東京フォーラムに行ってきた

休みの日と言えば、1日3時間~6時間ほどテニスをしている管理人です。こんばんは。極寒の中、いい年したオヤジがね~短パンでコートの中を走り回っているという(笑)

さて、ここからは長文でネタバレです。1月26日、東京フォーラムに行ってきました。18:30開演ってやっぱりスリリングだわw 会社の定時である17:30になった瞬間、タイムカードを押して颯爽と立ち去る管理人。その10分後に最寄り駅を出る電車に乗らないと間に合わないから息を切らして走る。こういう時は、普段のチャリ通勤(片道25分)+週末テニスの体力がものをいう。電車に飛び乗った。

有楽町の駅に着いたのは開演13分前。しかし出口を間違えて、そこからほぼま逆の方向にダッシュ。しかもトイレに行きたくなったので会場についてからまっすぐトイレへ。うわ~長蛇の列だわぁ。で、開演5分前にお葉書コーナーに移動。考えていたネタを殴り書きw ← みゆきさん、読めるのかよ・・・・・。で、席に着いたのは18:29でした(笑) まさに時間との戦いだっ。

かなり右側の席ながら、前から9列目であったため、とても見やすかったです。みゆきさんの勝負アングルと言うか、左顔45度をガン見するw

その熱い視線を感じ取ったのか、出だしでいきなり歌詞がとび気味になるみゆきさん・・・・・・かわいい。。。

もう桟橋に灯りは点らない → やまねこ は正直Sweetではないような気がするものの、どちらも好きな曲なので嬉しかった。自分は毎回のコンサートで初めの1曲目にコンサートテーマのようなものを感じるので、今回はこの曲なんだなぁ~と思った。前には「ご機嫌如何」なんていう名曲からスタートした時もありました。

やまねこが終わってピアニシモに入る前に少し長めのMC。話が飛ばないように、ひとつひとつネタを確認しながら話すみゆきさん。「特別丈夫と言う訳でもない。風邪をひくこともある。いもりは食べていない」「生まれたときから声が大きかった」「大学時代は4階でみんなと話しているのに、なぜか自分の声だけが1階にいるシスターの耳まで届いて、『なかじまさん!』と怒られた」「会社のある方からもう少し小さい声で歌ってみなさいと言われた」「今はそれが夜会という舞台では役に立っている」「その人に感謝をしたいけれど、できない場所に行ってしまった」。抜けてたらごめん。だいたいこんな感じ。そして歌う。どんな時代もシュプレヒコールを受けるのは声の大きな人たち。単に声量ということではなく、とにかく喚き散らして注目されて、初めて人は舞台に立てるということなのかな。聞き分けのいい人は大物にはなれない、成功できないのかもしれない。

アルバム心守歌から、六花、樹高千丈、落葉帰根とあり、旅人の歌へと続く。この前のMCで「旅に関する歌を」と言っているんだけど、ちょっと気になったのは旅の歌「流星」が後半にも入っていること。ビターとスイートで分けたのかもしれないけれど、そもそもあえて流星をトリの前に入れる理由も思い浮かばず、きっと何か意味があるのだろうと思いながらももやもやしているのでありました。

あなた恋していないでしょを歌うみゆきさんは、なんかずっと正面を向かっていた気がする。ステージの右にも左にも移動せずに、バンドマンへ視線を移すこともなく。他の曲のときは、結構みゆきさんはバンドマンを見てるんだよね。ライカM4はタムジンの歌。あんぱん渡されて一人にされて、こけたところを撮られたとか・・・おいおい。あ、でも考えてみれば、みゆきさんのアルバムジャケットってさ、特に昔は手だけとか、文字だけとか、あったよね~。そっかー、あれはカメラマンとスタッフの苦労の結晶だったんだぁ~(笑)

ラストのMEGAMIを歌うみゆきさんの表情はとても優しかった。そのちょっと前にドレスも柄付きのカラフルな物に変わっていたせいかもしれないけれど、艶やかでした。前半でお色直しは2回だったかな? 白いドレス姿も綺麗だったなぁ (^q^)

トイレに近い自分は休憩時間に入って5分後ぐらいに席を立つ。単に、用をたす時間を少しでも後ろにずらしたいという意味でね。

後半はオールナイトニッポンの音楽と共にお便りコーナー。初日のMCでは「ANNのスタジオってこんなマイクも含めて感じ。赤がどうたら~」って言っていたけど、今回のMCではその話はなかった。みゆきさんのトークに勢いがついてしまったせいか、ハガキを少し残した状態でエンディングが流れ、お便りコーナーは終了。みゆきさんは座ったままでセンターに移動し、後半のビターが始まる。

歌はペッドルームでスタート。管理人が命名するならば、これは独裁者の歌かもしれない。歓声の前ではスーパースター、英雄、勝者であっても、一人眠るベッドルームは普通の人間に戻る。その時に幸せな人生を送れている人とそうでない人の明暗って分かれると思うのね。恨まれ憎まれながらの勝者は、誰もいない安全地帯であるベッドルームでほっとする反面、とても寂しい気がする。そう、誰もいない場所こそが安全地帯であるという寂しさとでもいうのかな。この歌を初めて聴いたときから、ずっと僕が感じていること。

空がある限りはワールドワイドな歌だなぁ。ベッドルームの後に聴くと、アゼルバイジャンという地名がまたいろいろとイメージを膨らませる。戦場、荒野、不安定な治安とそこで必死に生きる人々。

で、ここで友情が入る。この歌を選ぶみゆきさんの身を少し案じてしまう自分。それはWhy & Noにも感じるところ。たぶん、ひねくれているところがあって、あまのじゃくのところがあって、時に疑い深いところもありそうなみゆきさんだけど、一方で信頼した人に対してはノーガードな気がするのね。そんな身近な人々、信頼していた人々の裏切り・・・・・気を許していたからこその深い傷。みゆきさんみたいに第一線で長く歌っている人には、たぶん凡人には想像もつかないほど、色々な人が近寄ってくるんだろうな。初めは警戒していたみゆきさんも、長く付き合ううちに情も芽生えて、少しずつ信頼もしていくようになる。その人の言葉に耳を貸すようにもなる。誰の言葉にも耳を貸さないというのは独善的だから、身近で自分を想ってくれている人の言葉ぐらいはしっかり聞きたいという気持ちがあるんじゃないだろうかな。でも、みんながそんな純粋な人ばかりではないから、「あなたのことを思っていっているのよ」の言葉の裏に、本当の狙いが隠されていたことに気づいた時、きっとみゆきさんは凄く悲しい気持ちになるんだろう。いや、みゆきさんに限らず、そういう思いをしたことは誰にでも一度や二度はあるはず。

「阿檀の木の下で」では航空機の轟音が流れる。ラストで赤いハチマキサイズの紐を両手に取って、片方の手からすり落ちるという動作を数回繰り返すみゆきさん。それが何を意味しているのか? 尊い命が失われたことを表しているとしたら、赤は血の色にも思えてくる。あるいは赤い糸を意味しているとしたら、結ばれるはずだった人の一方が切れてしまったといも受け取れる。歌い終わってからは、みゆきさんは肩からその赤い紐を前にぶら下げるんだけど、それは何を意味しているのか? みゆきさんの服が黒くて、少し襟が長い(セーラ服のセーラみたいな)だったので、一昔前のセーラ服を着た女学生にも見えなくはない・・・ ←たぶんこれは違う。

続く命の別名も迫力があった。もとはドラマの主題歌だったけど、場面が変われば意味も変わる。同じ言葉なのにね。

前述のWhy & No、流星がここで入った後、麦の唄になる。これはボーナストラックみたいなものだろうか。たぶん、今回のコンサートのテーマとは異なる選曲だと思う。で、入れる場所が見当たらなくて、ラストに入れたんじゃないかな?(笑) 国民的ドラマの主題歌であれだけ認知されていて、これを聴きたくて来た新規ファンもいるだろうからということだろうな。朝の要素がない自分になんで話が来たのかと驚いたけれど、酒の話だときいてさらに驚いたみたいな。朝っぱらから中島みゆきで酒の話でいいんですか!? みたいな(笑) まあ、僕はお茶の話であってもみゆきさんに主題歌を歌ってほしいけどね(笑) お酒でなくても、お茶飲み友達でもなれたらいいな、と思う人なので。

アンコールの一曲目は浅い眠り。ステージに向かって右側に来たみゆきさんと目があった気がしてどきりとした。「忘れないと~誓った~あの日の~♪」この歌の歌詞は色々と奥深い。戻らない大切な日々。失って分かるもの。本当は失う前からなんとなくは分かっていたのかもしれない。でも、実際に失った時の喪失感の大きさまでは、人はなかなかイメージできないものなんだろうな。失うまでは。時間は取り戻せないというのは当たり前の法則ではあるけれど、同時に僕らは日々、時間を失い続けているともいえる。大切な物を時間が奪っていくような気がする。

続くのは「夜行」。僕の中ではこれも旅の歌のイメージなんだけどね、実は。遠くに行く旅というよりは、なんか彷徨っている感がある。同じ場所にとどまっていないで、ふらふらと次から次へと、街から街へと流れていく感じ。「一会」というテーマ、タイトルで考えたとき、浅い眠りを選曲したのは分かるんだ。でも、夜行をなぜみゆきさんが選んだのかは今一つ分からないところでもある。そもそも、「一会」が「スイート」と「ビター」に分かれているのも、ね。

もちろん、なんとなくのイメージはある。スイートは一曲一曲が身近なひとりひとりへのメッセージの集合体のような気はする。主人公がはっきりしているというか、みゆきさんにとってとても身近な出来事の集まり。それに対してビターはもっと大きな、国と国とか社会と社会とか、あるいは常識と常識とか、時代を越えた普遍性、良くも悪くも変わることのない、昔から繰り返されていることを歌っているように感じる。考えすぎだろうか?

そして本当の最後の最後が「ジョークにしないか」。思えばコンサートの頭に、「せっかく来てくれた皆さんに楽しんで帰ってもらえたら」なんて話をMCでされていた。「笑ってくれましたか~♪」で始まるこの歌は、ほんのひと時であっても時空を共有した人に対する愛なのかもしれない。人生色々ある。ビターみたいなこともある。辛いことはジョークにしてしまおう、ってことなんだろうな。ジョークにして笑い飛ばして生きていこう、と。

21:30ぐらいだったかな。無事終了。自分は出待ちに参加しました。フォーラムはいいね。ちょうど車が出てくるところの反対側が少し高くなっていて見晴らしがいい。みゆきさんはたしか22:000過ぎぐらいに出てきた。思ったより早い。自分はまだ先だと思って携帯をいじっていたときに周りにいた人の雰囲気が変わって前を見たら、ちょうど車が出てくるところだった。窓を半分開けたみゆきさんが笑顔で手を振る。僕らも降り返す。手すりがあって、しかも高さ的に段差があるから、ファンは車に駆け寄ることができない。それゆえに窓を開けられるんだろうなと思う。段差がないところで、駆け寄れる場所でファンサービスのために窓を懸けようものならば、車に駆け寄って巻き込まれるという事故にもなりかねないからね。市街地じゃないから、声かけもOKだし。フォーラムの出待ちはお得だと思う。

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  1. ニッポ放送 オールナイトニッポン月イチ放送(毎週日曜日深夜27時~29時)
  2. ニューアルバム『組曲(Suite)』 発売決定 2015年11月11日
  3. 夜会VOL.18「橋の下のアルカディア」 発売決定 2015年11月11日
  4. コンサートツアー「一会」 2015年11月12日~2016年2月11日

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