翌朝、コトデンはいつものコトデンに戻っていました。
年代物のカンバンの向こうを、やはり年代物の電車が
通り過ぎていきます。
コトデン名物、手で押してあける踏切です。
屋島ケーブルに乗ろうということになりました。
この屋島ケーブルもコトデングループ傘下なのです。
人々に夢を、と戦後復興期にいち早く再開された
屋島ケーブル。しかし屋島山上まで道路が開通して
からは利用客が激減。駅前はさびれた雰囲気でした。
ケーブルカーの運転席についているハンドル。
なかなか年代を感じさせます。
車内アナウンスが響きます。「おごる平家も久しからず…」。
そう、屋島といえば源平の古戦場。今、私たちが乗っている
車両も源平合戦にちなんで「義経号」という名前がついて
います。途中、「弁慶号」とすれ違います。
屋島山上駅に到着。なかなか風格のある建物です。
流線型の文字がいまとなってはレトロです。
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