#492 パソコン大量処分(配送編)

2025/06/13

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 Windows11への更新のために買い替えて不要になった、多数のWindows10機(および更に古いPC)を処分するにあたり、まずはデータの完全消去を四苦八苦して行ったというのが前回の話。それが終わって、ようやく実際の処分の手続きにかかる。

 前回も触れたが、パソコンはリサイクル家電の対象であることから、燃えないゴミとして出せばいいというものではない。PCリサイクルマークがついていれば、メーカーや自治体が無料で回収してくれる建前になっているものの、実際には送料やデータ消去料が発生したり、そもそも対応していなかったりという状況だったりする。

 また、買取業者に持ち込んで買い取ってもらうというのも一つの方法であるが、手間をかけて持って行った割には、買い取り金額が大したことなかったり、そもそも買い取ってもらえないこともあったりする。かかる様々な手間を考えると、割に合わない選択肢であることも多い。

 Webで調べてみると、私の自宅のある自治体では、パソコンの処分についてリネットジャパンという会社が連携して行っているようなので、そちらに依頼をしてみる。処分したいパソコンの台数と集荷希望日時、その他住所や氏名などを入力すると、集荷の予約ができる。オプションで箱を用意してくれたり(有料)、データ消去を請け負ってくれたり(有料)してくれるようだが、その辺のオプションはつけないで申し込む。データの消去は前回説明したとおり、時間をかけてどうにか自前で完了したし、段ボールについても適当なサイズのものを近所で調達できた。リサイクル用のパソコンなので、梱包にあたり特に緩衝材も必要ないとのこと。オプションなしであれば、初回の利用は5月末まで無料とのことである。

 無料で集荷できるのは3辺長が140cm以内、重さが20kg以内の段ボール箱1箱分で、その条件を満たせば1箱に何台パソコンを入れても良いとのこと。比較的大き目の、3辺長130cmの段ボールに、処分したいパソコン8台(ミドルタワー1台、ミニタワー2台、ノートパソコン4台、タブレットパソコン1台、その他ケーブル類)がすべて入ったので、ちょうど良いと思ったのだが、持ち上げようとすると、一人で持てないほど重い。重量を計測したところ、合計で30kgあった。明らかに重量オーバーである。

 ということで、リネットジャパンの方はミドルタワー1台、ミニタワー2台、ノートパソコン1台のみを送ることにした。これならちょうど20kgに収まる。

 送りそびれたノートパソコン3台、タブレットパソコン1台については、いずれもWindows10機(OSを残して消去)したものなので、一応(あとわずかだが)現役で使えるものであるから、中古屋に持ち込んで買取してもらうことも考えたのだが、前述したように、手間をかけても大した金額にならないだろうと判断し、別のリサイクル業者に回収してもらうことにした。こちらについてはさらにシンプルで、ヤマト運輸の着払い集荷であれば、特に予約も必要なく、指定された宛先に直接送り付ければ良いとのこと。こちらも5月末までであれば、データ消去も含めて無料だとのこと。

 適当な段ボール箱を見つけて梱包し、ヤマト運輸に電話で予約したら、2時間後には集荷に来てくれた。余談だがヤマト運輸は、集荷の予約に電話の自動応答サービスを利用しており、こちらが電話口で口頭でしゃべった住所や集会希望日時を機械が正しく理解し集荷の予約ができた。機械化・合理化もここまで進んでいるのかと関心する。

 ということで、残りのノートパソコン類も無事に集荷してもらうことができ、たくさんあった古いパソコンを一気に処分できた。自宅やその他の場所で自分や家族用にこんなにもたくさんのパソコンを使っていたということにも我ながら驚きではあるが、再生するなり資源として再利用するなり、単なるゴミにならずに何らかの形で有効に利用されれば幸いである。


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