北海道・東北ツーリングU


2001.08.03.Fri.
 6:00頃起床。今日は 9:00のフェリーで大間に渡る予定なので、早起きした。いよいよ東北編突入である。ヤマトの方は、もう少し北海道にいたいという事で、ここで別れる事にした。
 手早く荷物をまとめ、7:00前にはライムライトを後にした。フェリー埠頭に着いて受付を済ませ、乗船時間を待っていると雨が降り出した。マジかよ! ほんとに今回も天気に恵まれないなぁ……。
 結局この時の雨は30分ほどで止んだのだが、フェリーが大間港に着いたとき青森側は雨だった。もうイヤーン。
 泣く泣く雨具を着込み下船する。そのまま大間崎を目指した。雨の大間崎でしばし呆然、いやマッタリと。同じフェリーに乗っていた、香川ナンバーのCB400の人と「あいにくの雨ですねー」などと世間話をしたり。あと、大間名物のベコ餅とサザエの串焼きを食べてお昼代わりにする。
 暫くして、雨が止みそうにないので諦めて出発した。R279で下北半島を時計回りに走る。雨のお陰で、唯でさえ「地の果て感」漂う景色が更に寒々しく感じる。もっとも、下北半島のこの雰囲気が好きだからこれでも楽しめた。
 大畑町で県道4号に入り、奥薬研温泉を目指す。細い山道の終着点に奥薬研温泉の「夫婦カッパの湯」という温泉がある。ここは無料湯で、川縁に露天風呂があるのだが湯を汚さない為に洗い場が無く、石鹸、シャンプーの使用も禁止されているので注意が必要。
 折角来たのだから、煙るような小雨の中、大畑川の流れを見ながら湯に浸かりました。ここのお湯は透明で、泉質はまぁまぁかな。
 風呂に入った後は県道4号を戻ってR279に出て、尻屋崎に向かった。R279から県道266に入ったのだが、この道は看板が全然無いのでいつの間にか違う道に迷い込んでしまった。材木運搬用の道路に入ったらしいのだが、所々ダートがあって大変。しかし、方向感覚だけを頼りに適当走っていたら、いつの間にか県道6号に出られた。尻屋崎に到着したのは 14:00ちょっと前。相変わらず雨だった為、寒立馬は見られなかった。結局、灯台の写真を撮っただけで尻屋崎も後にした。
 尻屋崎からは県道172、248を経由してR338に出た。そのまま下北半島の太平洋側を南下したのだが、この道がまた大変。基本的にトラックの通行量が多いらしく、トラックが落としていく土が雨で泥になり、それを対向車線のトラックや前を走る車が盛大に跳ね上げるのでバイクもオイラも全身泥まみれ。参っちゃうよ、もう。
 もう、その後はどこにも寄らず、雨の中ひたすら南下。八戸に到着したのが 16:30頃でした。この頃には雨も止んでいた。
 しかし、道路の看板を頼りにしてJR八戸駅に着いたはイイが、駅前は随分寂しい。とても20万都市の中心部とは思えない。そこでツーリングマップルをよく見直してみたら、本八戸駅というのが有るじゃあ〜りませんか。どうやらそっちの方が中心街らしい。早速そちらへ行ってみました。しかし、駅に近づいたところで車の大渋滞に出くわす。一体何が起こっているのかと前方を見てみると、なんとお祭りの行列のため駅前の中央通りに交通規制が掛かっている! オゥシット! 昨日の教訓でねぶた祭りの行われている青森は避けて八戸へ来たつもりだったのに、こちらも祭とは。事前の情報収集が足りなかったようザンス。
 まぁ、こうなってしまったら開き直って祭を見物。ついでに本屋を探して「るるぶ」の青森版を買い、駅周辺のビジネスホテルを探して一泊予約を入れた。もう雨の中走り通しで、キャンプ場探して野宿する気力も無かったのよ。
 祭りの方はそれなりの規模で、行列の中には武者の格好して馬に乗っている人もいたり、京都の時代祭を思わせるものだった。祭りの方が終わりに近づき、交通規制も徐々に解かれていったところでバイクの所に戻り、予約したホテルへ行ってチェックイン。シャワーを浴びてさっぱりしたところで、晩飯を求めて再び街へ。適当に見つけた居酒屋に入って、ビールと料理を頼んだ。ここで一人寂しく飲んでても、それはそれで良かったのだけれどが、カウンターの隣の方が色々話しかけてきてくれた。地元の商店街の人だったのだが、今日は祭だったので仕事は休み、朝から飲んでいたようでだいぶハイになっていたようだ。それでも、色々と八戸に関して話を聞けたし楽しい時間を過ごさせてもらった。やはり東北の人はなんと言うか、「あたたかい」。その後は、まだ出店の残っている公園をゆっくり歩いて祭の余韻を楽しみながらホテルに戻った。
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