山陰・瀬戸内ツーリング


2001.05.04.Fri.
 朝6:00起床。5:00に携帯で目覚ましを鳴らしたのに、止めてからそのまま寝てしまい、寝坊してしまった。やっぱホテルで二泊もしたから、ダラけてますな。
 昨日のパンの残りとポカリスウェットで朝食をとり、テントを畳み始める。撤収準備が整ったのが7:30頃。辺りがすっかり明るくなった頃に、キャンプ場を出発した。
 今日の行き先であるが、まず宮島に行く事にした。山陰ツーリングの筈なのに、突然厳島神社が見たくなって宮島に行こうと思い立った。R191をそのまま行けば、広島に出られるというのも一つの理由だった。
 R191を中国自動車道、戸河内ICに向けて疾走する。この辺り、車も少ないし高速コーナーが続くので、一般道なのに言うにはばかれるような速度で走り抜けてしまった。  R433からR2でJR宮島口駅まで行き、バイクは駅近くに停めて連絡船に乗った。宮島までは10分程度。宮島に着いてから厳島神社を参拝した。以前、TBSの「世界遺産」で見てイイなぁと思っていたのでかなり期待していたのだが、期待は裏切られなかった。海の中に立つ宮と能殿が実に雅だ。惜しむらくは、ここも人が沢山いるというところか。写真を撮ろうとすると、どうしても人が入ってしまう。回廊とかは写真を撮ろうとすると人は避けてくれるのだが、本殿は全然ダメ。結局あきらめた。
 参拝後は、厳島神社の裏の土産店街でもみじ饅頭と焼き牡蛎を買って食べる。どちらもウマイ。特に焼き牡蛎は焼きたてに濃い口醤油を垂らして食うと、たまらなくウマイんだなぁ。これだけでも宮島に来た甲斐があった。
 その後は、連絡船に乗って宮島口まで戻った。これで天橋立と宮島、そして去年の夏の北海道・東北ツーリングの際に行った松島も入れて日本三景を見て回る事が出来た。一つ目標達成で満足。
 宮島を見た後は、再び山陰側に戻ることに。帰りは別の道を使おうと思い、R2で少し下関方面に走ってからR186に入った。しかし、このみちがまた曲者だった。渓流沿いの道で幅が狭くて左側は崖。山側からは水が湧き出して道が水浸しになっている。しかも、何故か車の行き来が結構あって、あちこちで車のすれ違いの為にストップさせられた。R186からR 488で益田方面に向かったのだが、この道もまた細い上に鈴ヶ岳越えの峠道で急な登り坂。峠を越えた後も強烈に狭い上に崖っぷち。ちょっとでもアウトに膨れたらそのまま崖の下へ真っ逆さま。生きて帰れそうもないようなそんな道だった。はっきり言って、登山道みたい。そんな所を車が走ってるんだけれども、本当に峠を越えられるんだろうか?
 で、延々山道が続いて残燃料も心許なくなってきた頃にようやく山道を抜け、町中に出られた。R9に出たところで給油し、益田に戻ってR191を西へ向かった。
 この頃すでに12:00過ぎで、どこか適当なところで昼食にしようと思いつつも、R191があまりにも快調に飛ばせてしまった為に、萩まで来てしまった。
 萩では萩城跡へ行った。そこで売っていた夏みかんの羊羹を買って食ったのだが、これもウマイ。夏みかんの酸味があって、ただ甘いだけの羊羹よりウマかった。
 その後、昼飯にしようと萩城跡へ向かう途中で見かけた海鮮食堂に行ったのだが、なんと準備中。昼食を食いそびれてしまった。
 萩を後にして、県道28号でカルスト地形で有名な秋吉台へ向かう。県道28からカルストを抜ける県道32に入ると、車の大渋滞と出くわす。ああ、連休だからみんなこういう所に来るんだなぁ。
 秋吉台展望台では夏みかんアイスを食いながらカルスト見物し、その後は東洋一と言われる鍾乳洞、秋吉洞を見る。鍾乳洞も好きなオイラは期待していたのだが、ちょっとガッカリ。確かにデカイのだが、却って鍾乳洞らしい圧迫感とか閉塞感が感じられず、つまらなかった。ただの暗いドームの中にいるみたい。そしてなにより、ここも人だらけで、そっちの方が圧迫感があった。
 もう人だらけの所には辟易し、秋吉洞見物は早々に切り上げて秋吉台を後にした。このときも車の大渋滞に巻き込まれたので、帰りは県道31号と県道36号を使ってR191に戻った。
 秋吉台を出た時点で16:00過ぎだったので、今日の寝床を探す事に。その前に、R191沿いにある湯免温泉に入る。ここもクアハウスみたいなところで、大人一人 \500。泉質は無色透明な単純アルカリ泉で、お肌にイイです。
 風呂に入った後はコンビニで夕食のパンとカップラーメン(またか)を買い、給油をしてから青海島に向かった。ここの青海島キャンプ場でビバークする事にしたのだが、ここのキャンプ場が駐車場から少し歩いた所にあり、キャンプ料 \500と駐車料金 \200まで取られてちょっと損した気分。しかも、炊事場にコンロが完備してあって、テントの近くで火は使うなと言われた。変なキャンプ場。オイラ達のようにコンロは自分で持ってくるツーリングライダーにとっては、却って不便である。結局、テントから離れた海辺で自分のコンロを使って夕飯の支度をしたけどね。
 それから、ここも家族連れが沢山キャンプしてた。これがやっぱり、夜遅くまでうるさいんだが、もう気にせずにさっさと寝てしまった。
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