6月5日
白い花の咲く頃
昔 そんな歌があった
白い花が咲くのは ふるさとの夢の中
そんな郷愁を誘うのか
ひそやかに 静かに 秘めやかに
白く 白く 野も山も染め上げる
この季節 どうしてこんなに 白に染まる
白い花を 数えて歩く散歩道
どれもこれも 名を知らぬ
でも
当たり前のように身近にある木々が
花の季節だけ 輝きを放つ
他のどんな色もかなわない
白だけが持つ 魔法の輝き
歌にあるように 悲しみの色でなく
明るく 明るく 空に向かう