夜会工場Vol.1感想

東京4回、福岡3回、名古屋3回、大阪3回。計13回の公演は、あっという間に終わってしまった。大阪は当日券を狙ったものの、結局電話がつながらず…。ちなみに大阪のラスト2回はカメラが入ったらしい。

夜会工場Vol.1を見た人の感想はそれぞれ。ただ、今までの夜会を見てきた人からよく耳にしたのは、鑑賞1回目を終えての「夜会のダイジェスト版?? みゆきさんならもう少しひねってくれると思っていた」という若干期待はずれな言葉と、鑑賞2回目を終えての「ただのダイジェストではない」という新たな発見の言葉だった気がする。

僕が2回の鑑賞を終えて、ホテルのペットに横たわりながら考えていたのは選曲。というのも、みゆきさんがどの曲を選ぶかということは、それがそのまま今回の夜会工場のテーマであると思ったからだ。

夜会オリジナル曲を含め、数多の歌の中から選ばれた23曲は、それを一筋のストーリーとして繋げると感慨深いものがある。今回は発表順ということでわかりやすいが、夜会が始まった当初に歌われた曲が恋愛をベースとしたものならば、後半は人生そのものを歌っている曲が多くを占めていることがとてもよくわかる。
みゆきさんもまた、年齢を重ねたということだと言ってしまえばそれまでだが、二雙の舟を両端においてうぶ声で始まりうぶ声で終わるというのは、夜会工場そのものがひとつの人生のように思えてならない。

つまり、今生として生を授かり、はじめに産声を上げてから、恋をし、時に裏切られたり、悲しい思いをしたり、騙されたりしながら、それでも笑ったり、喜んだり、踊ったり、あるいは結婚し、命のリレーを繋ぎ、そして来生のために炎にこの身を焼かれ、再び産声を上げる。それを包み込むようにあるのが二雙の舟。

つまり、何度生まれ変わっても、「お前」と共に歩んでいるということなのではないだろうか。遠のこうが、離れようが、また巡り会う。そんなみゆきさんの気持ちを僕は感じるセトリだった。

う、少し妬けるw

ちなみに、大阪の夜会工場は、文さんとのやり取りに変更が加えられていたようで!! オイオイ、誰か教えてくれよw なんか、文さんの役得だったみたいで、大阪公演を見た人たちはもったいぶって教えてくれないんだ。まさかラブシーン!? いやいやいや・・・・・・いややーーーーーーー!!(笑)

ふぅ、すまぬ。取り乱した。

それにしても、みゆきさんにとってというのはどういう色なんだろうか? 文さんが着ていたのも紫の服だったし、そういえば「紫の桜」という名曲もあった。この辺は誰も正解がわからないのだろうけれど、みゆきさんの中には明確な意味があるような気がする。

ちなみに、夜会工場は結局のところ夜会なのか、それとも工場なのか…違う違う、コンサートなのかという議論がファンの間でされていた。セトリが出ているし、お芝居につながりがなく(ダイジェストととらえれば)歌がメインなんだからコンサートなんじゃない? という声を聞く一方、街路樹を杉本さんが、都の灯りを文さんがフルで歌ったりと、夜会ならともかく、コンサートではなかったことをしているあたり、これは夜会なのだと僕は感じた。アンコールもなかったしね。もちろん、上記に書いたようなないように見えて実はあるストーリーを感じたし。

来年は夜会工場Vo.2なんだろうか? それともコンサートツアーなんだろうか? あるいは続・夜会工場Vol.1を春にやるんだろうか?(笑)

妄想は尽きない。僕はこれからも、みゆきさんの歌を聴きながら生きていきたいと思う。


<夜会工場Vol.1 セトリ>

1.二雙の舟 Inst.

2.産声
3.十二月
4.月の赤ん坊
5.キツネ狩りの歌
6.さよならの鐘

7.泣かないでアマテラス
8.笑わせるじゃないか
9.シャングリラ
10.TOURIST
11.SMILE, SMILE
12.女という商売
13.NEVER CRY OVER SPILT MILK

14.明日なき我等
15.白菊
16.街路樹
17.天使の階段
18.ミラージュ・ホテル

19.命のリレー

20.らいしょらいしょ
21.都の灯り
22.竹の歌

23.産声

24.二雙の舟

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  1. ニッポ放送 オールナイトニッポン月イチ放送(毎週日曜日深夜27時~29時)
  2. Blu-ray & DVD『夜会VOL.17 2/2』 11月11日発売
  3. ニューアルバムアルバム『十二単 ~Singles 4~』 11月20日発売

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