なんとな~く山日記
(2024年)
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2024年の山行記録です。根が不精なので、簡単なコメントだけつけてみました。ちゃらんぽらんでスイマセン。
 
 
【2024年】
月日
山 域
日程
形 態
メンバー
備 考
4/20 八子ヶ峰 日帰り 日帰り 単独 景色が良いとそれだけで気持ち良い
3/30 岩舟山・三毳山 日帰り 日帰り 単独 かたくり満開。山全部が楽しめます
3/8~13 父島中央山・母島乳房山 5泊6日 ホテル泊 単独 小笠原諸島5泊6日の旅。とにかく素敵です(山行記録は別頁)
2/10 百蔵山 日帰り 日帰り 単独 雪の残る快適ハイク。気持ち良い!
1/6 三湖台・青木ヶ原樹海 日帰り 日帰り 単独 快晴の下、見事な富士山の絶景
 
 
 
 
山 域
八子ヶ峰
日 程
2024年4月20(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ
コメント
中央本線茅野駅から北横岳ロープウェイ行きバスに乗車。去年のゴールデンウィークに北横岳へ行った際には結構混んでいた気がするのですが、今回は自分1人だけ。2週間違うだけでこんなに空いているとは・・・。景色を眺める散歩登山です。山としてのシンドさは奥多摩や丹沢の方が遥かに上なのに、八ヶ岳を始め北ア・南アが見えると、それだけ気分が上がります。
10:10 アルピコ蓼科高原別荘地入口バス停
バス停から、登り気味の車道をしばらく歩いて行きます。バス停を降りた時は、「さすが高原は涼しい」と思いましたが、今年の気温はやはり平年以上。歩くと暑いです。前方にデンと構えた蓼科山を眺めながら歩きます。
10:50
八子ヶ峰登山口
車が10数台(?)停まっている駐車場に到着。トイレも設置された登山口。右が蓼科山への登山道、左が八子ヶ峰への登山道ですが、圧倒的に蓼科山へ向かう人が多いようです。
稜線に出るまで少し登りますが、実は今回の中で一番登ったのがここ。あとは平坦みたいなものです。ヒュッテアルビレオが見えて来たら、もうそこは稜線です。
11:10
ヒュッテアルビレオ(~11:20)
見た感じでは誰もいないようです・・・。目の前の蓼科山とその右にある北横岳を眺めながら小休止。今日は急ぐ旅ではありません。お馴染みの八ヶ岳の雪もかなり融けています。八子ヶ峰の東峰は目と鼻の先。ここから西峰までは、多少のアップダウンをしつつも、前方に車山、右の蓼科山、左後方に八ヶ岳を見ながら、草原の中をお散歩します。前方に見えるスキーリフトの終点の建造物、あそこが西峰のようです。
11:50
八子ヶ峰 西峰山頂(~12:50)
山頂で大休止。八ヶ岳がよく見えます。雪はほとんど残っておらず、白樺湖方面の降雪機を使ったゲレンデ沿いにだけ雪が縦に残っています。
早く下山しても仕方ないので、昼食を食べ、景色を眺め、本を読んで過ごします。ぼーっとしていて気付きましたが、登山口蓼科山または白樺湖からピストンで戻る人が多いようです。
スキーゲレンデ沿いを下山し、その先は登山道。ずっと車山と白樺湖が見えており、下山も気持ちよいです。
14:00
白樺湖
白樺湖でもバスの時間まで1時間ほど休憩。一応観光地ですが、人はまばら。開いていない店も多く、ちょっと寂し気です。
山は本連れ
今回は藤原ていさんの「流れる星は生きている」。言わずと知れた、新田次郎の奥様です。そして、新田次郎が小説家を目指すきっかけとなった本です。本作は、敗戦直後に満州から引き上げた人々の苦労を描いたもので、小説ではあるもののほぼ事実のようです。もしかしたら、新田次郎がモデル小説・伝記小説(・時代小説)を好んで書いたこととも無縁ではないのかもしれません。
 
 
 
 
山 域
岩舟山・三毳山
日 程
2024年3月30(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ
コメント
行き先はどこでも良かったのですが、何となくネットサーフィンをしていると、カタクリの季節と判明。昨年は草戸山に行ったものの既に花が終わっていたので、今年は三毳山へ。
10:40 岩舟駅
岩舟駅で下車する人は結構多かったです。皆さん、どこへ向かわれるのでしょう。両毛線沿いを歩いていると、右手に特徴的な岩山を発見。何ていう山だろう・・・と思いながら歩いていると「岩舟山」と書かれた石柱登場。予定していませんでしたが、簡単に行けそう。これは行くしかないでしょう。
10:45
岩舟山入口
岩舟山の高勝寺は開基650年を数え、日本三大地蔵の一つだそうです。表参道らしき道を進むと、突き当りから約600段ほどの石段を登ります。三重塔、本堂を通過。三重塔はなかなか格好良いです。そこからさらに150段ほど登ると山頂です。
11:10
岩舟山
三毳山を見ようと思ったのですが、木々に遮られてよく見えません。でも実は、下りの階段の途中にGoodポイントがあります(登りだと気付きにくいです)。ちなみに奥ノ院からは石塔が見えます。石段が平なのは、大谷石なのでしょう(後で知った所では、岩舟山は江戸時代の採石により今の山容になったそうで、今はTVの爆破シーンのロケ地として有名だそうです)。
11:25
岩舟山入口
登って来た石段を入口まで戻り、かたくりの里へ移動します。歩いている途中、後ろから「ドーン!」と爆破音が聞こえたので、今も採石しているのかと勝手に思っていましたが、もしかしたら爆破シーンの撮影でもやっていたのかもしれません。それにしても暑いです。3月だというのに最高気温は25℃近くです。
12:00
万葉自然公園かたくりの里
かたくりの里は想像以上の人出。かたくりがまさにシーズンど真ん中なので仕方のない所です。階段状の山道を登ると、イノシシ用の防止策。そこより先に行くのは登山者だけですが、柵を過ぎると急にカタクリが無くなります。イノシシが芽を食べてしまうのかもしれません。
12:40
三毳山
三毳山は標高299m。駅からも道路からも近いので正直少し舐めていましたが、ちゃんとした山でした。景色も良いし、三毳山の名石、中岳、パラグライダー場・・・色々楽しめます。所々、車道と交差する時には休憩所やトイレ等もあります。
13:25
三毳神社
三毳神社からまっすぐ道の駅へ。ひたすら階段を降りていく感じなので、時間的にはあっという間ですが、逆コースで登るのはシンドイかも。。。
13:40
道の駅 みかも
岩舟駅から道の駅まで、水分補給以外はノンストップ。体力配分間違えました。道の駅で天ぷらそばでも食べるつもりだったのですが、結構疲れました。本当は、ここから歩いてとちぎ花センターにも寄るつもりでしたが、その元気もなく、バスで栃木駅まで出てしまいました。
山は本連れ
今回は「そして名探偵は生まれた」(歌野晶午)。関東近郊の山に行く時は、交通費を節約するために極力特急料金等のかかる電車に乗らないようにしています。今回も、それにより往復3,000円浮きましたが、その分往復で2時間ほど余計にかかりました。でも、その分、本が読めるのです。4つの中編から成るミステリー作品集。どれも捻りが利いていて面白いです。
 
 
 
 
山 域
百蔵山
日 程
2024年2月10(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ
コメント
先週末、東京も雪が降りました。最近は1年に1回くらいしか降らないし、降ってもあまり積もりませんが、今回くらいの雪なら山には積もっているに違いないと思い、近場の雪山ハイクとして百蔵山を選びました。最近、本格的な雪山に行ってませんし、遠方は交通費がかかることもあり、中央線沿線の大月近辺がちょうど良いかと思った次第です。
9:30 猿橋駅
高尾駅から鈍行で猿橋駅へ。登山口までのバス停もあるみたいですが、この程度の距離なら歩かないともったいない(かつ、物足りない)。車道をゆっくりと登っていきます。百蔵山は雪を被っているようには見えませんが、左前方にはどこの山か分かりませんが雪山も見えています。駅を降りた時は少し寒く感じましたが、歩いているうちに暖まってきます。大町市営グランド前にある百蔵山登山口バス停でY字路を左へ進みます。
10:00
百蔵山登山口
Y字路からわずか3分ほど登った所で再度分岐。まっすぐ行くと浄水場方面ですが、ここを左折して狭い道に入ります。さらに15分ほど登ると車道が終点。一応駐車場らしきスペースがありますが、1台も車が停まっていないので、駐車場かどうか分かりません。
ここから本格的な登山道。雪がまばらに残る林の中を登ります。既に標高600mほどあり、300m弱ほど登ってきたようです。700mを越えたくらいからは登山道はほぼ雪でしたが、先行者が通っていることと、さほど気温が低くないこともあり、シャーベット状の雪です。途中、富士山がよく見える場所で休憩しながら淡々と登ります。
11:10
鞍部
傾斜がさほどきつくないこともあり、特に疲れることなく鞍部に到達。ここで右折します。鞍部からは標高差100mということもあり、傾斜はさらに緩やかに。稜線は陽当たりが良いこともあって、むしろ雪が少ないようです。頭の上が開けてきて、青空が見えて気持ち良いです。シャクシャク言わせながら歩くこと20分、山頂に到着です。
11:30
百蔵山山頂(~12:20)
山頂までに出会った人は単独行者3人だけ。広めの山頂にも登山者は10人もおらず、皆、思い思いに富士山の方を向いて座っています。秀麗富嶽十二景にふさわしい眺めですね。
昼食は、最近パンやおにぎりばかりだったのですが、今回は冷凍鍋焼きうどんをコンロにかけて、温かい昼食です。生卵持ってくればよかった。
山頂で長めの休憩を取ったあと、浄水場側の登山道から下山開始。すぐに扇山への道を左に見送ると、急な下山が始まります。こちら側の登山道は雪がほとんど残っていません。ここでミス。登山道がぬかるんでいて滑ること滑ること。左足が滑って止まらず、股裂き状態に。尻もちこそ着かなかったものの、左手袋とズボンの右足側が泥だらけになってしまいました。オマケに左膝を痛めたっぽいです。左足を少し庇うようにしながら下ることわずか40分で車道に到着です。
13:00
百蔵山浄水場
浄水場前からさらに車道を下っていきます。途中から登りに使った道に合流。浄水場から下ること20分ほど、中央自動車道の下をくぐる手前で左折し、猿橋へと向かいます。ここ、日本三奇橋の一つだそうです。
13:30
猿橋(~13:45)
説明を読まないと、見ただけでは何が特殊なのかよく分かりません。短い距離に、橋が4つほどかかっています(1つは発電所の水路らしいです)。一応観光地だそうで、外国人観光客もいるにはいましたが、やや寂れ感が否めません。
猿橋から10分ほどで猿橋駅に到着。全体的にゆったりした山行でした。
14:05
猿橋駅
山は本連れ
今回の本は、松岡圭祐さんの「千里眼 完全版」。シリーズもの12作の中で初めて読む1冊なので、完全版がどういう位置付けになるのかよくわかっていないのですが、ミステリー?アクション?パニックもの?ジャンルはさておき、エンタメ作品としては面白くてもう一気読みです。さすがに、岬美由紀の不死身ぶり(?)はやりすぎな気もしますが、ハッピーエンドであろうという水戸黄門的な安心感があります。
 
 
 
 
山 域
三湖台・青木ヶ原樹海
日 程
2024年1月6(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ
コメント
新年・快晴とくれば、やはり富士山を見なくては・・・と思い、富士山を見ることを目的に山に行ってきました。富士山は何度見ても素敵ですが、とにかく外国人観光客が多かったです。往復の高速バスは9割方外国人、河口湖駅も外国人で溢れ返っていました。コロナ対応が終息したという意味で良いことですね。
11:50
三湖台下バス停
高速バスを使って河口湖駅へ。生憎の三連休初日なの東名高速は渋滞気味です。河口湖駅からは西湖周遊バスに乗り三湖台下バス停で下車。本当は西湖民宿バス停の方が近いのですが、1つ手前で降りた方がバス代が安かったので少し歩いてみました。
12:05
登山口
三湖台登山口に気付かず1度通り過ぎてしまいましたが、駐車場にいた女性が声掛けしてくれたお陰で場所が分かりました。ありがとうございます。
登り始めたら山頂まではあっという間です。今日は、冬とは思えない気温15度くらいまで上がると報道されていましたが、北側斜面で風が吹いていたこともあり、意外と寒いです。でも、霜柱が溶けたのか一部ぬかるんでいます。久しぶりの登山という事もあり気が急いてしまいましたが、標高差300m弱を30分強で登り、気付いたら山頂でした
12:40
三湖台(~13:20)
三湖台は、以前五湖台からの縦走途中に来て以来2度ですが、本当に気持ちが良い場所です。広々とした山頂、南側に大きな富士山、北側に西湖越しの鬼ヶ岳&十二ヶ岳、西側には青木ヶ原樹海とその向こうに南アルプスが見えます。陽が当たると、やはりかなり暖かいです。三湖台で昼ごはんを食べながらしばらくぼーっとしていました。気持ちの良い場所です。
そこから紅葉台へ。お金を取られる展望台はパスして、そのまま東海道自然遊歩道を青木ヶ原樹海方面へと歩きます。途中の分岐で迷わないか心配だったのですが、明瞭な看板が出ておりすぐに分かりました。
13:45
竜宮洞穴分岐
看板の所で270度の急角度で右折。そこから北側斜面を下り気味に10分弱進みます。降り切った場所が樹海の入口・・・ですが、この辺は車が通れるくらいの広さがあります。実際、竜宮洞穴があるという道標の近くに、車が停められていました。
14:00
竜宮洞穴
昔は竜宮洞穴に入れたようですが、今は崩落の危険があり立入禁止。ロープが張られ、結界(?)が結ばれています。外から眺めるだけなので、観光場所としてあまり見所がありません。
洞穴から林道のような道をさらに進み、国道710号を横切るると、本当の樹海遊歩道です。もちろん遊歩道なので、登山道と同程度の踏み跡があり、よほどぼーっと歩いていない限り迷う心配はありません。噂に聞く青木ヶ原樹海に比べると、「昼なお暗い」なんてことはありませんし、方位磁石もちゃんと北を指し示していました。でも、原生林のように鬱蒼とした森は不気味ですし、「樹海」というネームバリューと相俟って薄気味悪いことは確かです。所々にある洞穴を覗き込んだり、大きい溶岩石の上に伸びた生命力たくましい木々を眺めたりしながら歩いていると、やがて樹海を抜けてネイチャーセンターの駐車場に出ます(途中右折。まっすぐ行くと野鳥の森公園方面に出ます)。
14:40
西湖ネイチャーセンター
ネイチャーセンターの見所は、西湖コウモリ穴とクニマス展示館。コウモリが冬眠する冬場はコウモリ穴は入場禁止ですが、クニマス館は勉強になりました。ビデオを3本見て、本物のクニマスも見られました。
ここから周遊バスと高速バスを乗り継いで帰宅。高速バスが渋滞で1時間ほど遅れたのは想定の範囲内ですが、河口湖駅の混雑ぶりはヤバいですね。既に許容量を超えており、早く拡張工事とロジ周りを改善しないと、観光産業に影響しますし、事故も起こりかねません。
山は本連れ
今回は行き・帰りとも高速バスでの移動。車酔いするので、本は読みませんでした。