山陰・瀬戸内ツーリング

2001.05.03.Thu.

　8:30起床。昨晩は遅かったんで、起きるのも遅いです。ツーリング生活とは思えん(^^;
　カーテンを開けて窓の外を見ると……雨だよ。まったく勘弁してよもう。
　しかし、今日も負け犬モードになると全然進めないので、気合いを入れて出発する事にする。とは言えやはり腰は重く、ホテルでテレビ見てダラダラしながら 10:00ギリギリにチェックアウト。雨の中を出発した。
　雨の宍道湖を見ながらＲ431を西へ。昨日乗った一畑電鉄の線路と併走する。途中、一畑口で県道23号に入り、日本海側へ。峠を越えて山の合間から日本海が見えてた頃には、雨は止んでいた。良かった。
　ホッとしたのも束の間、次なる難関が。なんと小伊津の辺りで県道23号を見失ってしまったのだ！
　県道と言っても、この道は軽自動車が一台通れるか通れないかぐらい細い山道で、獣道を舗装したような道なのだ。これが小伊津の漁村に入ったところで、住宅の間の一般道と混じってしまって判らなくなってしまったのだ。更に間が悪い事に、小伊津で火事か何かがあったらしく消防や地元の車が狭い道にあふれてて、なかなか前に進めなかった。それでも小伊津の中をグルグルしながら３０分程無駄にして、何とか釜浦方面の看板を探し当ててその方向に向かった。
　峠越えの道になり一安心したところ、道が何故か県道232号に出てしまう。この道は平田市の方へ向かう道だ。おかしいと思い引き返したところ、途中の工事中により通行止めという看板があった方向に、釜浦方面の看板があった。なんと県道23号は通行止め！　この雨で地崩れでも起こしたんだろうか？　ともあれ、これでは平田方面に行くしかないのか！？
　しかし、これで１時間近く時間を無駄にしており何となく引くに引けない気分になっていた。それに県道23号が全線通行止めになっていたら、釜浦が外界と断絶してしまう。そんな事はない筈で、通行止めは一部分だけと考え、農道を迂回して県道23号に合流する場所を探した。そうしたらドンピシャリで、通行止め区間だけ迂回して県道23号に入る事が出来た。
　県道23号は崖っぷちで車も人も通らない狭い道で、また景色がイイんだ。苦労してでも来た甲斐があった。
　無事に釜浦、小津を通過し、大社町に入った辺りで今朝、給油し忘れた事に気づく。トリップが１５０マイル（２４０km）で給油ランプが点灯した。サンダーエースは燃料残量４リットルで給油ランプがつくので、今までのペースなら後４０マイル（６４km）は走れる。出雲大社までは何とか保つだろう。それでも峠道で燃費が悪くなってる可能性もあるので、無駄な吹かしはしないように高いギヤを使って経済運転に切り替えた。13:00頃、何とか日御崎に到着。この頃には、天気は少し雲があったが晴れとなり日御崎灯台から日本海がバッチリ見られた。
　灯台からの眺望を楽しんだ後は、日御崎神社に参拝。その後レストハウスでちょっと遅い昼食にした。ここのメニューに日本海丼というのがある。これは、ドンブリご飯の上にマグロの刺身のと山芋、鶉の卵をかけた物で、結構イケる。値段は \1,000とちょっと高めだが、観光地値段という事でまぁ納得しよう。日本海丼を食った後、サザエの壺焼きも食す。日御崎では、駐車場から灯台までの間そこら中で焼きイカやサザエの壺焼きを売っている。またその臭いがウマそうで、つい釣られて買ってしまったのだ。
　晴れた天気と海の幸を食した事で満足し、日御崎を後にした。
　次は出雲大社へ向かう。昨日も来たのだが、一応バイクでも来たかったので。しかし着てみてビックリ。大社前は車の大渋滞が出来ており、全然前に進めない。しかも大社前の通りは歩行者天国になっている。その通りにバイクを停めて写真を撮ろうと思ってたのに残念。仕方なく大社横の歩道に適当に停め、もう一度参拝した。しかし、昨日は夕方で全然人がいなかったのに、今日はものすごい人集り。ああ、そう言えば世間では今日から連休なんだっけ。
　二度目の参拝後、大社前の通りのそば屋に入る。日御崎で飯にしたばかりだが、島根半島に来てから名物のそばをまだ一度も食べていない。是非食べておきたかったのだ。
　その店では三種そばという割子そばがあり、それを頼む。三種類の割子には、それぞれ大根おろし、山菜、明太子の薬味が乗せてある。薬味とダシのマッチングは良し。結構ウマイ。そば自体は少しコシがあると言うか堅いと言うか、歯ごたえがある。江戸前そばより、昔のそば粉を練って焼いた物に近いか。これは人によって好き嫌いがあるかも。オイラはまぁまぁ気に入った。
　腹がふくれたところで出雲大社を後にする。この後は、天気が良いから行けるところまで行ってしまおうと思い、Ｒ９で海沿いに下関方向にひたすら走った。
　かなり走ったと思ったのに、なかなか島根県から脱出できない。島根県って横長なんだなと思う。ひたすら走って16:00頃、浜田の近くの道の駅「ゆうひパーク浜田」で休憩し、今夜の寝床を探す事にする。ツーリングマップルで温泉とキャンプ場が比較的近くにあるところを探し、Ｒ191沿いの聖湖キャンプ場に行く事に。道の駅を出てＲ９を更に南下した。
　益田でＲ191で内陸部に入る。どんどん山を登っていき。ついには広島県に入ったところにキャンプ場があった。
　しかし、ここも人だらけ。いわゆるオートキャンプってやつですか？　車でガーっと乗り付け、狭いキャンプ場にでっかいテントとタープをバーンと広げ、巨大なガスコンロで焼き肉をバンバン焼いてモクモク煙を出すわけですわ。しかも夜遅くまでバカ騒ぎが続く……。
　今日は休みの日なんだね。ビバークしたいだけのオイラにとっては結構迷惑だなぁ。それでも他に行く所がないので、隅っこの方にこじんまりとテントを張りました。
　それから、Ｒ191を益田方面に戻ったところにある美都温泉に行き、風呂に浸かった。ここの「湯本館」というところが公衆浴場で、大人一人 \500。クアハウスのような所なので、安心して入れました。
　風呂でサッパリした後キャンプ場に戻り、途中コンビニで買っておいたカップラーメンとパンで質素な夕食とし、就寝しました。

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2001.05.03.Thu.
8:30起床。昨晩は遅かったんで、起きるのも遅いです。ツーリング生活とは思えん(^^; 　カーテンを開けて窓の外を見ると……雨だよ。まったく勘弁してよもう。　しかし、今日も負け犬モードになると全然進めないので、気合いを入れて出発する事にする。とは言えやはり腰は重く、ホテルでテレビ見てダラダラしながら 10:00ギリギリにチェックアウト。雨の中を出発した。　雨の宍道湖を見ながらＲ431を西へ。昨日乗った一畑電鉄の線路と併走する。途中、一畑口で県道23号に入り、日本海側へ。峠を越えて山の合間から日本海が見えてた頃には、雨は止んでいた。良かった。　ホッとしたのも束の間、次なる難関が。なんと小伊津の辺りで県道23号を見失ってしまったのだ！　県道と言っても、この道は軽自動車が一台通れるか通れないかぐらい細い山道で、獣道を舗装したような道なのだ。これが小伊津の漁村に入ったところで、住宅の間の一般道と混じってしまって判らなくなってしまったのだ。更に間が悪い事に、小伊津で火事か何かがあったらしく消防や地元の車が狭い道にあふれてて、なかなか前に進めなかった。それでも小伊津の中をグルグルしながら３０分程無駄にして、何とか釜浦方面の看板を探し当ててその方向に向かった。　峠越えの道になり一安心したところ、道が何故か県道232号に出てしまう。この道は平田市の方へ向かう道だ。おかしいと思い引き返したところ、途中の工事中により通行止めという看板があった方向に、釜浦方面の看板があった。なんと県道23号は通行止め！　この雨で地崩れでも起こしたんだろうか？　ともあれ、これでは平田方面に行くしかないのか！？　しかし、これで１時間近く時間を無駄にしており何となく引くに引けない気分になっていた。それに県道23号が全線通行止めになっていたら、釜浦が外界と断絶してしまう。そんな事はない筈で、通行止めは一部分だけと考え、農道を迂回して県道23号に合流する場所を探した。そうしたらドンピシャリで、通行止め区間だけ迂回して県道23号に入る事が出来た。　県道23号は崖っぷちで車も人も通らない狭い道で、また景色がイイんだ。苦労してでも来た甲斐があった。　無事に釜浦、小津を通過し、大社町に入った辺りで今朝、給油し忘れた事に気づく。トリップが１５０マイル（２４０km）で給油ランプが点灯した。サンダーエースは燃料残量４リットルで給油ランプがつくので、今までのペースなら後４０マイル（６４km）は走れる。出雲大社までは何とか保つだろう。それでも峠道で燃費が悪くなってる可能性もあるので、無駄な吹かしはしないように高いギヤを使って経済運転に切り替えた。13:00頃、何とか日御崎に到着。この頃には、天気は少し雲があったが晴れとなり日御崎灯台から日本海がバッチリ見られた。　灯台からの眺望を楽しんだ後は、日御崎神社に参拝。その後レストハウスでちょっと遅い昼食にした。ここのメニューに日本海丼というのがある。これは、ドンブリご飯の上にマグロの刺身のと山芋、鶉の卵をかけた物で、結構イケる。値段は \1,000とちょっと高めだが、観光地値段という事でまぁ納得しよう。日本海丼を食った後、サザエの壺焼きも食す。日御崎では、駐車場から灯台までの間そこら中で焼きイカやサザエの壺焼きを売っている。またその臭いがウマそうで、つい釣られて買ってしまったのだ。　晴れた天気と海の幸を食した事で満足し、日御崎を後にした。　次は出雲大社へ向かう。昨日も来たのだが、一応バイクでも来たかったので。しかし着てみてビックリ。大社前は車の大渋滞が出来ており、全然前に進めない。しかも大社前の通りは歩行者天国になっている。その通りにバイクを停めて写真を撮ろうと思ってたのに残念。仕方なく大社横の歩道に適当に停め、もう一度参拝した。しかし、昨日は夕方で全然人がいなかったのに、今日はものすごい人集り。ああ、そう言えば世間では今日から連休なんだっけ。　二度目の参拝後、大社前の通りのそば屋に入る。日御崎で飯にしたばかりだが、島根半島に来てから名物のそばをまだ一度も食べていない。是非食べておきたかったのだ。　その店では三種そばという割子そばがあり、それを頼む。三種類の割子には、それぞれ大根おろし、山菜、明太子の薬味が乗せてある。薬味とダシのマッチングは良し。結構ウマイ。そば自体は少しコシがあると言うか堅いと言うか、歯ごたえがある。江戸前そばより、昔のそば粉を練って焼いた物に近いか。これは人によって好き嫌いがあるかも。オイラはまぁまぁ気に入った。　腹がふくれたところで出雲大社を後にする。この後は、天気が良いから行けるところまで行ってしまおうと思い、Ｒ９で海沿いに下関方向にひたすら走った。　かなり走ったと思ったのに、なかなか島根県から脱出できない。島根県って横長なんだなと思う。ひたすら走って16:00頃、浜田の近くの道の駅「ゆうひパーク浜田」で休憩し、今夜の寝床を探す事にする。ツーリングマップルで温泉とキャンプ場が比較的近くにあるところを探し、Ｒ191沿いの聖湖キャンプ場に行く事に。道の駅を出てＲ９を更に南下した。　益田でＲ191で内陸部に入る。どんどん山を登っていき。ついには広島県に入ったところにキャンプ場があった。　しかし、ここも人だらけ。いわゆるオートキャンプってやつですか？　車でガーっと乗り付け、狭いキャンプ場にでっかいテントとタープをバーンと広げ、巨大なガスコンロで焼き肉をバンバン焼いてモクモク煙を出すわけですわ。しかも夜遅くまでバカ騒ぎが続く……。　今日は休みの日なんだね。ビバークしたいだけのオイラにとっては結構迷惑だなぁ。それでも他に行く所がないので、隅っこの方にこじんまりとテントを張りました。　それから、Ｒ191を益田方面に戻ったところにある美都温泉に行き、風呂に浸かった。ここの「湯本館」というところが公衆浴場で、大人一人 \500。クアハウスのような所なので、安心して入れました。　風呂でサッパリした後キャンプ場に戻り、途中コンビニで買っておいたカップラーメンとパンで質素な夕食とし、就寝しました。
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