9月1日
群舞
吸い込まれそうな青空と
その青をくっきりと映した海に
我が物顔のウミネコが舞う
静かな真水に羽根を休める時も
近づく闖入者を近寄せず飛び立つ時も
限りない空を狂ったように舞う時も
この春生まれたばかりの幼い鳥たちも
いつしか親たちと変わらぬ姿になって
遅れをとるまいと精一杯羽根を広げる
そうして一糸乱れぬ舞いの一員となっていく