8月15日


お盆

家の前にハウスを見ながら迎え火(というのだろうか)

家々の門かどで松に火がつけられる。
いつもは見られない顔もみな揃い、
家々はそれぞれにいつにない賑わいになる。
家で火を焚いた後は
花と松を携えてお墓へと歩く。
そこにもまた、普段は見られない顔顔がある。
ヒールの高い靴を履き、お化粧の似合う女の子も、
ヨチヨチ歩きの頃から、
家の火を眺め、お墓に松をくべに来たのだ。
もうもうと煙るその向こうで、
今はいないおばあさんが手を振る。