今更ながら
みゆきさんのシングル&アルバムW購入キャンペーンのハガキを出した(笑) 今更かよ! って思わないで。A賞にしようかB賞にしようか、結構マジで迷った人です、はい。というのも、B賞のほうが実用的だし、当選者も30人と多いからこっちにしようかなと思いつつ、いやいや待て待て、サイン入りはA賞だけだからみゆきさんの手垢が付いているのはこっちだけで、B賞はあくまでもロゴの印刷に過ぎないわけで･･･とか色々考えていたのです。
結論からいうと、A賞にしました!!!!! ←みゆきさんの手垢の誘惑に負けた(笑)
さて、コンサートがとりあえず一段落ついて、あとは5月23日までしばらく冬ごもりに入るみゆきさんですが(←縁会のMCより)、ふとアルバムを手にとって気がついたこと。
あれ? 今回のアルバム、12曲も入っていてお得じゃん
って今更かよ!!!!!(笑)
って思って最近の他のアルバムもチェックしてみたら、あれ、11～13曲ってのが多いんだ、ということに気づく(今更ネタ)。
というのも、PCとかiPodとかに落として聴いていると、曲数とか見ないから、他のアーティストと同じ10曲～11曲ぐらいだと漠然と思っていた。そういう意味では、みゆきさんのアルバムはかなりお買い得だと思う。
さて、そんなアルバムから感想を幾つか書こうかな。
まず、印象的だったのが「ランナーズ・ハイ」
これは、ご自身のことを歌われているのかな? と思う内容ですよね。
「歌ったら停まらない」
だもん。
で、思ったんだけど、みゆきさんは今まで「愛か歌か」「未来か歌か」「恩か歌か」「恋か歌か」「暮らしか歌か」「人か歌か」なんて選択をしてきたのだろうか?
割と素朴な疑問で、みゆきさんと同じなんだけど、「なぜ両方じゃ駄目なの?」と思ったんだよね。みゆきさんの回りには、そんなに二者択一を求める人が多いんだろうか? そりゃ、歌っていれば、ツアーや夜会の時は家を空けるかもしれないし、家事どころではないかもしれないけれど、でも、両方をやっているアーティストは沢山いるじゃない? みゆきさんだって、両方あっていいと思う。むしろ、恋愛していないみゆきさんだったら、リアルに今の気持ちを歌にできないだろうし。みゆきさんが幸せになれるなら、妬けるけど、恋愛もしてほしいな。みゆきさんの幸せが一番だからね。
歌繋がりという意味では、「ピアニシモ」も異色だ。ピアニシモ=静かに歌う、なら、この歌の意味はなんだろうか? みゆきさんの歌には、感情移入しやすいものと、頑なに感情移入することを拒むようなものがあると感じるが、この歌はまさに後者で、一般的な人からすると、なかなか歌の内容を自分に置き換えて聴くことはできない。
それでいて、みゆきさんがご自身のことを歌っているようにしか聞えなくとも、やっぱり意味が分からない。分かる人には分かるってことなのかな?
歌=声 という繋がりでは、「オリエンタル・ヴォイス」も意味深。オリエンタル=東洋なら、東洋の声が直訳。その声が理解できない、ということは西洋人から見た東洋人の考え方が奇っ怪で理解できないということなんだろうか? と思ったりする。
とすると、かなり壮大なテーマになるわけだけど、一方で、「たぎる恋」であったり、「会えない人の面影を 私にもとめて呼ばないで」と、かなり個人的な内容も書かれているから、なかなか歌のテーマが見えにくい。 ちなみに歌詞カードのこの曲のページには、天女のようなみゆきさんが写っています(笑) 新星堂だったかな、ポスターになっていた写真。
また、一見、ご自身のことを歌われているかな? と思って、そうでもなかったのが「あなた恋していないでしょ」。三番の最後、最後の最後で、タイトルの言葉は、みゆきさんに誰かが言ったのではなく、みゆきさんが誰かに向けて発していることばなんだと感じた。
弱者、あるいはうまく行かない人たちへの応援歌のような曲も、今回多数収録されている。「倒木の復活戦」や「風の笛」や、復興を彷彿させる「リラの花咲く頃」など。毎回、最近のアルバムには何曲か収録されてはいるけれどね。初めてのアルバムのころからの、長い長いテーマなのかもしれない。みゆきさんが歌い続ける理由なのかも知れない。
そうそう。書き忘れる前に書かなくては思ったのが、シングル「恩知らず」のカップリング曲が「時代-ライブ2010～11」であること。縁会のMCで、「毎回どの曲を歌おうか考える」「沢山の中から曲を選ぶんだけど、その中でこれは前回歌ったものは外す」「でも、この歌は前回歌っちゃったんだけど、歌わせて下さい」といって、歌ったのが「時代」でした。
僕が見に行った東京公演で、みゆきさんが言葉を詰まらせたのも、時代。出だし直後、みゆきさんの声が聞えないところがあったから、僕はてっきり歌詞がぶっとんだんだと思っていたんですが、終演後に前の方で見ていた知人によると、感極まって声が出なかったようなことを言っていた。
当日はみゆきさんのご家族の方が来ていたという情報もあったから、つい気持ちが高ぶったのかも知れないけれどね。
時代の中に、今、みゆきさんがどうしても伝えたいメッセージがあるのかもしれない。歌でしか表現できないものだとしたら、アーティストとしては、表だっては言いづらいことなのかもしれない。
気になるのは、シングルに収録されていた時代のライブ音源が、いつのものだったのかということ。いや･･･拍手の音も入っているんですよ。ってことはですよ、もし自分の行った日のライブが収録されているとしたら、自分の拍手の音も、みゆきさんと同じCDに収録されているということに・・・・・・・(鼻血なぅw) とかついつい考えてしまう変態なのであります(笑)
さて、更新が長くなったので、この辺で。
みゆきさん関連Ｎｅｗｓ
- リマスタリングCD-BOX 9月1日から一般受注受付開始
- ニューシングル「恩知らず」 10月10日発売
- ニューアルバム「常夜灯」 10月24日発売
- 中島みゆき縁会2012～3 2012/10/25～2013/2/10 全28公演
- 中島みゆき縁会2012～3追加公演 2013/5/23 大阪フェスティバルホール
