2026/08/13
このサイトと、私の属する劇団のウェブサイトは、ともにA社のプロバイダのサービス上で、かれこれ25年以上運用されている。このプロバイダでは、個人のページのディスクスペースを、100Mbyteまで無料(追加料金なし)で、100Mbyte超過した分は5Mbyteあたり月額198円の料金で提供している。
ページの容量はプロバイダのマイページで確認することができ、容量の計算は月前半の任意のタイミングで計測され翌月の利用料に反映される。先日久しぶりに使用量を見たら合計で86Mbyteとなっていた。無料で利用できる上限の100Mbyteまであと14Mbyteほどとなっている。
サイトの開始当初から、画像なども極力サイズを小さくし、そのかわりになるべく文字の情報量を多くするという方針のもとでやってきており、その結果、劇団のサイトはHTMLファイルが約3000、画像ファイルが約5000と、かなりの規模になってきた。かつ、年に一度の公演を行うたびに、公演情報や稽古日誌やページシアター(上演台本を舞台写真とともに紹介するコーナー)などで約2Mbyteくらい新規に増えている。このペースでいくと、あと7年ほどで無料で利用できる上限を超えることになる。
ということで、今までもだいぶ省スペースを心がけているところであるが、なんとかもう少し余計な部分をダイエットして、全体の容量を削減できないかと、サイト全体にわたる見直しを行った。
まず考えつくのが、不要となった情報の削減である。ウェブサイトは基本的に記録のためのものでもあり、どんな情報でも不要であると簡単に断じられるものではないが、20年以上前の公演の劇場までの道案内などは、写真なども当時の取材時ものであり、今では周辺環境が変わってしまっている恐れもあるほか、そもそもその劇場自体が閉鎖しているところもある。これらの情報をサイトから削除することにより、1Mbyteほど容量を削減できた。
また、サムネイル画像についても、元画像のサイズがそれほど大きくないものについては削除し、IMGタグ内でサイズ指定することによる元画像の縮小表示で代用する。一つ一つのサムネイル画像のファイルが3kbyte程度であっても、数百も集まれば結構な容量を節約できる。一方で、サイズが大きい画像については改めて編集して、画質をぎりぎりの線で保ちつつ少しでもサイズを縮小する。
一方でHTMLファイルの方もサイズの縮小を試みる。コンテンツそのものやHTMLのタグ名などは削減のしようがないが、使っているクラス名(CSSで参照するための名前)などは任意の名前をつけられるので工夫のしがいはある。特に、上演台本を紹介するときの役名につけているクラス名は、これまで"character"(9文字)としていたところ、単に"as"(2文字)に変換する。サイト内で何万回も使われているこうしたクラス名の文字数を変えただけでもだいぶ容量の削減に繋がる。
さらに、各HTMLで共通して使われている記述は、JavaScriptで作成するように変更する。具体的には、ナビゲーションを容易にするために用意した、サイトの第1階層へのリンクリストのことで、各ページの上下に配置され、その部分だけで各ページ1.3kbyteほども使っていた。これをJavaScriptで代替することにより、各ページ1kbyte以上、合計で約3Mbyteの節約となった。共通部分をJavaScriptに外出しすることにより、今後のデザインの変更が容易になるなどの利点もある。JavaScriptが無効な環境だと表示されないというデメリットはあるが、たとえそうだとしても内容が損なわれるわけではない。
まだ工夫の余地はあるかも知れないが、これらの対応により、全体で6Mbyteほど容量を削減することができた。個人が数十Tbyteのストレージを使い、通信量も月に数十Gbyteとか言っている時代において、数kbyteづつ容量を減らしてわずか数Mbyteの節約に励むというのはだいぶ時代錯誤な気はするが、おかげで今でも、豊富なコンテンツにストレスなくアクセスできるサイトになっていると思う。