#126 独自ドメインを取得

2000/07/17

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 それにしても最近では、WebPageのURLがあちこちの広告に当たり前のように書かれるようになってしまった。今や広告に何の解説もなく「www.〜.co.jp」なんて書かれていても、それがWebPageのURLであることは暗黙の了解というレベルになってしまっている。名刺にURLが書かれていることも決して珍しくないし、今やWebPageの一つも持っていない企業は将来が不安であると言ってもいいくらいの勢いである。(かといって、内容が余りに乏しいページだったりすると、それはそれで不安だったりするのだが。)

 これらの企業のページなどの場合は、WebPageも重要な看板の一つであるから、大抵の場合はそのURLに独自ドメイン名というものを使っている。URLというものは大抵の場合結構長い横文字になってしまうので、できるだけシンプルな名前の方が憶えてもらいやすいし、それだけ宣伝効果も期待できるというものである。

 もちろんこういった独自ドメインの取得や維持には何がしかの費用がかかるわけだが、企業にとっては大した負担額でもないし、最近では個人でも手が届く料金になってきた。例えばASAHI-NETの場合は、初期費用10000円・月毎2800円の負担で独自ドメイン名の取得を代行し提供してくれる。

 私の場合、そうまでしてこの「電脳生活雑感」のページに独自ドメイン名をつけたいとも思わないけど、私がもう一つ管理運営している劇団サイトの方ならば、上の投資にもそれなりの宣伝効果的価値は見い出せるかも知れない。ということで、座長のゴーサインを受けて、劇団サイト用の独自ドメイン名の取得に乗り出した次第である。もちろん、取得と維持にかかわる費用は劇団の負担である。

 取得にあたっては、まず名前を決めなくてはならない。先のASAHI-NETの場合は、日本の.jpや、米国式の.com .net .orgのついた独自ドメインの取得を代行してくれる。このうち数の多いのはもちろん会社組織を表す.co.jpや.comなどのついたドメインなのだが、これらはさすがに数が多くてもう大抵の名前は取得済みになっている可能性が高い。まあ劇団だからcompanyというわけでもないし、正直な話、分かりやすければ後ろのカテゴリは何でもかまわないというのが本音である。

 そして肝心のオリジナルネームの部分だが、なるべくその団体名を端的に表すわかりやすいものが望ましい。劇団のページの場合、見る人のほとんどは日本人であるから、下手に恰好つけずにローマ字綴りの方がかえって憶えやすいと言うものだ。そのようなことを考慮に入れながら、いくつか候補をたてて取得の申請を行った。

 取得までには3週間ほどかかると言われていたのだが、果たして、申請書を郵送して10日目の週末、新しいドメイン名と新しいftpサイトの場所を書いた知らせが早々にも届いていた。新しいftpサイトにも早々にアクセス可能になっている。えらく簡単に取得できてしまうものである。

 週明けには早速にも現在のサイトの内容を移転先にそっくり移植し、現ページに移転のお知らせを日時を告知する。移転先の環境をすっかり整え、転居後の移転先を記した移転告知ページ(ジャンプページ)も事前に準備しておく。そして移転日に移る深夜に、現サイトの内容をすべて移転告知ページに置きかえれば、無事移転は終了である。またこの機会に、いままであちこちに作っていたミラーサイトはすべて休止し、移転先はこの独自ドメイン名のサイトに統一した。

 新しいサイトは、ftpのレスポンスも早いし、デフォルトの容量も50Mbyteあるので容量不足を懸念する必要はほとんどなさそうである。また、画像ファイルの一つ一つにいたるまで、アクセスの記録を残してくれているので、非常に参考になる。アクセスしてきた人のナヴィゲーションの様子を見ることによって、今後のサイト構造の改良のための参考になるかも知れない。ちなみに劇団のページは公開より2年目の今日でファイル数721(画像含む)、総容量5.77Mbyteある。こつこつ増設を重ねてきたが、気づけば結構な量になっているものだ。ちなみにこの電脳の方は、画像がほとんどないので、ファイル数130、総容量は730kbyte程度しかない。

 そんなわけで独自ドメイン名を取得した劇団サイトだが、果たして投資に見合うだけの効果があるのか、今後にご期待といったところである。


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