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第1章にて、クネリから死の4分前の「始まりは“亡きがら”のあった位置」と説明がある。
シセルが死の4分前の世界で活動を開始する場合は、“亡きがら”があった場所となるわけだ。
また、「“亡きがら”があった場所」が必ずしも「死亡した場所」になっていないことに留意する必要がある。

例えば、第16章でリンネが死亡した時、彼女は天井が崩れて下敷きになったが、シセルがリンネの“亡きがら”を見つけた時は水に浮いていた。
彼女が死亡した後に浸水したためであろう。つまり死んだ後に“亡きがら”が移動したのである。
この時死の4分前では、「浮かんだリンネの“亡きがら”」の位置からのスタートになった。
つまり、リンネが死んだ場所ではなく、シセルがリンネの“亡きがら”を発見し、トリツイた瞬間の“亡きがら”の位置からのスタートになったのである。

第8章のジョードの処刑も、上のリンネの件同様に、死亡してから遺体が移動したケースにあたる。
彼の死因は「電気椅子の故障の感電で即死」であり、死の4分前で見られるとおり、電気椅子の隣で倒れて死亡している。
だがシセルがジョードの“亡きがら”を見つけたのは霊安室で、ジョードの死の4分前に入ったとき、電気椅子の隣ではなく、電気椅子のある部屋の隣、霊安室に安置されたジョードの“亡きがら”から開始になった。

以上から、
「死の4分前に戻ったときのスタート位置は、死の4分前に入る瞬間に“亡きがら”があった場所」
という法則が成立していると思われる。

しかしこれには矛盾する点がある。

ヨミエルの場合、シセルがヨミエルの“亡きがら”にトリツイたのは、元司令室の中だ。
となれば、彼の死の4分前に戻ると、公園ではなく、海中からのスタートとなるのが正しいのではないだろうか。

ヨミエルだけが例外になっている理由は謎である。ヨミエルが特異な存在であるためか、全く別の法則があるのか……。

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