護国之寺のご本尊
 十一面千手観世音菩薩

 千手観音の種子(しゅじ=イニシャル)
 梵字で「キリーク」と読みます
 千手観音の表象である阿弥陀如来の
 種子も同じです
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 十一面とは
 
 十波羅蜜を満足して第十一地妙覚を証する
 相とする

 観音菩薩の頭上の
  正面 3面 菩薩面  (寂静相)
  右  3面 瞋怒面  (威怒相)
  左  3面 狗牙上出面(利牙出現相)
  後  1面 大笑面  (笑怒相)
  頭頂 1面 佛面   (如来相)で
  合計11面です

 頭上正面に阿弥陀如来の化佛が付きます

 千手とは

 観世音菩薩の合掌の2手以外の40手に二十五有を
 掛けた数が千手で,この42手を正大手といいます

 40手の持物(印相)は五部五種法に応じて
 一切の願望を成就させる表徴です
   息災法(佛部) 8手、 調伏法(金剛部)8手
   増益法(宝部) 8手、 敬愛法(蓮華部)8手
   鉤召法(羯磨部)8手

 観世音菩薩とは

 一切諸法を観察するに無礙自在で
 一切衆生界を観察してその苦を救うことが
 自在である

 法華経普門品(観音経)に
 「善男子、もし無量百千万 億の衆生あって
 諸の苦悩受けんに、この観世音菩薩を聞いて
 一心に名を称せば、観世音菩薩は即時にその
 音声を観じて皆、解脱することを得せしめん

 とあります

 変化観音に 聖、十一面、千手、馬頭、如意輪
 不空羂索、准胝
七観音があります

 法華経普門品(観音経)に、種々の風土に
 種々の身に変化して衆生を救済する三十三応現身
 が説かれています

 なお中国では宋代以後には、観音霊験記などの
 要素を加えて、三十三観音(三十三身の数に因む)
 を数えます、これから西国三十三観音霊場信仰が
 始まります

 当山のご本尊は美濃西国三十三観音霊場 17番
 札所です

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