My “ThinkPad”

IBM ThinkPad 235   (2607-10J)

HDD交換・Windows2000導入レポート

事前に色々な235関連のサイトで情報を得てから分解にかかりました。

思ったほど難しくは無かったです。

ThinkPad Users' Webringから『たぬきだんな のメカフェチ?ホームページ』さんで

とても詳しく解説されています。

*分解・解体はあくまで自己責任にてお願いします。メーカー保証が効かなくなります。

なお、当コンテンツはあくまでも私自身の作業例、つまり参考です。

同じように作業して失敗しても当方は一切の責任は負いませんので悪しからず*

 

↑この状態まで15分かかりません。380XDの方が複雑だったなぁ。

ただし、筐体は大変に華奢ですので、破損には注意です。

↑左が標準の3.2GB、右が今回使ったHITACHI製の6GB。

厚さは9.5mm以下のしか取り付けできません。

左上に通気穴が有りますが、コレのあるHDDを取り付ける場合は

塞がないようにマウンタを加工する必要が有るらしいです。

熱対策のようです。日立ので大丈夫かなぁ?

↑で、メインボードです。PCMCIAスロットが3つもあるのにコンパクト。

ココまでバラしたらついでにCPUのクロックアップも・・・が今回はパス。

ボードの裏面にHDDがマウントされています。

交換前に、他のPCにてFDISK、FORMATして事前にWIN2Kのコピーも。

で、組み立てします。

 

組み立て後、Windows2000のセットアップ。

CDDの無いノートパソコンにOSをセットするには、

1.HDDを取り外して他のPCにてOSを丸ごとコピー、HDDを取り付けてセット。

2.PCMCIA経由で外付けCDDをDOSで認識させてセットアップ。

3.PCMCIA経由で他のPCからのLANをDOSで認識させてOSをセットアップ。

4.パラレルポート接続のCDDをDOSで認識させてセットアップ。

5.FD用のWin95などをセットアップして、2000にアップ。

6.Win2Kではブートフロッピー4枚から始めて途中でCDDを認識させてセットアップ。

 

他にもまだ考えられますが、一般にはこんなところでしょうか。

235ではFDDがパラレルポート接続のため、4の手法は出来ません。

また、私の持っている外付けCDDがDOSでうまく認識できないことが多いので

なるべく2の手段はとりたくない。6も、535Xで失敗しているので没。

3の手段は・・・スキル不足のため却下(汗)

どうせHDD交換ですから、1の手でやってみます。

 

手持ちの6GBのHDDを、簡単にHDDの交換が出来る ThinkPad i-1200にて

FDISK、FORMATする。NTFSが本来なのだろうが、まだFAT32にする。

余談ですが、純正のリカバリーディスクを使う場合は 2GBをFAT16にして

Cドライブとしておかないとダメらしいです。

今回はリカバリーなど使いませんし、OSもクリーンインストールしますので

FAT32でFORMATです。

私の場合、他のノートでも大体同じ事をしますが C、D、Eの3つに

パーティションを仕切ることが多いです。

CはOS領域、Dはアプリケーション、Eは個人的なファイルやメールに、

と言うように。メールサーバーの設定とかのバックアップもDに保管します。

今回は、Windows2000のファイルをDドライブに丸ごとコピーしておきます。

 

そして235を組み立てて、FDDで起動。

DOSからWindows2000をセットアップする場合は、\i386にある\winnt.exeで

始めます。

と・こ・ろ・が・・・・

アレ???? DOSからDドライブが見えない。Eも見えない。

「無効なドライブ」と出てしまう。ついでにFからZまで試す。がダメ。

Cドライブは認識する。が、残りの領域は見えないのだ。何故だ?

仕方なく、もう一度分解してHDDを取り外す。面倒だなぁ。

デスクトップに接続すると・・・CDEともちゃんと見える。FAT32になってる。

DにコピーしたWin2Kのフォルダもちゃんと有る。 あれ〜??

やむを得ず、CドライブにWin2Kをコピーして再び235に取り付け。

235では、Cドライブに入れたWin2Kが見えますから、ココからセットアップ。

おお、ようやくWindows2000の青いセットアップ画面がお出まし。

 

と、安心していると再び奈落に(涙)

せっかく順調に進んでいたのに「STOP!」とブルースクリーンが出てしまう。

235のACPIがWindows2000に対応していないため、ACPIを無効にしないとダメらしい。

英語でセットアップのスタート時に「F7」キーを押せ!と書いているが

どの時点でF7を押せばいいのだろう?

ちなみに、上記6の手段−Win2Kのブートフロッピーからのセットアップもして見たが

535Xの時と同じでCDDが見えずに中止でした。ああ、もうEagleTecなんかダメだ。

ドライバーをサイトからDLして読み込ませているのに、やっぱり認識しない。

次はTEACのPCMCIA接続のCDDにしよう・・・(物欲モード) ←すぐ買いました(爆)

(当然、最新BIOSに更新済み、スロットは全て互換モードにしてます。

1.st BootをPCMCIAにしてもやっぱりダメでした。)

 

気を取り直して、再び挑戦。

F7キーを押すタイミングが分からなかったので、DOSで\winnt.exeとしたあとは

F7キーをバシバシ押し捲る(笑) 何度かエラー音が鳴るが、セットアップ開始。

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待つことしばらく。途中までセットアップが進んでからのやり直しなので

一時ファイルを削除したりで随分と時間が掛かる。

あー それにsmartdrv入れるの忘れてた〜(滝汗) まっイイか。(ぉぃ)

果報は寝て待て。F7キー連打の甲斐あって、無事セットアップスタート!

Windows2000がインストール出来たら、APMを設定しなければならない。

(ACPIが無効なのでAPMを使うようにする)

[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[電源オプ ション]にて、

[APM]-[アドバンストパワーマネジメントを開始 する]にチェックを入れておく。

このあと、各種デバイスやアプリケーションのインストール。

ココまででトータル12時間は掛かった。ふう。

235はWindows2000のサポートが無いため、一工夫必要です。

ちなみに、DドライブもEドライブもWin2Kが立ち上がったらちゃんと見えました。

format や fdisk は他のパソコンで実行してもダメ、と言うことですね。

 

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