日本の教育を考える〜英語編 に対する投稿
劉表さんの感想
 理科系ならおっしゃるようなスペシャリストに個々人がなることですし、文系ならむしろ、 日本文化をよくしっておくことのほうが、海外でも重宝されると思います。
 そして、世界に対する貢献という意味では、理系なら技術であり、文系なら社会(世界)のありかたに 対して自分なりの貢献ができるような意見がもてる人が求められると思います。英語は枝葉末節 に近いかなという気もしないではありません。

 自分の意見がないのに英語だけしゃべれたって役にはたちません。環境問題や、南北問題、 貧困問題、民族問題、いろいろ世界に難題があり、 その解決へむけてなんらかの意思をもてるような人とでもいいかえましょうか。
 日本の経済敗戦も英語がしゃべらないというよりは、経済ルールの設定において日本がさほど意見を のべなかったということがあると思います。
 BIS規制などよい例です。アメリカの都合のよいようにルールを設定されてしまった。
 1996年にICJが核は一般論として違法という判断を示しましたが、これは被爆国日本から の運動ではなく、NZの主婦から始まったものと記憶しています。

 私の知っている広島の小学校の先生は、さほど、英語が達者とは聞いてませんが いろいろな人の助けで、国際交流を進めています。毎年、8月になると何万もの千羽鶴が届くのです。

 会話ですが日本人はあまりにも正確性を追求しすぎて、しゃべれないということがあると思います。
 それなりに、肩の力をぬいていけば、今の時間でも大丈夫と思います。

管理人より
 連日の投稿、ありがとうございます。

 私はアメリカでホームステイをしたことがあるのですが、そこで気付いたことはネイティブの人の英語が 文法的に間違っているということです。
 同行していた英語の教授に確かめたので間違いありません。
 これは意外なことのように思えるかもしれませんが、確かに我々も日本語を正しい文法で使っているとは 一概には言えません。つまり言葉とはかなりアバウトなものなのです。
 しかし日本の英語教育は、先に話しましたとおり試験のための英語です。しかもその試験というのは、 「落とすための試験」です。ですからどうしても特異で難解な出題がなされる。
 日本の学生はそんなものばかり暗記しているのです。解けない受験者が現われるような問題でないと、 意味がないからです。

 一方、国際感覚ということになると、日本人はとにかく疎い。ハリウッドの大女優の名前は知っていても、 アメリカの大統領を知らない。いやいやそれどころかアメリカの首都がニューヨークやロスになってしまう。
 また情報がアメリカに偏りすぎているために、欧州やアジア諸国のことを知らない。例えばブラジル人(こ の言い方が正しいとは言わないが便宜上)は今でも靴を履いてないと思っていたり、東南アジアには高層ビ ルがないと信じている人すらいる。
 海の向こうというだけで殆ど関心を示さない。
 このあたりは改善されなくてはならないと思います。

 ご投稿、本当にありがとうございました。

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