8月23日


あっついなあ

やっぱりここが最高さ

ひとけの少ない暑い午後。
愛嬌を振りまく相手もなく、
岩山を一人駆け上る。

どこが一番涼しいか、どこが一番安らげるか。
小さな公園の小さなサル山。
こんなに小さな世界の中で、
それでも彼は考えるのだろう。
今求める一番の幸せを。

落ち着いたこの場所で安心した顔が振り返った。