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色々ネタ > 逆転裁判2
第二回法廷で、成歩堂が犯行の様子を推理する。
成歩堂の推理は、
- 成歩堂が対面の間への扉を蹴破って中に入った時に、胸元が血まみれでピストルを持った、装束姿ののどかが姿を見せる。この時にナツミが写真を二枚撮影。
- キミ子が成歩堂とナツミに電話をかけてくるよう指示。成歩堂とナツミは対面の間から離れる。
- 対面の間には、キミ子、装束姿ののどか、死亡した霧崎、衣装箱の中に眠った状態の真宵が残される。この時、真宵の装束にはピストルに撃たれた痕跡が残っており、たもとには黒いカギが入っている。
- 成歩堂とナツミが居ないスキに、のどかの装束(胸元血まみれ、たもとの穴なし)と、真宵の装束(黒いカギ入り、たもとの穴あり)を取り替える。
- 真宵が逮捕された後に、のどかは自分が着ていた真宵の装束を焼却炉で燃やす。焼却炉に、血のついた装束の切れ端と、黒いカギが残され、成歩堂が発見する。
ということになるのだが、ここにはいくつか、おかしな点がある。
- 第一回法廷で提出される、逮捕時に真宵が着ていた装束(最初にのどかが着ていた装束)は、たもとに穴が開いている。上の衣装すり替えが正しいのであれば、真宵は逮捕時にのどかの装束(胸元血まみれ、たもとの穴なし)を着ていたはずである。この装束は証拠写真の通り、のどかが着ていた時点では穴が開いていなかったはず‥‥。
- 真宵の装束はのどかが焼却炉で燃やしたが、もともとの真宵の装束は「黒いカギ入り、たもとの穴あり」で、血痕はついていない。だが焼却炉には、血のついた装束の切れ端が残されていた。後から血痕がついた可能性もあるがその理由はわからない。
追記(2006.2.4)
以上の矛盾は、第一回探偵ラストの千尋のサイコ・ロック解除時に、成歩堂が「衣装替えが行われた」と推理することから発生する。
これは、真宵が持っているはずの黒いカギが、真宵の装束からではなく焼却炉から発見されたことを説明するため。
犯行後、真宵から黒いカギ『だけ』を奪い、のどかの装束と共に焼却炉に入れたと考えれば、矛盾は生じない。
ただし、ゲーム中で「衣装替えがあったという推理は間違いで、鍵だけが移動した」という説明は特にない。
また、この説が正しいのであれば、「最初にのどかが着ていた血まみれの装束」の血痕にそっくりになるように、真宵の装束にも血痕を着けねばならなくなる。ナツミが証拠写真を撮影してしまったために、「写真の装束の血痕」と「逮捕時の真宵の装束の血痕」が全く同じでなければ、犯行がバレてしまうためである。
※以上、メールで指摘いただきました。KANA様ありがとうございます。