日本的平和主義の限界(1)に対する投稿 |
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![]() 「学級崩壊」はなにも最近始まった問題ではない! と思います。昔も「校内暴力」の名のもとまったく同じ事が 行われていたはずです。 学校によりその状態はかなり異なるとはおもうけれども、自分の行っていた中学はひどいものでした。
とりあえずコラム内の内容よりひどい状態は以前からあります。 ただ、これらは学校内で処理されていた為、外部(マスコミ、警察)等に情報がいっていなかっただけではないでし ょうか? 今また騒がれていたのはマスコミに流されているだけではないでしょうか? また、教師暴力に肯定的内容でしたけど、教師が生徒に対して手を上げてもそれは「教師に対する憎悪をます」だけ ではないか? と考えられないですか? 確かに「愛のムチ」というものも存在するだろうが、そんようなものはほんの一部だろう。 教師が生徒に手を出すときは、教師が生徒に手がつけられなくなり教師自身がムキニなり殴ってしまう。 これが一番多いと感じています。これを公認していいのか? いやよくないはずです! これではお互いの憎悪を増していくだけです。 自分たちは動物でなく「人間」なのだから、暴力で威圧的教育をおこなうのでなく話しをしていろいろな 経験をすることにより何が正しいのかわかるはずです。 表面的にわかるのでなくその実態を理解するのには時間がかかるだろうけれども、威圧的に押してけるので無く 自ら理解することが大切だと思う。 まだ自分の真理を確立できていないし、自分の考えを他人に押し付けることも問題があると思います。 教師は自分の人生観を話しそれを参考に、生徒自身で自分の真理を理解模索していく。教師もそれを見守っていく。 生徒はいままさにその模索中でありそのためにいろいろな問題が発生していく。 しかしこれは、以前から継続的に発生してしている問題であり、自分の真理を模索する過程にすぎない。と思います。 どうでしょう? ![]() 貴重なご意見、ありがとうございます。ご意見そのものには私も賛成です。 話し合いで解決できるところを、無理に力に頼る必要は全くありません。 問題は、その後です。つまり、「話し合いで解決できなかった時」の次なる手段です。 ここでは、現在の学級崩壊は、これまでの非行とは少々内容が異なるという事をまず説明しなくてはなりません。 1.小学校の学級崩壊 まず重要なポイントとしては、問題の低年齢化です。 ネコさんや私が学生だった頃(今から10年以上前)、非行は主に中学校・高校で起こっていました。生徒もこれくらい大きく なれば、話をして理解してもらうという事もできるかもしれません。 しかし、学級崩壊の主役は「小学校」なのです。よって体罰にしても、もちろん程度には限界があります。 叩く場合はまず理由を説明し、本人に納得させる必要はあると思いますが、体罰(というと凄いものを想像してしまいます が、別に瘤ができるほどげんこつをくれてやるというわけではない)を完全に否定してしまうことには、私は反対なんです。 実際に学級崩壊が起こっている学級の映像をテレビで何度か見たのですが、あれは想像以上のものでした。 小学生ならば、10年前でも授業中に騒ぎ出す生徒はいました。しかし、先生に大きな声で叱られれば、席につき反省の態度 を示したものです。仮にその10分後、再び騒ぎ始めようとも・・・。 しかし、学級崩壊が起こっている学級では、これが全く当てはまらない。 先生がどんなに大きな声を上げても、怒られている生徒はまるで聞こえないかのように先生の注意を無視し、何事も起こって いないかのように騒ぎ続けます。 また、授業中にある生徒がローかに出て彼を先生が連れ戻そうとすると、その間に今度は他の生徒が出ていく。まさにルール なき鬼ごっこです。 一言で言えば、「怒られる」ことに緊張感が全くない。家庭で怒られても、叩かれたことのない子供が増えたためでしょうか。 怒られた時の「ひやっ!」とする条件反射のようなものがないんです。だから生徒達は皆へらへらしながら、先生の注意など 全く聞こうとしない。 これは、先生を完全に甘く見ている証拠です。 私は教職にはついておりませんし、できるだけ客観的に、感情的にならずに判断したいと思っておりますが、彼らをあのまま 放っておくわけにはいかない、と実感しました。 2.中学校の学級崩壊 何を隠そう、私の通っていた中学でも当時相当荒れていて、クスリを除けば現在の中・高校生と大してやっていた事は変わら なかった。修学旅行では木刀振り回して危うく補導されそうになるし、他校の生徒がバイクが校庭に乱入し、授業中なのにうち 生徒も飛び出して乱闘になる事もあった。 持ち物検査をやればアーミーナイフが幾つも出てきた(校内で流行っていた。でも今の高校生と違って本当に使おうとは思って いなかったと思う。護身用というよりはステイタスとして持っていた)。 校内暴力が盛んだったから、先生の中には竹刀(しない)を持って授業に臨んでいた人もいた(本当だよ!)。 また、空手をやっている生徒を抑えるため、急遽外部から合気道の段を持っている先生がやってきた、なんていうこともあっ た。卒業写真を見ると、ほとんどビーバップハイスクール状態である。 ただ、荒れていただけあって、体罰も時々あった。ローカに数十人並べて、順番に頬をひっぱたかれたこともあった(私も その中の1人)。 しかし、そんなことがある程度の抑えになっていたと思う。 しかし、現在の教師は生徒を叩けないために、逆に不良数人に先生5、6人が1時間以上殴る蹴るの暴行を受けたという事件も、 つい最近報告された。私はこれを健全な環境だとは思っていない。 体罰はないに超した事がない。しかし、「はじめから絶対行わない」と宣言してしまう事が、果たして最良の手である かは疑問だ。 「体罰もありうる」ということが抑止力になる事も多々あるのだから。 |