「おやじ狩りはなぜ生まれたか」 に対する投稿
孫夫人さんの感想
 世の中の全体的に金銭で左右される時代ですね。
 高校生に限らず大人たちも金銭に奔っている、ような気もします。
「自分は如何であろうか?」と問えば...イエスともノーとも言えず...。

 子供社会は大人社会を映す鏡のような物かも知れません。
 私が高校生の頃にも、安易に、お金を手にする女性徒もやはりいました。
 みゆきさんのページで読んだ時にも思ったのですが、何かライトと言えば聞こえは良いけれど、真剣に誰かを愛するとか、 お金に縛られないとか自分を大切にするとか、こういう事が欠落していくって恐い事かも知れません。

 思春期は本当に大切な時期だと思います。そこで高校生達が社会への嫌悪をいだき、大人への不信感に捕らわれる社会を 作ってしまっているとしたら、悲しい事です。

今後も更新、頑張ってください。

管理人より
 とても親身になったご意見、本当にありがとうございました。
 感想をお寄せ戴いて非常に嬉しく思いました。

 私は、援助交際こそが親父狩りの元凶ではないかと思っています。そして援助交際もまた起こるべくして起こった。
 援助交際がバブルが弾けて以降起こったことは決して偶然ではなく、物質的に豊かになることを望む戦後文化と 経済の停滞が大きなバックグラウンドになっているとは考えられないでしょうか?

 バブルの時代、男も女も贅沢を覚えてしまいました。新入社員が初めて買う車がBMWの新車だったり、一般の主婦が 株に大金を投資したりと、異常なまでの盛り上がりがあったわけです。
 自動車では日本車が欧米を席巻し、テレビではハイビジョンを世界に先駆けて製品化したりといった具合に、技術 でトップになった、という自負かまた傲慢に人を代えていった時代でもありました。

 大学生はアルバイトばかりでろくに勉強しなくても一流企業に入れるという甘い蜜を吸い、高校生は自分達も そうなれると信じて上を見ていた……。そう、まさにここがそもそもの発端ではないでしょうか。

 バブル絶頂期にあった高校生達は、自分達が大学生になり、就職するときになって急に経済が低迷し、それまで 氾濫していたおいしい話がなくなってしまったことにまず直面しました。
 大学生になれば、社会人になれば、綺麗な服に高価なバックを持てると信じていた女性たちにとっては、大きく 理想が崩れたわけです。でも一度手にした(目にした)贅沢は、止められません。
 社会が急に不景気になったとはいっても、先輩達が楽しんでいた贅沢を急に止めることはできなかったわけです。

 しかし、状況が変わってしまった以上、普通の稼ぎ方では自ずと限界があります。その不足分を生める形でまず 「ブルセラ」が生まれ、やがて援助交際などのアルバイトへと移っていったのではないでしょうか。

 彼女たちは別に食べることに困っているわけではなく、洋服やアクセサリーを買うお金欲しさに交際をしている のがその論拠です。

 もちろん、その一方で性の開放という現象も進行していましたが。

 孫夫人さんは女性で、なかなかこういった話を男の私がするのはし辛いところもありますが、以上が管理人の 考えていることです。

 今回は、ご投稿、本当にありがとうございました。

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