10月6日


ほっかりと


秋の空はずっとずっと天に向かって果てしなく、
そんな深い空の中にのんびりゆったり雲が行く。
幼い頃何度でも乗りたかった、
あのゆったり回るメリーゴーランドのような、
足の短い馬がゆく。
駿足とは程遠い、ゆっくりしたリズムで、
少しずつ空を巡る。
いつしか私もその背に乗っかり、
ゆっくりと空を巡る。

ずーっと行方を追ってたら、首が痛くなっちゃった。
いっときの昼の夢。