夜会VOL.19「橋の下のアルカディア」

今年はなみふくやでじなみで初日の当選率が高かったのか、顔見知りがほぼ皆さん初日のチケットを取れておりました。楽日は相変わらずプラチナチケットですが。

会場に行ったら、掲示板でもおなじみのマルックスくんと遭遇。そしてここで奇跡が!! たまたま彼と話していた女性(管理人とは初対面)と管理人が持っていたチケットが隣!! ちょっと運命をかんじ・・・・・いやいや、歳の差もありますし、ただの偶然です(笑)

ただね、まったく知らない人でも隣に女性が座っていると、ステージに立つみゆきさんに「誤解です!この人は連れではなくてただ隣の座席が当たっただけです!」というオーラを必死に放出する管理人としては、今回は休憩時間に楽しくガッツリ内容について話してしまったこともあり、もしこのシーンを遠目からみゆきさんに見られたら弁解の余地はないな・・・と思っておりました ←自意識過剰w

さて、ここからネタバレ注意です。まだ見ていない方はご覧になってからをお勧めします。

 

 

 

細かい部分は別として、基本的に夜会Vol.19は夜会Vol.18の再演です。ストーリーやセットもほぼ同じ。ただ、再演ということもあり、2年間自分の脳の中で熟成されていたのか、理解が進んでおりました(ちなみに初日で歌詞を間違えたみゆきさんは、終わりの挨拶で「ボジョレーヌーボーが解禁になった話の流れで夜会は2年間熟成された」と話していましたが、個人的には「2年間のブランク」とも言えるのでは!?とか思っておりました)。

さて、第一幕は現代の地下壕から始まる。占い師の橋本人見と代理ママの豊洲天音はねこじゃらしでじゃれ合う仲。そういえばVol.18では気づかなかったけど、はじめ人見が天音を探しても見つからず、大きな袋を占い館の裏に投げると「痛い~」と言って天音が現れてくるシーン。天音はごみ捨てのゲージの中で寝ていたのね。

猫じゃらしで天音とじゃれる人見。仲がいいというのと、天音が猫の生まれ変わりということを表しているのは分かるけど、初めて見た人は前世のすあまのことを知らないから、そこに気づけない。

唄「失せ物探し」の失せ物とは何だろうか?と思っていたんだけど、二人の探し物は前世の互いの姿ということなのかな。だから、あの場所を離れられず探し続けている。もちろん、見つけられない。でも、水晶がたまに光ったり、推奨に導かれたりして、九曜を含む各自の過去を映し出そうとしているんだ。ちなみに九曜が村男の「公羊(くよう)」=「供養(くよう)」とかかっているとして、九曜ってそもそも何?と思って調べたらインドの占星術らしいね。

その九曜が歌う「一族」は正確な歌詞は忘れてしまったけれど、捨て去ろうとした不名誉な一族の名があって、それを白黒のの白黒の写真を持っていることから、その人たちと関係しているのだろうということは分かる。まあ、それが模型屋を営んでいた九曜の父と、その父でゼロ戦のパイロット(語られていないけれど、特攻せずに逃げ帰ってきたため、当時非国民と呼ばれた人→不名誉な名)なのだろうということは、再演だから分かる。しかし、初めて見る人には難しいだろうなぁ。

天明2年に時代が移り、すあまをわが子のように抱きしめ可愛がる人身(ひとみ=じんしん)。そして例のごとく村長に指名され、橋脚の人柱に・・・・・。あーみゆきさんが沈んでいく~!! やめて~!!

その前に、村男で旦那の公羊が後ろからみゆきさん演じる人身をはぐするのはやめて~。今日ははぐの日(火曜日)じゃないぞー!(ガッキー主演の某ドラマ) みゆきさん、さらし巻いて!!(笑)

第二幕では、呑んだくれのラヴレターを書いていたのが脱走兵で、彼は手紙を書いては紙飛行機にして飛ばしていた。緑の手紙とはやっぱりゼロ戦で、呑んだくれていることからして手紙のあて先はバーのママ。ただし、天音は代理ママというポジションを強く訴えていたから・・・・・・代理ママとママの関係性がやはりまだつかめない。

また、天音がなんで現世ではガードマンになっている九曜に惚れているのかも不明な点としては残る。九曜は前世では人見の旦那で、悔みながらも彼女を人柱にした人でもあるから。九曜の祖父(脱走兵)と代理ママのバーの本当のママに関係性があったとしても、肝心のママが誰なのかわからない。代理ママが実はママの生まれ変わりという話もファンの一部からはあったけど、それでは生まれ変わるのが早すぎる気がする!(笑)

もしかして、「代理」って「人柱」にかかっているのかな? 人柱にされる人って、ある意味柱の代理のようなものじゃない? そう考えると天音は人身を守るために(?)、誰かの代理というか代わりにその場にいるという解釈も成り立つ。

そして舞台はラストシーンへ。格納庫から出てきたゼロ戦パイロットは、たぶん祖父の霊なんだろう。そして操縦できるとは思えないけれど、ガードマンの九曜に帽子を託す。ゼロ戦は2人乗りのため3人乗ることができなず、人身は天音を捨てることができず、天音は人身を守るために猫になったから、二人は乗ることを拒否。九曜の機転で二人が入る籠をゼロ戦に括り付けて機体は上昇。

しかしここで問題が。ラストの解釈がバラバラなのだ。今回は助かったと自分は思っているけれど、三人とも結局死んでしまったと解釈するファンも多い。確かに、格納庫から飛び立つことができたとしても、普通に考えて操縦できるとは思えないし、着陸できる気がしない。というか、街中をゼロ戦が飛んでたら大変だ・・・。きっと三人とも誰一人見捨てることはしなかったけれど、三人とも死んでしまったんだ、という解釈も成り立つ。

ただ、「この地が再び川に返るときは、二度と生贄にならないように緑の手紙を開けなさい」と言っていることからして、緑の手紙=ゼロ戦を使うことで脱出できると僕は考えている。India gooseでも「とーびたてーとーびたてー♪ もーどる場所はもーないー♪」と歌っているし、あの歌はどんな悪天候(苦境)に直面しても、どんなに夜が暗くても(先が見えなくても)、飛び立て! というメッセージが込められている気がするから。それで墜落してみんな死んでしまったら・・・なんか後味が悪いじゃない?

 

とまあ、自分の解釈はこんな感じです。他にも気づいた点はあったけど、忘れちゃった(テヘ)

ちなみに夜会を見た日の夜、僕は妙な夢を見た。「なぜか橋の下~♪」のメロディではなく、「らいしょらいしょ!」 の歌声が聞こえ、家の近くの寺が全焼してて、中にはみゆきさんがいる。そして僕はみゆきさんを見捨てたりしないと火のなかに飛び込んでいた。

おい・・・・・なぜ混ぜる(笑)前の夜会やないかい。

夢の中で夜会を見るなら、せめて後ろからみゆきさんをはぐするシーンを、石田匠さん役で演じたかった!(笑)

みゆきさん関連News

  1. 夜会VOL.19「橋の下のアルカディア」 2016年11月17日~12月17日
  2. ニッポ放送 オールナイトニッポン月イチ放送(毎週日曜日深夜27時~29時)
  3. 中島みゆき・21世紀ベストセレクション『前途』 2016年11月16日発売
  4. Blu-ray&DVD 中島みゆき Concert「一会」(いちえ)2015~2016 2016年11月16日発売
  5. Concert「一会」(いちえ)2015~2016‐LIVE SELECTION‐ 2016年11月16日発売

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