よくぞ参られた。最近、このへんでは病が流行っている様子。気を付けられよ、旅の方」

Givu「いや、わしはグリムロットの件で来たのじゃ」

カムレンド「グリムロット! すでにその話は何人かが伝えてくれました。あなたも聞いたようですな。どうやら真実のようだ」

Givu「シャドウナイトのグリムロット…しかし、別の用事もあるのじゃ。わしに何か手伝えることはないかな?」

カムレンド「いいえ。我ら生命の神殿には誇り高きパラディンが大勢います。ここは我らにおまかせを」

このクエスト。ここで一旦止まります。
まだレベルが足りないのか、もしくは生命の神殿で名声を高めないといけないのか。いずれにしてもクロミルの件が絡んでいる以上。やれないと言う事はないはずです。しかし、こんなにドラマチックで複雑なクエストは始めてです。
続きを楽しみにして、今は修行ですね。

これでカラディムのクエストで残っているのは「クロミルの遺品」と「マッドトゥーに復讐を」(前回の特集を見てください)の2つになりました。
ところが、偶然にも……続きは次回「涙の海」で。

Givuのレベルは26のままです。

【EQ冒険記】涙の海

アントニカ大陸からフェイドワー大陸の間の海を「涙の海」と言います。
アントニカでの用事を終えて、のんびりと帰っている途中です。ふと、銀行に預けたままになっている一冊の本の事を思い出しました。

それはアンレストで、偶然手に入れたものです。中身を見ると料理のレシピ本でしたが、一応

Givu「これ、なんじゃ?」

と、仲間に聞いてみた所、

仲間「それ、料理するなら珍しいレシピだけど、それだけじゃなくてオラクルのクエストアイテムだよ」

Givu「オラクル?」

仲間「ローブ・オブ・オラクルって青くて珍しいローブあるだろ。あれと交換してもらえるんだよ」

Givu「ほほー。どこで交換するんじゃ?」

仲間「涙の海のシスターフッドの島の近くにある島にオラクルってのが居て、そいつがその本を欲しがってるんだよ」

と、言う事で、帰り道によってみることにしました。
涙の海にはいくつか小さな島があって、そこにはいろいろおもしろいものがたくさんあるそうなのですが、危険も多いうえに、死んだら装備回収が非常に困難なのです。しかし、Givuは冒険好きな男。久々の冒険にわくわくしてきました。

シスターフッドの島。
女だけの島です。そのほかにドワーフが3人ほど住んでいます。ですのでドワーフには結構やさしくしてくれるので安心です。危険な生物がいても彼女たちに助けてもらえるし、安心して島を一周しました。1時間で一回りできる小さな島です。
島から見える別の島は1つだけ。Givuは泳げないので小船を借りて漕いで行きます。

隣の島。
何がいるかわからないので、慎重に近づき、船を岸に乗り上げました。まずは調査です。しかし、一見したところ30分で一回りの小さな島で、なにもいません。

中心には壊れかけた建物があり、中にはハイエルフの女性がいます。
一応、用心して様子を見れば、「特に関心はない」そうなので近寄ってみます。
彼女はオラクルではありません。マジシャン用の召喚スペルを揃えているようです。魔法使いにとって高レベル呪文はこのように街の外のNPCしか売ってなかったりするので大変です。まぁ、Givuには関係ありません。

この島から見える島も1つだけ。そこは少し大きいみたいです。そこに行こうと小船のところに行こうとすると、小船の近くに大きな人影が!
名前を確認してみると…ブロッグ・マッドトゥー!!

Givu「やつか…ついに見つけたぞ!」

突撃をかけるGivu。しかし、突然、姿をけしてしまいました。

Givu「逃げたか…だが、逃がしはせんぞ」

その後、1週間ほど、その島でマッドトゥーを待ちました。
それで分かったのは、この島はある一定時間にサイクロプス・マッドトゥー・人間のどれかが現れて、また数時間で消える。というのを繰り返しているのです。

どうやらサイクロプスが基本で、マッドトゥーと人間はクエスト関係らしく中々現れません。ちなみにサイクロプスに攻撃されると瞬殺されます。もし死んだら装備が回収できないかもしれません。
ですので、その間はサイクロプスの後ろに隠れながら張り付き、そいつが消えるのを待って、「次こそマッドトゥー…」と念じながら岸で待つのを繰り返しました。

食料は隣のシスターフッド島で買います。そして1週間。ついにマッドトゥーを捕らえました。

Givu「逃がさんぞっ!」

向こうもこちらに気づいて襲いかかってきました。

マッドトゥー「ドワーフ! こんなところにまで!」

戦いは中々の激戦。とにかくどちらも決定打を与えないままじわじわとHPを削る戦いです。やがてGivuの魔法の斧が輝きます。追加魔法の発動です。ダメージが増加し、一定時間、物理攻撃無効です。チャンス到来!

立て続けに最大ダメージを連発。マッドトゥーの打撃で魔法のオーラがすぐに消されましたが(一定ダメージでこの追加魔法は消されます)この瞬間、勝利が決まりました。逃げ出すマッドトゥーを追いかけ、

Givu「いまこそ、トロンネルの想いを遂げさせる!」

倒しました。やつの首を跳ねて、荷物を探ると手紙が1通出てきました。
達成感に浸りながら、シスターフッドの島でゆっくり休みます。そして、手紙を開いて見ました。そこには…

『ブロッグ。お前、俺の島に来る。俺たち兄弟。だから来る。すぐ隣。とても近い。俺、待ってる。・・・ブロッブ・マッドトウー・・・』

つたない共通語で書かれた手紙。それの意味する所は

Givu「やつに兄弟がいたのか…そうか、『マッドトゥーたちと戦い』と言っておったな。そういう事じゃったのか」

ということです。まだ、復讐は終わってないのです。

マッドトゥーの島の隣の島。傷を癒してから。
前に発見していた島です。また小船で行って見ます。そこにはブロッブがいるはずです。うろうろとしていたとき、恐ろしい光景を見てしまいました。

なんと、この島はサイクロップスが5体くらい、うろうろしていたのです!
あわてて船まで戻ろうとしましたが、時すでに遅く、そのうちの1体が向かってきます。殴られまくるGivu。HPはぐんぐん減り、それでも船に飛び乗って逃げました…残りHP12。まじで死んだと思いましたが、なんとか海に逃れました。
やつらは海までは入ってこないようです。

また傷を治してから出なおしです。Givuはパラディンなので魔法で回復してからマナの回復を待てばいいので、瀕死からでも2日あれば全快します。

今度は島の周囲を船で一周。ブロッブ・マッドトゥーがいる遺跡のような場所も見つけました。そこはどうやらサイクロップスもあまり近寄らないようです。
そのすぐ近くにこっそり船をつけ、ブロッブを魔法でおびき寄せて海岸で戦おうとしましたが…なんとブロッブも魔法で反撃。やつはシャーマンだったのです。
仕方なく突撃。今度の戦いはブロッグよりもキツイです。魔法が使えるだけで攻撃力はかなり違います。ほぼ同じペースでHPを減らす二人。そしてすぐ近くにはサイクロプスがいるのです。もし、来てしまったら今度こそ死にます。

すさまじい緊張感の中での戦い。目の前の敵にだけ集中しているわけにはいかないのです。周囲を見まわしながら戦っているので、わずかにGivuが押されてきました。もう仕方なく、必殺のレイハンドを発動。奇跡の力でHP全快。
そのまま一気にブロッブを倒します。すぐに首を跳ねて引っつかみ、小船に飛び乗って海の上に。実は本当に攻撃されても不思議でないくらい近くにサイクロプスがいたのです。

しかし、久々に大冒険。まだドキドキしてますが、同時に達成感に気持ちも高ぶります。

カラディム。
ついにマッドトゥー兄弟を倒して首を持ちかえりました。

マスター「おお、おお! やってくれたのか! 良くやってくれた! うむうむ。この首は家の壁に飾るとしよう。報酬に…これじゃ」

もらったのはオーガ・バトル・モール。両手用打撃武器なので使いませんが、うれしいもんです。後から聞いた話によると、これは外れで、本当はブラッドフォージ・ハンマーというのがもらえるそうです。

ついに念願のクエストを達成したGivu。
また、一つの目標を果たしました。
現在、レベルは26のまま。