夜会Vol.15 ~夜物語~元祖・今晩屋 ネタバレ座談会・7頁目2009/02/14 10:04

今日、明日でいよいよ今年の夜会も終わります。
大阪公演は本当に早いですね~。始まったと思ったら、、、
というか、正月あけたと思ったら気がつけば2月!! ってところがまず信じられない(笑)

夜会ネタバレ座談会、たぶん最終章です。

夜会の内容以外にも、夜会を見に行った先でのちょっと笑える体験談とかあれば是非教えてください☆

コメント

_ 管理人 ― 2009/02/14 10:13

>たまさん、はやさん
楽日、楽しんできてくださ~い♪
月曜日をお休みが取れれば、チケットなくても大阪まで僕も行ったんですが・・・残念です(笑)

今回のはDVD撮影が中止になったという話が出ましたけれど、理由が分からないのが心配ですね~。他の日に撮影が入ったという情報もきかないですし。。。

>焼き芋さん
タコ、ありました!?(゚Д゚〓゚Д゚)
やば・・・僕は何を見ていたんだか・・・まったく気づきませんでした。
魚の数は増えたという人と減ったという人といらっしゃまいすね~。
舞台の広さも東京とは違うでしょうから、同じ数でも見え方は違うかもしれないですが。

_ 焼き芋 ― 2009/02/14 15:22

管理人さんたちが行かれたホテルの18階ラウンジでカクテルいただこうと思ってます。明日はしんみりですよ(T_T)/~

_ はや ― 2009/02/14 21:33

>管理人さん
ありがとうございます。
明日は今回の夜会の最後かと思うと寂しさもありますが、楽日のみゆきさんのパフォーマンスが楽しみでもあります。
大阪夜会は、東京よりもガナリの迫力があったような気がしますので、明日楽日の、「十文字」や「十二天」のみゆきさんのガナリに期待しています。ホントは、ガナリだけでなく、すっと力を抜いたみゆきさんの「夜いらんかいね」もとても好きですが、やっぱり楽日なので、絶叫系に期待してしまいます。

_ たくみ ― 2009/02/14 22:09

管理人さんはじめまして(^O^) いつも楽しく拝見しています。 僕は明日が初夜会です。楽しみです。 また感想書かせて下さいね! 今日の小林信吾さんのブログで、みゆきさんからいただいたハート型のバレンタインがアップされていましたよ!

_ 管理人 ― 2009/02/14 23:35

>はやさん
最終日の舞台挨拶の言葉、是非是非レポお願いします!!(*^。^*)

大阪公演は本当に短いですよね~こう考えると。
月曜日に休みが取れれは、僕も大阪まで行きましたものを・・・残念でございます。。

是非、楽しんできてください☆

>たくみさん
はじめまして(=^ω^=)
っというか、むむむむむむむむむむ!!!!!(」゜ロ゜)」なんですとっ!!!

うぎゃぎゃぎゃぎゃ~(すいません、壊れてます...)

ハート型ですとっ!!!!!!

_ 管理人 ― 2009/02/14 23:40

今、チョコをネットで調べたら、どうやらこれのようですね。

http://www.godiva.co.jp/products/valentine2009.php

定価1500円 って値段は書かんでええって!(汗)

GODIVA(ゴディバ)というブランド、初めて知りました。

_ ペルシャ猫 ― 2009/02/15 07:58

一粒で1500円ね~。さすがベルギー王室御用達だわね。
ではこれから一仕事終えてから大阪入りしま~す。

_ 焼き芋 ― 2009/02/15 13:54

みなさまーにお配りされたんですね、きっと。でなければ小林信吾さんアップ出来ないですよね。でもいーですね。妬けますよー(笑) 只今 名古屋通過。

_ ミル ― 2009/02/15 14:04

私も大阪入りしました〜! 大阪で夜会見るのは初めてなので今からドキドキしてます。 ちなみに今はなんばで食い倒れてます笑

_ はや ― 2009/02/15 17:01

今日は、大阪も暖かいですね~。
15時ころ、ホテルを出るコビヤマさんとすれ違いました。みゆきさんでなくて、残念(笑)。握手してもらえば良かったかしら。
入り待ちをしているファンもいらっしゃいましたね。

_ 焼き芋 ― 2009/02/15 22:42

大阪城 ライトアップされて綺麗ですねぇ。夜会カクテル全種並べて酔ってまーす。今さら気付いてもなんですが足袋の裏 薄くゴムがついてたんですね。

_ はや ― 2009/02/15 23:02

終わってしまいましたね~。
みゆきさんのご挨拶は、「申し上げられることは、一言だけです。ありがとうございました~。」でしたよ。その後は、いつもの「良き夜をお持ち帰りください。」だったかな。
かなりお客さんが拍手でねばりましたが、みゆきさんの再登場はなかったです。「以上を持ちまして本日の公演は終了しました」のアナウンスが3回は流れましたね(笑)。
「ほうやれほ」や「天鏡」とても良かったです。

_ 焼き芋 ― 2009/02/15 23:10

23時大阪城は消灯。一部青い衣装 エクステンションも左右 青いリボンつけていたんですか。ミュージカルにしては地味よ なんて話してるご夫婦? 私は何というか達成感みたい心地。よき夜です。

_ 管理人 ― 2009/02/16 12:19

終わってしまいましたね~夜会。
再演、DVD発売など、どうなるのでしょう??

「申し上げられることは、一言だけです。ありがとうございました~」

って言葉、いいですね~♪

_ 焼き芋 ― 2009/02/16 13:06

ほんとに、みゆきさんの挨拶は無駄が無く美しい。それに比べ新幹線車内のテロップ。小渕優子少子化担当大臣 妊娠・おめでた 妊娠・おめでた ってなんでしょう。政治利用するにもされるにも何かデリカシーがね・・。

_ 焼き芋 ― 2009/02/16 22:21

結局 管理人さんカステラ食べたんでしたっけ?昨日の千秋楽カステラ差し上げます。3月5日賞味期限です。

_ 管理人 ― 2009/02/16 22:40

小渕優子さんの話は、引きました。
少子化担当大臣が自ら率先して・・・とでもいいたいんでしょうかね??(苦笑)
政治的なパフォーマンスに過ぎません。彼女の仕事は自らが生むことではなく、日本の社会がどう出産・育児をサポートしていくか、その仕組みを考え、作ることです!!
あなた一人が子供を生んで、それで解決できることではないでしょう! といいたい。

カステラ・・・・・・ありがとうございます。実はこっそり(?)一口いただくことができたので、お気持ちだけで♪

_ たま ― 2009/02/16 23:06

そうです、大阪夜会も終わってしまいました。なんだか自分が出演していて、長いひと仕事が終わった~って気分です。私は、みゆきさん当人ではないのに、みゆきさんになった気分です。

昨日の楽日は、はやさんが書いているとおり、最後の最後でアンコールの拍手で、なかなかお客さんが帰らないので3回も”お帰りください~”コールがアナウンスされました。最後は皆さん爆笑していました・・・。それだけ粘っても、みゆきさんはみじんも現れませんでした~。負けたわ・・・。

公演は集中して見られました。「十二天」や弘誓の舟での「♪もう充分に泣きました~♪」の歌詞が朝から何度もリフレインしています・・・。仕事しながら、歌ってしまいそうで~今日は一日不思議な感じでした~不思議な夜が続きています。

昨晩は初めて”出待ち”をしました。ほんの短い時間でしたが生みゆきさんを暗がりで見られました。うれしかったです。みゆきさんは、みんなの呼び掛けにうれしそうに手を振られました~。私は「おつかれさま」と叫びましたが、聞こえたかしら?

ほんとに、お疲れ様でした。皆さんも~。とてもよき夜でした~

_ 管理人 ― 2009/02/16 23:17

>たまさん
今年の夜会は、初めのうち評判は低調な印象でしたが、回を重ねるごとに理解度も深まり(完成度があがり?)、最終的には盛り上がりましたね♪

僕は十二天が一度頭の中を回り始めると、ほぼ一日中流れてしまいます(笑)

_ 美雪LOVE ― 2009/02/16 23:18

管理人さんにひと言
小渕優子さんって結婚してたんだ、知らんかった…。しかも2人目と聞いて2度びっくりです。
ニュース見てないから詳しくはわからないけど、子供が出来るのは悪いことではないと思うし、いんじゃないですか?
大人だし、育てられる年齢だし…。
それよりもイギリスであった、13歳で父親になって、15歳で母親になったカップルの話にびっくりしました。2人共中学生??
子供が子供を産んだ感じだし…。なんか、若い子ほど、子供を持つことの責任の重さをわかってないから、安易に産みたいて言うらしいです。
(((^_^;)小渕さんなら、子供いてもおかしくない年齢ですよ!てそういう話でない??

_ たま ― 2009/02/17 00:21

そうそう、今回の夜会の話でで前にちょっと思ったことですが・・・みゆきさん、ずっと以前からこの話が引っかかっていた・・・みたいなことをどこかでおっしゃっていましたが、そもそもみゆきさんが姉弟のきょうだいであったから自分を投影していたことも少しはあるかなあって思いました。私は、兄妹のきょうだいなので、この話に対する思い入れがみゆきさんよりは薄いような気がします。これが兄妹だったら、間違いなく投影しています。
皆さんはどうですか?

_ ペルシャ猫 ― 2009/02/17 08:40

>管理人さん
もしもあの夜があったなら・・・ひっかかる言葉ですよね。
「お代は代わりにあなたの昼をひとつならずひとつならずいただきましょう」
昼のすべてを差し出しても手に入れたいあの夜とは・・・?

千秋楽感無量でした。
東京公演との違いを目と耳とを総動員して観ていましたが、第一幕で力尽きました。
今まで皆様もご指摘していらっしゃいましたが
・青い髪飾り
・「縁切り寺の尼寺で」のアクションが手を横に水平に切り出すのから大きくバイバイと振るようになった。
・「ホントは忘れていないでしょう」のコビさんとの手のタッチの仕方
・「ちゃらちゃら」の所作が如実に鞠をすくう形になった。
個人的には何やってるのかわかんなかった東京の所作の方が優雅で好きでしたが。
・「海に絵を描く」の最後のリフレインのバックでのみゆきさんのコーラスが東京ではメインメロディを歌っていたと思うですが大阪でははもっていた。

第二幕は完璧舞台に引き込まれてしまって観察する余裕がありませんでした。

>ミルちゃん
お会いできてよかったです。
鋭い観察眼で詳細レポよろしくね~。

追伸:京都のお寺で十二天を見かけるとついあの歌が口を出てしまいます。
救済がどーたらの話を聴くとサブちゃん船が目に浮かぶし・・・。

_ 焼き芋 ― 2009/02/17 08:50

管理人さん 了解です。カステラみんな食べちゃいまーす。たまさん おつかれ様でした。私は実は姉弟のお話は解りやすくするための言い訳とはじめから思い込んじゃってます。

_ 管理人 ― 2009/02/17 12:11

>美雪LOVEさん
いや、彼女が少子化担当相に任じられたタイミングと出産時期を考えると、彼女の能力やポリシーではなく、明らかに子供ができたからちょうどいい・・・っという選択理由で抜擢されたのは明らかなので。
そういうパフォーマンスにはうんざりしてしまうのです。
小渕さんの話はこの辺で。

>たまさん
姉・弟は兄・妹だと違うんですかね~。姉妹とか兄弟といった同性だと違う気がしますが。
それにしても、今までずっと頭のどこかで腑に落ちない部分があったというのもすごいですね。

>ペルシャ猫さん
元々、ここでいう「夜」ってなんだろう? という疑問があります。
夜会だから「夜」というんじゃなくて、舞台の中で「夜」は何を表しているのかナァ~と。

最終日は拍手が鳴り止まなかった様で。そういう雰囲気の中にいらっしゃったのは羨ましいです(笑)

>焼き芋さん
まあ、もう一回食べるというのもありますけれどね(笑)
今回の題材選びには、たぶんみゆきさんなりに表現したいテーマがあって、それにぴったりくる話として安寿と厨子王を選ばれたような気がしますね。

_ アブナザカから転げ落ちたおとこ ― 2009/02/17 12:29

夜会も終わり少しさびしいこの数日です。私も、皆様の研究の賜物の台本・歌詞集やこのサイトの記事をしっかり読んで、12日の公演を拝見しました。歌と台詞に集中して楽しみました。笑ったり、泣いたりととても楽しみました。特にほーやれほの歌には目がかすんでみゆきさんの声だけが体の中を駆け巡りました。データを提供してくださった皆様ありがとうございました。
さて、後日、連れ合いが韓国古寺巡礼という本を見ていて、見つけたのが、2幕2場に出てきた船とほとんど同じ様に見える船の絵でした。説明には、通度寺にある絵だそうで、法船または西方船といって、死者を極楽に送る船だそうです。前後に菩薩がお2人、その間に死者が白衣を着て乗っている図でした。私は仏教のことにまったく無知ですので日本にもこのようなイメージが残っているかしりません。暦売が中国系の服だったり、庵主の衣が茶系なのは舞台が大陸であったのかと思った次第です。仏教に詳しい皆様のご教授いただきたいと思った次第です。
管理人様、ありがとうございました。

_ 猫左衛門 ― 2009/02/17 12:59

西方船というのは、精霊船のことで、各地で形状は異なっているようですね。日本では長崎のが一番有名で、長崎はカステラも有名なのでグッズにカステラがあったのでは、と推測しました。

_ 管理人 ― 2009/02/17 13:02

こんにちは。
最終日、見に行かれましたか(*^。^*)

そうそう、船の件ですが、僕も歌の名前からネットで調べたら、同じような記事にぶち当たりました。

一幕のみゆきさんの服が中国っぽいことも、龍の船を見るとなんとなく繋がりを感じますね。

ほうやれほ、の歌はいいですね。
額に十文字を負った姉・弟を「愛しい」と歌う母の姿は、聖母のようですらありました(*^。^*)

_ ゆうこ ― 2009/02/17 13:27

はうやれほの場面で、額に十文字を負ったのは母でしょう。
(もちろん安寿と厨子王の物語では、姉弟が十文字を付けられるのですが)

何もできずにみすみす我が子をさらわれてしまった母が、自らに十文字を焼きつけて歌うのだと思います。
「ここにある我が身、許せず我が身」

「額を焼かれよ、十文字!」とコビさんと香坂さんが白い紙をみゆきさんに向けて言いますよね。
それから、「その十文字はなんだ!」とみゆきさんが指差す。
自分の十文字を思ってずっしり来ます。
人間長く生きてりゃ十文字のひとつやふたつつけてるんじゃないですか。
だからそのあとの「赦され河、渡れ」が沁みます~

_ 管理人 ― 2009/02/17 14:07

>ゆうこさん
母ですかぁ。。。。。。確かに歌からすると、そうかもしれないですね。

僕は、十文字を背負った姉弟を母が労わっているのかと思ってました。

ちなみに最後、みゆきさんは船に乗らなかった気がするんですが、理由はあるんでしょうかね。

_ 猫左衛門 ― 2009/02/17 17:26

http://www.ne.jp/asahi/garyou/talks/Miyuki/Miyuki08/miyuki230.html

↑これも難しいというか、色々な解釈があり得ると思いますが。

>「裏切る手はずの、姉、弟」

姉は、明示的に「待っている」とは言っていませんが、弟からすると姉は自害するという認識を持っていなかったので、別れた直後に入水自害したことは弟から見れば裏切りと感じた可能性はあるということでしょう。
弟は、姉に言われたからといって、姉を遺棄して出発したのでそれを裏切りと看做すこともできるかもしれません。
それと、「HALF」の歌詞や、「うらみ・ます」はたかが死ぬまでの感情(死後まではうらまない)という自嘲的な歌という主旨の御解説などから想像すると、今生では迎えに行けなくても転生した後(来生)で迎えに行くべきであり、それを怠ったなら裏切りである、というお考えなのかもしれませんね。
一般に、日本人はたとえ結果が出せなくとも、誠意を持って事にあたったとか、一所懸命努力したとか、そのプロセスを評価する傾向があると思いますが、みゆきさんは結果がどうだったかにも重きを置く、より高い倫理観の持ち主であるような感じもします。

>姉が「待っている」といいながら、弟を待たずに入水したのはなぜだろうか?

拷問され、挙句の果てに殺されることになることが判っていたからでしょう。
鴎外版でない説教節版ではそういう描写になっています。

>弟が「迎えに来る」といいながら、なかなか来ることができなかったのはなぜだろう?

一定の地位と権力を得てからでないと行動できませんから。
また、姉もまず父を探し、次に母を救出し、最後に自分を助けにくるように言っていたのもあるのではないでしょうか。

_ 焼き芋 ― 2009/02/17 20:12

管理人さんでしたか。拘らずにはいられなさそぅなクダリですね。底でしょう。キーワードになってる そこ だと思います。♪うらぎりものの〜だれにおしつけた

_ (未記入) ― 2009/02/17 22:39

>管理人さん
姉・弟という設定にはそんなに拘らなくていいのかもしれませんね。私が姉・弟という環境だったらこの物語もより身近に感じたかも知れないと思ったのですが・・・。

「裏切る手はずの・・・」は、確かに気になる表現ですね。逃げるなら、2人一緒に逃げてもよかったのに、弟というを生かす道をなぜ姉は選んだのか・・・自害したのはやはり後のことを考えたためだと思いますが。

あるべき姿が父、母、姉、弟ともに生きて再開することならその姿になれなかったという意味ではそれぞれが悲しい思いではあると思いますが、裏切りという言葉にはならない気がします。

夜会は終わったのに、何だかまだ引きずっています。

_ たま ― 2009/02/17 22:42

あっ、名前を入れるの忘れました。↑
すみません(--;)

_ 管理人 ― 2009/02/17 23:05

>猫左衛門さん、たまさん
原作をまじめに読んでいないので詳しくは知らないのですが、僕はなぜ姉は弟と一緒に逃げようとしなかったのか(たぶん時間稼ぎ?)ぴんときませんでした。
それはみゆきさんの夜会に対する疑問というより、原作に対する疑問ですね。

ただ夜会を通して感じたことは、母も姉も弟も、みんなそれぞれに心に傷や後悔を抱きながら生き、そして死んでいくということ。
そしてその気持ちは死んでなくなるというのではなく、「本当は覚えているんでしょ?」ということ。どこかで繋がっている。

理由もなく惹かれてしまう人がいるのはそのせい??

夜会が終わっても、僕もしばらく引きずりそうです。
疑問はたくさんあるんですが、なかなか整理できなくていけません。
やはり、DVDを何もみながら、謎を解き明かしたいなぁ~と(笑)

>焼き芋さん
三回も見に行ったのに(といってもコアなファンの中ではむしろ少ないほう?)、理解が浅くて悲しいです(T_T)
ファンの人数人と話をしているときに出た話題ですが、DVDあるいはみゆきさんによる解説本(攻略本、虎の巻)が出ないかなぁ~と思っております。

私の罪は水の底~♪

_ はや ― 2009/02/18 00:09

「ほうやれほ」での疑問なんですが。
最後に、明らかに歌い方が変わりますよね。
「我がせ」(背?)のところです。
あれは、母なのか、それとも安寿なのか。
母であれば、確かに、我が夫は親しい人を指しますので、夫であることはおかしくない。ただ、歌い方が、それまでの母の悔いている歌い方と異なり、はしゃいでいるのか、幼いのか、疑問です。
また、その後に、「私の罪は水の底」と歌っているので、これは、安寿自身が歌っているのか、母が入水した安寿や姥竹を歌っているのか、、、
どうも歌詞と歌い方がしっくりこないんですよね。
あ、でも、私はどういう解釈でもいいと思っています(疑問って言っている割には、いい加減ですみません)。
今晩屋は、いろいろな解釈をみゆきさんが、敢えて、観客に任せたものだと思っていますので。

_ はや ― 2009/02/18 00:34

>管理人さん
森鴎外の山椒大夫版だと、姉は、決心したら、すっきりさわやかって、感じで、弟がそれ以上の質問をするのをはばかられたようです。
私は、みゆきさんの最初の疑問は、姉を見殺しにした鴎外の弟の解釈なのかなぁと思っていたのですが(それはそれで、明治時代の「家」を守る時代としてはわからないのではないのですが。特に、森鴎外は、江戸時代から明治に繋がる近代の時代と留学した欧米の個人主義の時代のギャップに苦しんだ方のようなので)、
みゆきさんの「ぴあ」のインタビューを読むと違うんですよね。裏切ったのは、「待つ」と言った姉のほうではないかと。実は、これは目から鱗で、「あ~、こういう解釈もあるんだ」と思いました。確かに、一幕の「逃げよ、少年」等を聴くと、そうですね。何故か理由はわからないけど、逃げよ、と言われている、少年。だから、一幕ラストの暦売りが藁靴を発見したときの、とても悲しそうな仕草につながるのかなぁと思ったのですが。あれは、誰の何を悔やんでいるのでしょうか?

_ 焼き芋 ― 2009/02/18 11:21

はやさん はじめまして。ペルシャ猫さんも言われていましたように何やってるのかわからない東京序盤は幽玄でしたね。ご指摘の「ほうやれほ」も誰なんだ?の声があったのかも知れないですね。変わりましたものね。でも幼いのでも、はしゃいでいるわけもないだろうと思います。母でもないもう誰でもない主語のないもの?の叫び・願い祈り、力のぬけたこわい力強さが表現されるのかなと思いました。

_ 管理人 ― 2009/02/18 12:42

>はやさん
ほうやれほの部分は、目隠しをしている時点で母親であると思って特に疑問には感じていませんでした。
幼く感じた部分というのは、もう一度聞いてみないとうまく思いだせないですが。

そうそう、姉が死んだというのは、確かに弟からすると嘘であり、裏切りかもしれないですが、それを裏切りと呼ぶのはあまりにかわいそうな気もしますね。

「逃げよ 逃げよ 少年」のところも、弟ではなくあえて少年と呼んでいることに意味があるのかなぁ~とか考えれば考えるほど疑問が沸いてきます。
それに対する回答も自分なりにはあるんですが、人に言えるほどまとまってなくて。

>焼き芋さん
東京公演ののとき、まず音が割れていて聞き取りにくかったのが辛かったです。新曲で、しかも言葉自体が古かったり、仏教用語だったりして、時々「いまなんと?」ってなってましたから。

それを考慮して、みゆきさんも何度も繰り返し歌われているのでしょうが。

逆に、終わってから妙にメロディが耳に残りますね。

_ ゆうこ ― 2009/02/18 13:26

ほうやれほの声が変わる部分ですが、我が背ですから夫のことを歌っているのですね。
母でなく、女として歌っているから声が艶かしくなっているのではないかと思います。

それから裏切りですが、今晩屋の中で使われている裏切りという言葉は、他人を責めて裏切りと言っているのではなく、自分のかつての行為を裏切りだったと言っているのだと思います。

待っているといいながら死んでしまったこと、姉を置き去りに逃げ、迎えに行くといいながら行けなかったこと、何もできずに子供をさらわれてしまったこと。
そういう自分がしたことを裏切りだと自分を責めているんじゃないかと思います。

藁ぐつについて。
一幕最後で、みゆきさんが藁ぐつを愛しそうに抱きしめ、それからハッとして怖れるようにくつを放り出す場面。
暦売りは母の生まれ変わりで、入水した安寿のくつを思わず抱きしめた。
でも、記憶があるわけじゃないから、何をしているのかと怖くなったということじゃないかと思います。

二幕で、藁ぐつをはいて出てきたのは何故かよくわかりません。
安寿の生まれ代わりであるという表現かなとも思いますが。
雨が降ってたので、長靴の代わりっていうのもあるでしょうか。

_ 猫左衛門 ― 2009/02/18 13:47

管理人様、
>僕はなぜ姉は弟と一緒に逃げようとしなかったのか(たぶん時間稼ぎ?)ぴんときませんでした。

時間稼ぎの為ならば、説教節のように逃げずに拷問を受けるとか、別の方角に逃げて追っ手を撹乱したほうが合理的では、というのは誰もが考えると思います。鴎外版は、拷問を受けない=辱めを受けないというのが主意でしょう。前作アルバム発売時に、懐剣は女が自分を守るために自害する為のもの、という主旨のお話をされてらしたので、そういう部分に共感されてらっしゃる面もあるのかもしれませんね。
あと、姉は、まともに逃げてもすぐに捕まるのは目に見えているので、近くの寺に匿ってもらえと言ってますよね。で、寺は女人禁制なので、姉は匿ってはもらえないわけです。弟が後に、姉の入水現場付近に尼寺を建てたというのはそういう意味合いもあるのでしょう。夜会でも「尼寺」になってましたね。
ちなみに、京都府あたりに伝わる伝説では、姉と弟は一緒に逃げ、姉は寺の住職に弟を託し、自分は一人で都方面に逃走しましたが、途中で飢えと渇きに力尽きて路上で死亡したとされているようです。

はやさん、
>また、その後に、「私の罪は水の底」と歌っているので、これは、安寿自身が歌っているのか、母が入水した安寿や姥竹を歌っているのか、、、

私の場合、姥竹の死も安寿・厨子王がさらわれたのも全て元は自分の不徳からきたもの、という母の想いでは、と解釈してます。

_ 管理人 ― 2009/02/18 23:07

>ゆうこさん
理解度が神ですね(笑)
そういえば、暦なのに日付が書いていない、ってコピさん言ってましたが、どういう意味なんでしょうかね~??
管理人なのに、疑問ばかりですいませんが。

>猫左衛門さん
女である姉は体力的に逃げられないと思い、足手まといにならないように弟を一人逃がした、とも考えられますね。
更につかまったときのことを考え、命を絶つ・・・。

みゆきさんがそれを裏切りと位置づけたのは、どんな理由であれ、自ら命を絶つような選択はいけないということなのでしょうか。

そうそう! 前作のアルバムでそうおっしゃってました! なるほど。。。繋がりますね~。

女が自分を守るために・・・辱めを受けないために・・・?

はぁ、、、そんな姫に惚れてしまう♡(ここでせつなくなってどうする!? 笑)

覚悟というか、潔さと言うか、決意と言うか。そんな凛々しいみゆきさん、好きです♡♡♡

_ ミル ― 2009/02/19 02:36

ペルシャ猫さんに呼ばれてしまいましたw

千秋楽、見てきましたよ~!
夜会後にとある方と朝まで話して、いろいろ教わってきましたw
一つの解釈として、ですがパンフレットの写真にもいろんな意味が隠されてるのがわかりました。
ちょっとまとまらないので、まとまったら(書けたら)書きますw

_ ゆうこ ― 2009/02/19 18:12

暦に日付も曜日もないのは、暦売りは今晩屋で、夜を売っているから。 お買い上げいただいたお客さまによって、それぞれ日付が違うから。 という解釈はいかが? 暦を買ったら、そこに日付が浮かび上がり、その日に行ける。 なんていいですね。 私は、楽日の暦が欲しい。

_ 管理人 ― 2009/02/19 20:23

>ミルちゃん
レポート待ってるよ♪
ところで、教授って誰?(←あちらの話 笑)

>ゆうこさん
なるほどー。自分で日付を書くからですか。
なるほど。。。日付を書いたらその日に戻れるってなんかいいですね!!
一枚ください!!(笑)

_ かみ~や ― 2009/02/19 22:26

>「ほうやれほ」での疑問なんですが。
最後に、明らかに歌い方が変わりますよね。
「我がせ」(背?)のところです。

今回の夜会で、感動したのは、まさにこの部分です。
原作を読んでも、母の夫への気持ちを連想させるところはほとんどありません。
離ればなれになった母の思いは、安寿&厨子王にのみ向けられているのだろうか?
母である前に一人の女である以上、愛しい夫への思いも語られるべきではないか?鴎外が女性であったならば、当然語られるべきものだったかもしれない。
 そんな、みゆきさんならではの読み込みと解釈があり、「ほうやれほ」を歴史に残る名曲に仕立てあげたんだと思います。

_ はや ― 2009/02/20 01:01

>焼き芋さん、猫左衛門さん、管理人さん、ゆうこさん、かみ~やさん、皆さんありがとうございます。
「ほうやれほ」の声が変わった部分は、やっぱり母が夫を思う部分なんでしょうか。
確かに、「我が夫(妹)」という言葉的には、そう解釈せざるを得ないんですが、私が一番違和感を抱いたのは、ここなんですよね。子供たちを過酷な目に遭わせた母が、それまで自分の行いをあれほど悔いていた母が、ここでは夫を思って歌っている。確かに、母であっても一人の女性なので、夫を思って歌ってもおかしくはないのですが。今晩屋は、人間の多面性をみゆきさんが指摘している作品なのかもしれません。

_ 管理人 ― 2009/02/20 09:27

改めて聞くことができないので、既に想像の域を出ないのですが、そういう解釈もあるんですね~。

今回の夜会でも、父親(というか夫)の存在って感じる部分がなかったので、僕は何も考えず、二人の子供のことを歌っているのだと思っていました。

子を連れ去られてしまったという事実が、妻として夫に申し訳ない気持ちではあると思いますけどね。

そろそろこのページもコメントMAXになりますので、続きは通常の掲示板に書き込みください。

夜会も終わりましたし、掲示板でのネタバレOKです。(*^。^*)