2001/06/10
パソコンを購入して気が大きくなったせいか、普段の私らしからず、日を置かずにいくつかの周辺機器を購入してしまう。
パソコンを使う上で最も大事なものはデータである。従って前のパソコンのHDDに入っていたデータをすべて吸い出して新しいパソコンに保存させなくてはならない。とは言え全部で4Gbyte以上あると思われるHDDのデータをコピーするのは手間も時間もかかる。幸いHDDはSCSIなので、SCSIボードを付ければHDDを直接接続して楽にデータのコピーができるだろう、というのが最初の目論見であった。
近くのパソコンショップで探してみると、一番安いPCI接続のボードは4千円弱で売っていた。早速購入したが、よくよく調べてみたら、PCIはPCIでも小型ケース用のLowProfileのものだった。（と言うより、それまでLowProfileというものがあることも知らなかった。恥ずかしい。）幸いまだ開封していなかったし、買って1時間ほどで気が付いたので、すぐに返品した。
その後他の店で物色していたら、更に安いボードを発見。今度はちゃんと普通のPCI用のもの。SCSI BIOSがないので、接続機器からの起動はできないそうだが、その必要はないので構わない。早速購入して接続してみる。しかし、接続はしているらしいがアンフォーマットと認識される。不思議に思いマニュアルをよく読んでみたら、98でフォーマットされたHDはDOS/V仕様のパソコンからは読めないと書いてある。がーん。そういうことはパッケージに書いておいて欲しかったと思っても、開封した後では返品も効かず、後の祭り。
新たにまたSCSIカードを買うのも悔しいし、実際店員に聞いても、どのカードなら98でフォーマットしたHDが読めるか分かってないようだし、運と勘で新たなカードを買ってみてまた失敗したでは恥の上塗りであるので諦める。幸い買ったカードでもMOはちゃんと認識するので、結局、古いパソコンのデータをMOに吸い上げたのち、新しいパソコンにMOを繋いでそのデータを吸い出すということを十数回繰り返すという、手間と時間のかかる方法に頼ることになってしまった。まあ苦労を厭わなければ一度だけの作業であるから、別にいいか。
携帯端末用にはコンパクトフラッシュを、デジカメ用にはスマートメディアを使っているため、それらのデータを読み書きできるリーダも欲しい。ノートパソコンならアダプタを使ってPCMCIAスロット経由で楽に読み書きできるが、デスクトップ型の場合はカードリーダという専用の機器を別に用意する必要がある。
たまたま近くのパソコンショップで個数限定の特売品があったので、それを首尾良く買うことができた。約4千円。あまり知らないメーカーのものだが、一台でコンパクトフラッシュ・スマートメディアの両方に対応しており、非常に便利である。USB接続で、転送速度は約1Mbyte/sec程度であるが、もともとの容量がそれほどでもないので、苦にならない速度だ。何しろそれまではFDアダプタを使って転送していた（しかもしょっちゅうWindowsを落としていた）ので、それに比べればはるかに快適である。コンパクトフラッシュを使えば、ノートパソコンやLXとも共通して使えるので、今後のデータのやりとりの主役になりそうだ。
CD-Rもあるとは言え、大量のデータの読み書きができるメディアとしてはまだまだMOの出番は多い。折角パソコンも更新したので、MOの方も高速で大容量のメディアに対応したドライブが欲しくなる。とは言え1.3GbyteのMOが使えるGigaMOドライブの店頭価格はまだまだ高い。そこでkakaku.comで調べていたら、SCSI接続のGigaMOドライブが3万円ちょっとで売られているのを発見。しかも問い合せると店頭で購入可能とのこと。ということで妻とデートに出かけた折り、秋葉原に立ち寄って買ってしまった。今回買った周辺機器の中では一番高価であったが、コンパクトで読み書き速度も速く、非常に具合がいい。
前のパソコンには、Cバスのボード経由でハンディスキャナをインストールしていたのだが、せいぜい写真くらいしかスキャンできず、また手でスキャンするので色ぶれや歪みが生じたりして使いにくかった。どのみち新しいパソコンではこのハンディスキャナは使えなくなるので、この際USB接続の据え置き型スキャナを買うことにする。幸い近くのパソコンショップで期日個数限定商品が安く出ていたので、朝早く出向いて買ってきた。今やスキャナも7千円で買えてしまうとは、いい時代になったものだ。A4サイズまでスキャンできるので、サービス版の写真なら4枚一度にスキャンできる。最大解像度は600dpiとそれなりなのだが、Web用の画像を作る程度であれば実はそんなに高解像度で使うこともないので、このくらいでちょうどいい。
ほかにもビデオカードが欲しいなあとか、メモリをもう少し増強したいなあとか、CDドライブをもう一つつけようかなあとか、言い出すと切りがないのだが、こんな調子で買っているともう1台パソコンができてしまいかねないので、今のところはとりあえずこのくらいにしておこう。