10月18日


鮮やかな



ハウスとハウスを繋ぐ通路ハウスがある。
その片隅に、いつしか根付いた花手毬。
外がもう秋の色でも、暖かいハウスでいつまでも咲き続け、
トマトの赤にも負けない鮮やかな真っ赤な花を、
何ヶ月も咲かせ続ける。
わたしはここにいつでもいるの。
そんな風にささやきながら、
美しさに似合わないたくましさで、
いつまでも花をつける。