あなたは張飛が言葉を発するのを目で制したから言った。

(劉備)「私達は悪魔退治をするために諸国を回っているものです。この洛陽の都にも凶悪な悪魔が 棲みついていると聞きやってきました」

 男は驚きをあらわにした。

(男)「まさかあの董卓を倒そうというのかい?」

(劉備)「ええ。もしあなたが何か知っていることがあれば、教えていただきたいのですが」

 男は薄ら笑いを浮かべた。

(男)「世の中には不思議な男がいるもんだ。この間もそんなことを言っていた奴に逢ったぜ。背丈は小さし とても英雄という顔つきではなかったが」

(劉備)「それでその人はどうなったのですか?」

 男は軽蔑の笑いを浮かべた。

(男)「どうもこうもねぇ。たとえ無理だと分かっていても董卓に挑んでくれるかと思ったら、毎日町外れの 廃墟で女遊びや楽器引きを集めて現を抜かしていやがる。とんだハッタリだったって訳だ。

 まあ、お前さんもデカイこと言うならばガッカリさせないでくれよ」

(劉備)「貴重な情報をありがとう」

 あなたは男に軽くお辞儀をすると、まず都の中央市場へと向かうことにした。

選択肢はありません
中央市場へ行く