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続・助言を聞かない

前作第1話の冒頭でも、今作のように「法廷記録で関係者の一覧を見て被害者を確認する」よう、助言される。
前作では「法廷記録を見る」「関係者一覧の画面に切り替える」「法廷記録から戻る」という動作が必須であったが、今作では、法廷記録すら見る必要はなく、いきなり被害者などを指摘できる。
最初のふたつの質問「“被害者”の名前」「“留学生”のウラに隠していたもうひとつの“顔”とは」は、前作の知識があれば法廷記録を見る必要はないとはいえ、助言を完全無視された御琴羽教授は微妙な気分になっているかもしれない。

なお、「“被害者”の名前」で「亜内武土」を選ぶと、龍太郎が「法廷記録を見て、関係者の中で一番死んでいそうな顔を選んだ」と、とんでもないことを言うが、これ以前にプレイヤーが法廷記録を見ていなくても、「法廷記録を見て~」という話になってしまう。

詳細を調べる

法廷【その1】の尋問「法医学の初歩」では、証言を最後まで送ると、「証拠品の詳細を調べる方法」について教えてもらうか選択することができる。
「説明はいらない」を選んだ場合、次のセリフが表示された時から、証拠品ファイルにおいて3Dで調べられる証拠品に「くわしく」コマンドが追加されるようになる。
教えてもらう場合は強制的に「万年筆」の詳細を調べることになるが、この時、「万年筆」の3D詳細画面で「調べる」コマンドが出現するのはペンの根本のマークのみ。
だが、この時以外に「万年筆」を調べた場合は、イニシャルを調べたり、キャップを外して更に内部を調べられるのは、本エピソードをクリア済みの方ならご存知の通りである。

この時に「万年筆」において調べられる場所が一か所だけだと勘違いしてしまい、法廷【その2】で詰まってしまった方もいらっしゃるかもしれない。

また、「証拠品の詳細を調べる方法」を聞いても聞かなくても、再度証言を最後まで送ると、何度でも「証拠品の詳細を調べる方法」を聞くかどうかの選択がでる。
「証拠品の詳細を調べる方法」を聞く場合、これ以前に「万年筆」の詳細を調べていても、調べられる場所はペンの根本のマークのみであり、しかもペンの根本のマークは既に調査済みのチェックマークが入っている。
ペンの根本のマークを調査済みの場合、再度調べると初回とは異なる会話になるのだが、この時のみ、初回時の会話が再び聞けてしまう。
証拠品のデータが更新されることは、もちろんない。

なお、この「万年筆」は記章を調べた時と、万年筆内部を調べた時の2回でそれぞれデータが更新されるので、証拠品としては

の4段階が存在し、一度のプレイではセーブ&ロードを利用しない限り、『「万年筆」(記章のみ調べてある状態)』か『「万年筆」(万年筆内部のみ調べてある状態)』のどちらかしか見ることができない。
豆籾平太の尋問「写真機ごしに見た真実」で、「万年筆」が豆籾平太のものであるという証拠品としてつきつける時は、

このいずれかが正解の証拠品として扱われる。この時に万年筆内部を調べてあるかどうかは関係ないのである。

今作においてはこの「万年筆」のように、1つの証拠品でありながら、詳細画面で調べた場所、または時期によりデータが多数存在する証拠品が多数存在していることは、今作をクリア済みの方なら良くご存知であろう。
また、調べたことによってデータ更新される場合は、再度同じ箇所を調べてみると、会話が変化することが多いため、気になったら再度調べてみると良い。

数分後に‥‥

第1話で使われた毒物は「体内に摂取されて数分後に呼吸困難に陥り、死に至る。この際瞳孔の収縮が見られる」という性質がある。
摂取方法については口から入る、刃物に塗って刺す、どちらでもかまわないようである。

村雨葉織はジェゼール・ブレットが倒れた時、瞳孔の収縮が見られたこと、葉織の前では何も口にしなかったこと、背中に刃物が刺さっていたことから、「毒が塗られた刃物で刺された」と判断した、と法廷【その1】の中盤あたりで判明する。
そうだとすれば、ジェゼールは葉織と会話をしている最中には既に背中を刺されていた筈で、刃物を突き刺されていたジェゼールは会話どころではなかったであろう。
ということについて、葉織が発言することはないし、葉織の告白時に誰かが突っ込むことも特にはなかった。

結局、法廷【その2】冒頭で、刃物に毒の反応がなかったことが判明するので、「毒が塗られた刃物で刺された」こと自体、この時点でないことにされてしまったが。

レンズの傷

第1話では「新聞記事の写真と、事件現場の写真に写り込んだ同じ形の白い影は、レンズについた傷が原因である」という話になる。
管理人はカメラには詳しくないが、被写体に焦点を合わせて写真を撮影した場合、レンズの傷はボヤけてしまい、証拠品の画像ほどくっきりとは映らないように思われる。
「ゲーム上わかりやすくするための表現」なのかもしれないが。

72ポ、5段ブチ抜き

豆籾平太は「72ポ、5段ブチ抜き」「92ポ、ブチヌキで《號外》に」といった新聞の専門用語を使うことがある。
「72ポ」は「72ポイント」のことで、文字の大きさの単位が「ポイント」、省略して「72ポ」。
72ポイント=1インチで、1インチは約2.54cm。
1段は、1ページを天地でいくつかに分割したうちの1つ分を指す。
「ブチ抜き」は、段や面をまたいで書かれた記事や見出しを指す。

なお、証拠品「漱石の新聞記事」を3D詳細で見る限り、「大黒新報」は7段構成である。
5段ブチ抜きとなると7段のうち5段であるから、かなりの縦幅を取るつもりのようである。

続けて変更

逆転裁判シリーズでは、尋問において「ある証言をゆさぶったことにより、その証言が変更される」ことは良くあることである。
だがあくまでも、「ゆさぶった証言に対応した部分が変更される」のが基本である。
法廷【その2】の尋問「証人たちの“隠しごと”」は珍しい例外で、

  1. あの英国女に取材を申し入れ、断られた。
    だから、おとなしく小屋を出たのです。
  2. その後、よしずのスキマから見ていると
    事件が起きて、証人たちが駆けつけた!
  3. 刑事は、被害者にまだ脈があると知り、
    救援を呼びに走り去ったのです。
  4. その時。この文士殿は、倒れた英国女に
    ある重要な《質問》をしたのですね。
  5. 文士殿はそれを《証言》していない!
    マメモミは、あえてそれを告発したい!

4.または5.をゆさぶると、4.と5.の証言がまとめて変更されるのである。
4.または5.をゆさぶった時の会話は、冒頭部分が異なるものの、後半は同一の展開である。
ゲームの進行上、どちらかのセリフしか聞けないので、両方聞きたい場合は事前セーブし、ロードして聞くと良い。

犯行の謎・その2

最終的に、「豆籾平太は、万年筆の吸入器に入れて盗んだ薬品(毒薬)を、ジェゼールのグラスに入れた」ということが判明する。
(寿沙都の推測は『被害者のスキを見て、万年筆の中の《毒》をグラスに入れた』。また、作中では豆籾とジェゼールが口論するイラストで、ジェゼールがグラスを手にしている)

豆籾の自白によれば、ジェゼールとの会話で彼女に腹を立てて、彼女を殺害するために、万年筆の吸入器の薬品を使うことを思いついたという。毒を仕込んだ後、万年筆の吸入器には僅かに液体が残り、更にその万年筆を小屋の中に落としてしまい、ジェゼールが犯人告発のため握ったまま死亡する。

だが、『被害者のスキを見て』といっても、狭い小屋の中、ジェゼールがグラスと豆籾から目を離し、豆籾が万年筆の毒を仕込むようなスキはなかなかありえそうにない。

ありえそうにないとはいえ、実際に犯行が行われたのだから、ジェゼールは豆籾との口論の後、グラスも豆籾も気にせずそっぽを向いていたタイミングがあった‥‥ということになるのだろう。不自然な気もするが。
前作の第1話同様に、『毒を入れたタイミング』がイマイチ謎のままである。

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