夜会「ウィンター・ガーデン」(後幕)


本日のみゆき姫への愛の言葉

バレンタイン・・・クリスマス・・・
世間には作られた多くの特別な日があるという
でももし愛する貴女と共に過ごせたならば
僕にとっては毎日が特別な日になるだろう・・・

 普段は物静かな男が、みゆきさんネタになると「豹変(!?)」
 自称みゆき姫親衛隊親衛隊長こと崔州平です(爆)
 年の瀬になると、今ごろみゆきさんは年越しそば食べているのかなーとか、 紅白は見るのかなーとか、はたまた初詣はどこへ行くのかなぁーとか、考えてしまいます。
 まあ、年の瀬でなくてもいっつも考えているんですけれどね・・・(苦笑)。

 それではまいりますよー。前回の更新に引き続き今回も夜会特集です。崔州平の「お電話代、はいしゃーく!!」

「来年はコンサートがあるのだ。
よろしくなのだ」
 では覚えてるいる限りではありますが、ストーリーに沿って印象深かったシーン、言葉の感想を書きたいと思います。
 ちなみに、テープに取った訳でもメモをとっていたわけでもないため、言葉そのものは意味はあっていても実際とは 異なることが多々ありますことをご了承ください。

<後幕>

26.雪の粒はいくつ
(誰か教えて)

27.古い帽子
 みゆき犬がいつも大切に持ち歩いている古い帽子・・・。
 台詞自体は忘れてしまいましたが、自分はいつまでもぐずぐずと態度を決められずにいて、けれど帽子を手放すこともできず、 強く握り締めてしまうために尚更傷付けてしまうのです、と。
 そんな私を陽が笑う・・・。

28.白銀霜髪(はくぎんそうはつ)
(誰か教えて)

29.白闇(びゃくあん)
(誰か教えて)

30.白都より
(誰か教えて)

31.田舎のネズミ
 みゆきさんが台詞を矢継ぎ早に言うシーン。
 都会にやって来たネズミは知る。都会にはネズミが多いがみんな田舎からやって来たネズミばかりで 都会のネズミなどいないということを。
 都会にはモノがあふれていた。しかしどれも自分のものではないのであった・・・。
 都会には格好いいネズミと可愛いネズミがたくさんいる。しかし誰も自分の相手ではないのであった・・・。
 都会のネズミはいい奴ばかりであった。しかし、長くは一緒にいてはいけないのであった・・・。
 もしかしてこのネズミって・・・。みゆきさんの昔??? でもそれと夜会のストーリーとどう関係しているのだろう?

32.轍
 し〜らない(爆)
 すーかり忘れていまする。
 いや〜ね(爆)

34.ひとりぽっちの闘い
 具合を悪くした谷山さん。熱があるらしい。水の入った袋を額に当てて登場。ソファーに座り込んでぐったりとしている・・・。
 そしてみゆき犬が怪我をしたときと同じようなことを言う。
「ひとりぽっちの戦いは辛いよりも苦しいよりも、寂しいんです・・・」

35.氷河零時
36.氷室守
37.遠近法
39.地下から陽時計を見上げれば
 実際の舞台は、「ここからが35番、氷河零時ですわよ」とかっていうのがないので、実は自分の覚えているシーンが どこに含まれているのか、判断が非常に難しいシーンもあります。
 ということで、ここは一気に4つのシーンを纏めて。

 ひりとぽっちの戦いをしている谷山さんに、みゆき犬は近づく。足元にあった洗面器に入っている冷水にうっかり足を 突っ込んでしまい、「がるるるるる・・・」と洗面器に向かって吼えるみゆき犬。
 ぐったりしている谷山さんに遊んでほしくてソファーに寝ている彼女に獲物として獲った動物やらなんやらを落とす。 彼女が驚いてこっちに放り投げてくれることを期待するのであったが、元気のない彼女はただポトリとソファの足元に 落とすだけであった。
 みゆき犬には谷山さんの苦しさがわからず、谷山さんにはみゆき犬の気持ちが分からない。
 意思の疎通が全く行われていないのであります。
 みゆき犬退場。

 そのとき、電話が鳴る。また姉か不動産屋からだと思う崔州平。しかし受話器の向こうから聞こえてきたのは 寂しそうな女の声だった。

 誰かに向かって話し掛けている女。その背後で男の声。
(男)「また電話をしているのですか。そこにはもう誰も住んでいませんよ」
(女)「でもこの電話、繋がってますよ・・・」
(男)「そんな、まさか・・・!」

 ここで谷山さんがこの家を購入する前の事が男によって語られます。
 かつてここはリゾート開発の計画があった土地でした。湿原になる前までは・・・。
 リゾート地へ夢をかけてやってきた夫婦がこの家を建てましたが、計画が中止されるや否や、 自棄を起こしてしまった生真面目な旦那にはいつしか愛人ができ・・・。
 ある晩、それが元で奥さんと喧嘩になった際、家から火の手が上がり旦那さんは焼死。奥さんも気を おかしくして今は保護されています。
 元々家は2階建てでしたが一階部分が全焼してしまったことも告げれます。
 谷山さんは「ここは平屋だから違う」と言い張ります。
 しかしもし今彼女のいるフロアが元々2階だとしたら・・・?
「お気の毒ですが悪徳業者にあなたは騙されたのでしょう。とにかくそこは危険です。すぐに立ち去ってください!」 という男の声を振り切るように谷山さんは受話器を置く。
 しかしそのとき、背後には地下(本来の1階)へ続く階段が・・・!
 吸い込まれるように地下へと降りていく谷山さん。火事を髣髴される赤いライトに包まれて・・・。

40.ずっと待っていたのに
 この家の前の主の男の愛人役で、白い服を着たみゆきさんが登場。
「どこ? どこにいるの? 私来ちゃった。もう難しい話は終わったんでしょ?
ねえ、どうしてここはこんなに寒いの? どうして誰もいないの?
ねぇ、私を一人にしないでよー」

 思わず立ち上がって「一人になんかするもんカー!」と叫びたくなりつつ、あくまで顔はクールに 決める崔州平(別に決まってはいないか・・・)

41.成就
「あの人を初めて知ったのは、まだ学生の頃だった。
 まだあの人はどろんこの中ボールを追いかけていたの。
 私が影からずっと見ていたの覚えてくれてたの」
 嬉しがる愛人。そのとき、突風が彼女を襲う!

43.CAP
 氷山(と言っていいのだろうか? いわゆる大きな氷の塊)の先端に大切にしていた帽子がひっかかってしまう。
 愛人みゆきさんはその帽子を取ろうと氷の塊を登り始めるが、誤って足を滑らせ落下。あえない最後を迎えてしまう・・・。
 そしてその直後、わんちゃんと化したみゆき犬が帽子を持って床の下から登場!
 おそらくこのわんちゃんは愛人の生まれ変わりなのだー。そしてみゆき犬は訳も分からず帽子を大切に持って、 この家で自分を愛してくれた男(他人の夫)の帰りをずっと待っていたのであります。
 前世のことだから何も覚えていないけれど。

44.空からアスピリン
「このあたりは空からアスピリンが舞い降りる」と太い声で言うのは能楽師。
アスピリンって鎮痛剤でしたっけ・・・???

45.祝福
 谷山さんが何かを期待して姉へ電話をする。
「変わりない?」と尋ねる谷山さん。すると姉から何か変りがあったことを 聞かされて瞳を輝かせる。
 しかしその次に聞いた言葉は・・・。「あの人(義兄)」と姉の間に子供ができたということ。
「もう諦めたって言ってたじゃない」「世界中を二人きり(姉夫婦)で回る夢は叶わなくなってしまったわね」 と必死に辛さを堪えて言う。
 そして「おめでとうってあの人に伝えて・・・」
 受話器を置く谷山さん。

46.越境者
「いない私」はいつしかあの人の中でも「いない私」になっていた!
 谷山さんはそう叫ぶとヘナヘナと肩を落とす。
「私はいつのまにか越境者になっていた!」

 越境者・・・。どういうことだろう? 境を越える? つもり姉の旦那と言う愛してはいけない人を 愛してしまった、越えてはいけない境を越えてしまった、ということなのでしょうか。
 そして相手の旦那はと言うと、一緒に境を越えようと言っていたのに結局その手前で立ち止まってしまった人・・・?

47.敵
 ソファーにすわり、悲しみに暮れる谷山さん。そんな彼女を元気付けようと、みゆき犬はソファーに飛び乗ると、 谷山さんの背中あたりから彼女の顔を覗き込む。
「恋をすると周りの人が敵に見える。そして一緒に孤独になる。
 全世界を敵に回して一緒に戦う味方を敵に奪われると一人になってしまう・・・。
 でも、そんなに敵ばかりかなぁ???」
 と谷山さんに体をぴたりとつけるみゆき犬。ここに味方がいるよ、とでも言いたげに!

「みゆきさん、僕にも同じものを・・・」と思わずorderを出したくなるほど、そのときのみゆき犬は温かく思えました。

48.帳簿
 谷山さんは帳簿を持っている。そしてその帳簿は「いない私」を「いる私」にすることができる!
 つまりそこに書き綴られた言葉こそ、自分と「あの人」がそこにいた証なのであります!
「そして私はこれをどこに持っていけばいいのか知っている!」
と言って立ち上がる谷山さん。

 僕はこのとき思った。
「ああ、あなたの指にも飾りではない爪が生えている」と。危害を加えようとしない者(ここでは姉)を 結果的に傷付けようとしている谷山さんを感じたからです。

49.地吹雪を御存知ない
「地吹雪を御存知ない・・・聞け! 吹雪となって押し寄せる雪の量は積もる雪のおよそ10倍(100倍)?」
というのは能楽師。
 谷山さんがマフラーを巻いて外へ出ようとするものだから、みゆき犬はそれを止めようと帳簿を奪う。
 しかし、所詮は人と犬・・・。頭をなでなでされ喜ぶみゆき犬。谷山さんが靴(だったっけ?)を放り投げると、 喜んで息を荒げて走り去っていく。
 谷山さんはみゆき犬が一度は奪いながらその場に残された帳簿を拾い上げるが、なぜか舞台の下にポトリ・・・と 故意に落としてしまう。
 そしてみゆき犬に別れを告げてから、一人車に乗り込むのであった・・・。
 その直後、車が何かにぶつかる音が!

 谷山さんのことを思い出して戻ってきたみゆき犬だったが、すでにそこには自分しかいなかった。
 すべてを悟ってその場にしゃがみこむみゆき犬。

50.凍原桜閣
 それまで舞台にあったキーボードやソファー、奥の椅子。みーんななくなっていた。真ん中にみゆき犬が一匹、 体を丸めている。なんかとても寂しそう・・・。必ずしも意思の疎通はなかったけれど、でも谷山さんがいたときのほうが 輝いていた。守るべき人がいたほうが幸せなのでしょうね、誰しも。
 言葉が通じなくても、肌が触れ合えば体温が伝わってくる。それはとても心地よいことなのだと思います。
 でも! ラストシーンで「粉雪は忘れ薬」を独唱するみゆきさんは孤独だった! 辛いよりも苦しいよりも、 寂しかった!
 やだやだやだー! 僕がみゆきさんを一人にさせないー! などと勝手なことを考えてしまう崔州平です。
 迷惑がられない限り、ですけれど・・・。
 体をくねらせて寂しがっている(?)みゆき犬の背後から、一筋の光がっ! これはもしや・・・ヤコブの梯子!
 その光に誘われるように、みゆき犬は前足を伸ばす!

 そして幕は閉じられた。
 拍手の中、再度幕が上がるとそこにはオーケストラの一面が。十人近くいたかな。
 彼らが舞台から降りると次に現れたのが能楽師、そして谷山さん。
 最後に犬の格好をしたみゆきさん登場! 能楽師、谷山さんの回りでちょっと戯れた後、胸のあたりに手をちょこんとして お辞儀。それを合図に幕が再び下がり始める。
 幕がみゆきさんの顔あたりまで来たところで、みゆきさんが体を横に折り曲げて「ニコッ」と笑う!
 その笑顔はま゛ざに゛でんじじゃー!!

 ということで夜会レポート終了で〜す♪ 物覚えの悪い管理人ですいませんねぇ(ほっほっほっ)

追伸
 前世を覚えていないのは、覚えていると今はいない(生まれ変わった)誰かを探してしまうから、みたいな 言葉がありました。それってどこのシーンでしたっけ?

 これにて今年のみゆきさんのページ更新を終了したいます。ご愛顧ありがとうございました。
 この時期になると、みゆきさん愛してるー!などと書いてしまってよかったのだろうか? と思う反面、 なんか書き足りない気がするのは気のせいだろうか? などと考えてしまう管理人です。
 もしみゆきさんが、なんかの拍子に万に一つでも単なる偶然でもURLのタイプミスでもここを訪れてくれるようなことが あったら、どんな感想をもたれるかちょっぴり不安であります(^^;

 それではみなさん、よいお年を。来年も臥竜岡をよろしくお願いいたします!
 夜会の中の曲「ツンドラバード」をどうしても「ツンドラハート(ツンドラの心)」と読んでしまう崔州平がお送りしました。



前幕へ続く

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