夜会Vol.15感想

皆さん、こんばんは。
夜会Vol.15 ~夜物語~元祖・今晩屋の東京公演は本日まででした。最終日、本当は行きたかったのですが、会社の打ち上げもあり、断念・・・。チケットが手に入りそうだったので本当に残念でした。これを書いている時間帯は、ちょうど夜会が終わる頃です。

さてさて、今年の夜会は、かつてないほど難解でした。みゆきさん曰く、単純明快、のはずだったんですが(笑)
「安寿と厨子王」を予習していった人ですら一回目は理解できずに「???」となっているようですから、一回目で理解できた人はある意味神の領域ですの感受性を持っているかもしれません。

ちなみに僕は2回ほど見に行きました。2回目は皆さんから事前に安寿と厨子王の簡単なあらすじや、夜会内でのあの台詞にはこういう意味があるのだろう、的な知識を得ていたので、ある程度は分かったものの、でも・・・やっぱ分かったつもりでわかっていない、腑に落ちない部分も多々あったりして、大阪夜会に課題は持越しです(笑)

でもって、夜会を見終えた僕がみゆきさんに言いたいことがあるとすれば・・・。

もしも僕が厨子王なら、自分の幸せを願い、命を懸けて助けてくれた姉である安寿を恨んだりはしないだろうなぁ~ということ。みゆきさんは、「待っている」と厨子王に言いながら、辛さのあまり自殺してしまった安寿の行為を、厨子王からすれば裏切りになると雑誌などでコメントしていましたけれど、厨子王は自分が安寿を助けに来るのが遅れたことを悔やむことはあっても、決してうらんだりはしなかったと思うのです。自分の無力さを憎むことはあったとしてもね。

安寿は厨子王を思い、厨子王は安寿を思う。その結果が悲しいものに終わったとしても、お互い相手を思う気持ちは本当なわけだから。二人は離れ離れに生活をし、ついには生きている間に二度とめぐり合うことはできなかったけれど、相手を思い続ける気持ちに嘘偽りはなかったと思うので。

夜会の中では、そんな二人が生まれ変わった先でまた出会う。生まれ変わっているわけだから当然過去の記憶はない。でも何かを忘れてしまった・・・とは思っている。

ちなみに僕は夜会を見終わった後、「誕生」のあるフレーズが頭から離れなかった。

「たとえサヨナラでも 愛している意味」

そんな愛もあるのではないか、と。安寿は自分が死んだせいで、厨子王が姉の犠牲の下に生き延びたという後ろめたさを感じて生きることを、きっと望まなかっただろう。もし厨子王と会話をする機会に恵まれ、彼が安寿を死なせてしまったことで悩んでいたならば、「私のことは忘れて幸せになりなさい」と彼女は言うのではないだろうか?

二人は、運命によって引き裂かれはしたけれど、相手を思う気持ちはずっと持ち続けていたと思う。そういう関係も悪くない、とも思う。

まあ、自分の身に降りかかったら、ちょっと悲しいけれど(苦笑)

でも、自分が信じた人が結果として約束を守ってくれなかったとしても、その人が自分を思ってくれたうえでの決断をしたのであれば、裏切られたと思って心がすさんだり、人を信じられなくなったり、無茶なことをしでかしたりということにはならないだろう。

大阪夜会は年明けですね。既にチケット一枚はゲット済みなので、大阪ではどう微調整をしてくるか、今から楽しみです。(=^ω^=)

みゆきさん関連News

  1. 11月19日リリース予定:夜会VOL.14『24時着 00時発』DVD
  2. 夜会(東京公演08/11/20~12/19、大阪公演09/01/30~09/02/15)

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