![]() | 理想的な指導者とは |
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最も理想的な指導者は、部下から存在することさえ意識されない。 部下から敬愛される指導者は、それよりも一段劣る。 これよりさらに一段劣るのは、部下から恐れられる指導者。 最低なのは、部下から馬鹿にされる指導者だ。 |
(私訳) ●「部下から指導者と意識されない指導者」は、常に部下と寝食を共にしているので、 部下の能力を十分知っており、それを最大限引き出すことができる。 よって、最も優れた指導者である。
●「部下に敬愛される指導者」は、たとえ目を光らせていなくとも、部下にやる気を起こさせ怠けさせることがないから、
やはり優れた指導者といえる。
●「部下から恐れられる指導者」は、目を光らせている限り、部下を思うが侭に使うことができる。 ●そして、最も劣る「部下から馬鹿にされる指導者」。これはもはや何も言うことはないだろう。たとえどんなに 目を光らせていても誰も言うことを聞かず、富は公然と採取され、権力は乱用される。勢いがあっても維持できず、なければ その身が危うい。よって、最低の指導者である。 |