#497 スマートロックを導入(購入編)

2025/11/11

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 以前から、いつかスマートロックを導入したいと思っていた。

 都市部では特にそうだが、最近は何かと物騒でもあり、不在の時には家に鍵をかけて出るのは当たり前の習慣になっている。だが、開閉のたびに鍵を探して取り出すという動作は、意外に手間と時間を要する作業である上に、意識していないと鍵そのものをかけたかどうかが怪しくなって、確かめるために戻ってみてやっぱりちゃんと鍵がかかっていた時の徒労感と言ったらない。さらには、鍵が見つからなかったり失くしたということになるとそれはもう大騒ぎということになる。

 というわけで、物理的な鍵によらずに、家の鍵を開け閉めできるようになるスマートロックを導入すれば、そうした手間やアクシデントを無くすことができて、QOL(Ouality of Life)の向上に繋がるのではないかと前から考えていた次第である。

 そういう中、都内の自治体が「住まいの防犯対策緊急助成事業」というのを始めた。これは、住居の防犯対策に資する品目を購入、設置した場合、申請すれば購入費用の大半もしくは全額を自治体から補助してくれるというものである。対象となる品目は自治体ごとに微妙に違うのであるが、幸いにして、自宅のある自治体ではその品目の中にスマートロックも含まれているようである。助成金額は購入価格の4分の3(上限3万円)なので、少ない自己負担額でスマートロックを導入できそうであるから、この機を逃す手はない、ということで、導入を決意した次第である。

 スマートロックも今や各社からいろいろと製品が出ており、それぞれに特徴やオプションがあるのだが、使い勝手や電池持ちの良さ、設置後の見た目のスマートさなどから、SwitchBotドアロックUltra顔認証セットを購入することにした。今私が机上で使っているノートパソコンが顔認証に対応しており、パスワードやPIN入力、指紋認証に比べると、顔を向けるだけでロック解除してくれるのが頗る便利と感じるからである。

 自宅の世帯主は妻(私は近所に単身赴任)なので、自治体の助成金を得るために、妻名義で購入し領収書を発行してもらう必要がある。公式サイトで申し込むと、3日ほどで届いた。ここまでは順調。しかしここから設置まで長い道のりがあろうとは、この時は予想していなかった。

 スマートロックは既存の鍵に後付けで設置するものなので、設置にあたっては現在の鍵が製品に適合しているかを確認する必要がある。購入前に適合性を判定するページがあって、様々なタイプの鍵について適合性を判定してくれる。自宅の鍵は一般的な丸形ケースロックで、型番は判然としないものの、見本の写真と鍵のメーカーから、多分これだろうと思ったもので判定したところ、特にオプションは必要とせずに設定できると判定された。

 しかしながら、いざ開梱して設置しようとしたところ、どうもケースロックの台座部分が大きくて、収納部分に収まらないことがわかった。どうやら、適合性判定で選んだケースロックが、見た目が類似の別のものだったらしい。

 サポートに連絡すれば、設置に必要な「高さ調節スペーサー」というのを無料で送ってもらえると書いてあったので、問い合わせ先のメールアドレスにその旨を書いてお願いしたのだが、待てど暮らせど返事が来ない

 別の手段で連絡をしてみようかと、あれこれ試してみたら、先に送ったメールの返事が、SwitchBotアプリの「フィードバック」のところに返信されていることに一週間たってから気が付いた。どの部品が必要なのか確認するため、ロックのつまみの高さや長さや厚さ、台座の直径や高さを計測して送ってほしいと言う。

 計測用の簡易ノギスを百均で買って、言われた部分の計測をしてから送ると、別の担当から返事があり、専門的な確認が必要なので技術チームに引き継ぐと言われ、さらに一週間音沙汰なし。

 すでに製品を買ってからかれこれ1か月が過ぎようとしているので、こちらも痺れを切らし、製品とケースロックの状況などがわかるように写真を撮って、細かい状況を説明したメールを再度送ると、最初の担当から連絡があり、ようやくこちらが必要としている「高さ調節スペーサー」を送ってくれた。それにしても、メールによる照会の返事が別の手段(アプリ経由)で届いたり、その手段がサポートへの問い合わせ方法として明示的に紹介されていなかったり、何かちぐはぐな印象を受ける。それぞれのサポートからのコメントは大変丁寧だったのだが。

 ともあれ、どうにか設置に必要なものを調達し、いよいよ設置となる。


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