#344 タブレットと遊ぶ(導入編)

2013/03/28

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 他のAndroid端末のことを良く知らないので何とも言えないのだが、nexus7は既存のアプリケーション(以下アプリ)というものがあまり入っていない、らしい。入っているアプリの一覧は、ホーム画面の下部中央にある「すべてのアプリ」という、○の中に6つドットが入ったボタンを押すと表示されるが、数えてみたら初期状態で25個ある

 この「すべてのアプリ」は、文字通り、インストールされているアプリのアイコンがすべて並んでいるところである。この中から選んでアプリを起動することもできるが、アプリが増えてくるとどこに何があるかわかりにくくなるので、通常はこの中からホーム画面にアイコンをコピーして使うのが一般的なようである。

 ホーム画面には、こうしたアプリのアイコンのほか、ウィジェットと呼ばれる、状態を知らせたり設定を変更したりできる小さな区画を貼り付けることができる。これらをうまく組み合わせて、使い勝手を自分好みにカスタマイズできるということのようである。

 アプリやウィジェットを「すべてのアプリ」「すべてのウィジェット」からホーム画面に移すには、移したいアプリやウィジェットを選択して長押しすると、ホーム画面が現れる。ホーム画面の置きたい場所のところで指を離すと、その場所にアプリやウィジェットが置かれる。

 アプリについては、ホーム画面で別のアプリが置かれている場所に落とすと、既存のアプリとともにグループを作成することができる。グループは、黒くて丸いアイコンの中にグループ内に含まれている上位3つのアプリが重なったように描かれており、グループのアイコンをタップすれば、その中に含まれるアプリがすべて表示され、その中から目当てのアプリを捜すというものである。グループが展開されている時に、下部をタップすれば、文字を入力できるようになるので、好きなグループ名をつけることができる。

 文字入力について出たので、ソフトウェアキーボードのことも説明しておく。デフォルトの設定では、入力が必要な場面で画面下からソフトウェアキーボードが立ちあがってくる。標準のiWnnの日本語入力の場合、右下の「文字」のボタンをタップすると日本語入力、アルファベット入力、数字・記号入力が選択できる。デフォルトではテンキー入力になっているが、携帯電話ならともかく、nexus7のサイズでは片手での入力は厳しい。フルキー入力に切り替えるには、先ほどの「文字」のボタンを長押しすることで、切替メニューが出てくる。

 入力に関しては、このほか音声入力というものもサポートされている。例えばGoogleなどの検索画面で、マイクのアイコンがでているような時に、ここをタップしてから、おもむろにマイクに向けて話すと、うまくいけば話した内容の単語が入力される。少しやってみたが、認識率はそこそこいいようなので、単語入力程度で済む場合、文字入力が手間であるような場面では重宝するかも知れない。息子にやらせてみるとこれが大受けで、何かと言っては「お話しくださいやらせて」などとせがまれてしまう。

 大抵のアプリは「Google Play」というサービスから検索してインストールすることができる。アプリのところへ行くと、ジャンル別、有料・無料の別で人気アプリが上位で紹介されているほか、キーワードで検索すると、目的のアプリが見つかる。インストールしようとすると、ネットワークのフルアクセスとか、ユーザーファイルへのアクセスとか、あれやこれやに関する許可事項が列挙される。こうした事前説明に了解した上で使ってくださいねというお断りなのだろうが、説明しておいたのだから何をされても文句は言うなというようにも思えてやや薄気味悪い。と、感じたのも最初のうちで、だんだん何とも思わなくなってしまうのだが。


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