2月19日


明日へ


いつから踊り継がれてきたのだろう
親から子へ
 祖父から孫へ
鉦や太鼓を子守唄に育った子らは
歩けるやいなや
藁沓にその小さな足を包み
町の辻つじを巡るのだろうか
冷たい雪も風も
仲間とともなら我慢するだろう
そうして来る秋の実りを祈る
明日の幸せを祈る 
無心に舞う子らのために