山形発
99.10.9

 10月某日、蔵王上空にて謎の飛行体が目撃された。(写真円内)

 飛行体は午後2時頃、東南より飛来、数分間空中にとどまった後、外惑星聯合プロパガンダ新聞「外聯"×"ぷれす」1000部(推定)を空中より散布、北方に飛び去った。
 外惑星聯合はこれまで、広報に主に音声放送を用いていたとされるが、紙媒体に文字を印刷するという前時代的手法を用いたのは今回がはじめて。
 この方法は、印刷や配布にコストがかかり、また作成の過程で多くの物的証拠を残してしまう。今回、なぜ外惑星聯合がこのようなコストもリスクも大きい方法を用いたのか、今後の調査が待たれる。

 この日は、好天に恵まれた休日だったため、多くの山形市民が飛行体と「外聯"×"ぷれす」を目にした。
 山形市在住の大類留吉さん(78)は「タダならばもらってもいいが、読み終わった後はゴミ。ゴミを散らかすのはやめて欲しい」と憤慨している。

(中谷2号 記)

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