△ 不等辺ワークショップ第42回 (2006/09/16)


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【集合】

写真 アシスタントを務めました桜庭さくらです。
さて、本日はワークショップ日和の良いお天気♪
と、意気揚々に道中を行くも、新宿駅で京王線に乗ろうとしたその時!
「ううっ…! 吐きそう!!これってもしかして、、オ・メ・デ・タ?!」
などと、ありえない事を妄想しつつトイレに駆け込む私。
結局なんともなかったのですが、電車を見送り遅刻する事に…。
あわててリーダー林先生に電話をかけると、
いつものようにとっても素敵なお声で紳士的に許してくださいました。
15分ほど遅れて到着した私は、まず本日の説明をざっとうけました。
どんな出会いがあるか、とっても楽しみ(^0^)/

【入室】

皆様12:45頃から、ひとりひとりと集まり始め、お着替えを済ませて、
あとは始まりを待つのみ。
ちょっぴり不安げな、でも期待に満ちた空気が会場にたちこめます。
本日も良いワークショップにしなくちゃ(@_@)

【出発】

さて本日も、ワークショップの始まりです。
初めての方も、林先生の良く響くお声と
リーダーなのに腰の低〜いその雰囲気に安心された表情で
つかみはOK!?
ワークショップは普段の日常からちょっと抜け出した遊び場ですから、
携帯電話は電源をOFFにして望みましょうね。桜庭さん、って私でした。
ごめんなさい(>_<)

【ウォーキング】

写真 運動の基本は歩く事です。
皆さん歩きながら、今日のメンバー、部屋の中を監察カンサツ。
メンバー同士アイコンタクトをとり、「こんにちは!」、握手、ひざこぞう挨拶と続きます。
コミュニケーションの基本って、アイコンタクトなんですね(●^−^●)
続いて、コンビを組んでのワーク。
写真 初対面の方同士で触れ合うのは最初は緊張するもだけれど、
慣れるとそのほうが安心できるようになりますね。
他人の体温を感じる事は健康にも良いそうですよ。
そしてお馴染みの二人三脚。だんだんわかってきたメンバー同士で呼吸をあわせて前に進みます。「人とあわせる」ことの要領が得られてきたところで、
2人から、3人、4人、そして全員でひとつに!!
人類ミナ兄弟!できないことないさ。
前進、旋回、元に戻って、ウォーキングも大成功に終わりました。
こんなとき、自然と全体を引っぱってくれる方が出てくるのは不思議です。
「1と2にわけて、1の人が左足から。2の人は右。」
おかげさまで、みんながひとつになれました(0^-^0)

【ジャグリング】

写真 さて、ジャグリングです。
ウメボシみたいな赤いボールをみんなで回します。
その際名前を呼んでアイコンタクト!これで皆さんメンバーの名前を覚えましたね。
次にそれを軽い自己紹介にちなんでニックネームに変換します。
それぞれ、"メガネ"(林先生)、"アインシュタイン"(私桜庭)、"映画"、"家計簿"、"ドラちゃん"、"V6"、"ルル"、"メモ"、"変化球"、"アラジン"、"ウォーキング"、"小説"、"遅刻"、"コアラ"と今回も個性的な名前が出揃いました!人となりがわかりますね。
"V6"というニックネームがみんなの注目を集めたのか、"V6"さんは大忙し!
これを発展し、ボールをバースデイプレゼントにするワークへと続きます。
相手が喜ぶようなプレゼントを考えるのです。素敵だ!!流石は林イズム。
それがひと段落したところで次は、ウメボシボールを「世界の中心」 に見立て、
全員で世界の均衡を保つゲームに移ります。
ボールを持っている人の負荷とバランスをとってあげられるよう走る走る走る!!
私たちの世界の運命は如何に!?

【マイケルのダメだし】

写真 瞬時に身体をストップさせる、「だるまさんが転んだ」の発展版。
マイケルの位置を狙うバックダンサーたちを観察しつつ、自分のステージをやり遂げられるかな!?
BGMはもちろん、マイケル・ジャクソン、曲は「BAD」です。
"映画"さん、"小説"さん、"コアラ"さんはじめ、皆さんとてもいい動きをしています。
なにげに曲にノリノリの林先生のファシリテーションぶりも素敵でした(^^)

【四角歩き】

写真 正方形に切り取った舞台を6歩で歩きます。
人と合わせる事は難しいものです。自分のペースは相手に影響を与えるし、
相手のペースを読むことも大切です。
それが慣れてきたところで、今度は歩きながら会話をします。
さらに、その会話をクイズ形式にします。
ある特定の単語を相手から引き出すように会話を誘導するのです。
私は打ち合わせの時点で、「これは難しい!!」と思ったのですが、
皆さんとても上手!会話の質がレベルアップしました!!
個人的には、"映画"さんの出題がお見事と思いました(^^)/

【ペンキ屋】

写真 ご存知ペンキ屋。
全員でひとつのストーリーを作ります。
あいうえお順でひとりひとつずつ言葉を発してバトンリレー。
ここでの着目点は、メンバーの名前が言えたら会話も弾むのでポイントが高いのです。
今回は、"メモ"さんの本名である「も」が注目されたものの、
なかなかチャンスをものに出来ません…(><)
最初はくるまざでひとつのストーリーを、次に先程の舞台を「部屋」にしてペンキを塗りながら
台詞をつむいでゆきます。
最後にBGMの雰囲気でストーリーを作る事になりました。
今回のBGMは今話題の、映画「ゲド戦記」より「テルー唄」。
切なげな雰囲気にみなさん、愛を語りに語ります。
が、最後、"ルル"さんの「6時だから、仕事早く終わらせよう!!」との鶴の一声に、
「わかった…。」で、終着。お見事でした(●^0^●)

【終わりの会】

写真 みなさんお着替えも済み、八幡山区民集会所の外で終わりのご挨拶。
本日も素敵な出会い、楽しい時間を本当に有難う御座いました!!

【打ち上げ】

八幡山駅近くの飲み屋さんで打ち上げです。
何人かは帰られましたが、とても良いお酒の席になりました♪
林先生はお顔が真っ赤です。血管が健康なのですね(^^)
宴もたけなわで名残惜しさを残しつつ、みなさんを駅までお見送りし本日のWSはこれにておしまいです。みなさんお疲れ様でした!
また林先生率いる、不等辺さんかく劇団WSにてお会いしましょう!!


写真  ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。お疲れさまでした。リーダーを務めました林です。今回もレポート書きはアシスタントにすっかり頼りっきりです。桜庭くん、執筆お疲れさまでした。でも桜庭くん、私のことホメすぎですよー。「林先生」ってのもねー、私なんてまだまだ駆け出しですから。本当に。そう。桜庭くんはアシスタントのスピード記録なのです。毎回アシスタントは、それまで参加者としてワークショップに来てくださった方にお願いしています。ま、唐突で勝手なお願いですけども、みなさん快諾してくださって私はうれしいです。桜庭くんは前回のワークショップに来てくれた方で、もう今月はアシスタントなんですよ。いや、本当ありがとうございます。きっと勝手のわからないことや、面倒に思うことなど、多々あったろうとも思うのです。どうもお疲れさまでした。

 こう、振り返ってみますと、今回は歩いてばかりだった気もしますね。歩くのとあとは語るの。私のワークショップではめずらしく、今回は結構しっかりと自己紹介をしました。『ジャグリング』のなかで。これにはネタ元がありまして、私は最近、岸井大輔くんのワークショップに参加したのです。岸井くんは学生の頃からの私の友人で、いま「POTALIVE(ポタライブ)」という新しい形式の演劇を創って評判の演劇作家です。彼のワークショップで、やはり自己紹介をしたんですね。自分がいままでいちばん長く続けている(続いている)ことについて語る。その部分だけを今回は拝借しました。岸井くんのワークショップでは、それを街の風景と結び付けていきます(なのでワークショップを野外でやるのです。先日は吉祥寺の公園でした)。これがとっても刺激的でおもしろかった。興味のある方は「岸井大輔」をグーグルでぜひ!

写真  マイケル・ジャクソンは「BAD」よりも「アナザー・パート・オブ・ミー」のほうがダンサブルでしたね。聴きながら唐突に思い出したのですが、私は昔この「アナザー・パート・オブ・ミー」で踊ったことがあるのです! 本当のことですよ。高校の文化祭だったかなぁ。ちがったかなぁ。振り付けを覚えて、みんなで練習したんだ。音楽を聴いて、昔の記憶が電撃的によみがえりました。そういうことってありますね。『マイケルのダメ出し』は先日、高校の「演劇」の授業でもやりました。このゲーム名は、そのときに便宜的に呼んだものを正式に(?)採用しました。今回のマイケルはなかなかダンサーに厳しかったね。

写真  順番が入れ違っちゃいますが、最初の『ウォーキング』。このなかでペア・ワークをたくさん連発しました。ペアでやるシンプルなゲームを次々と繰り出して、その都度ペアを組み替えるの。これにもネタ元がありました。先日、飲み屋で演劇百貨店の柏木陽さん(彼はまさしく百戦錬磨。演劇ワークショップの達人です)とお話していて、「なるほど、本当にそうだなぁ」と納得したことをそのまま取り入れてみた。コミュニケーションの量産。こう、次々とね、シンプルなゲームを繰り出しながら、私は「これの次はどんなゲームをやろうか」と頭で考えている。で、焦ってしまって、やりそびれたものもありました。残念だ。たとえば指差しじゃなくて顔でやる「あっち向いてホイ」とかね。これはまたの機会に。

写真  『ペンキ屋』のBGM。手嶋葵の「テルーの唄」。こりゃ、影響力がありましたねー。必殺のBGMだ。この曲には前奏がなくて、いきなり「ゆーぐぅれ、せぇーまぁる」とはじまる。あのきれいな声が聞こえた瞬間に、ほんわかとした笑いがあちこちで起こりました。や、もちろん「え、この曲でシーンを作るの?」「ゲド?」みたいな笑いなんでしょうが、聞いた瞬間に笑えるってすごい。もちろんそういう影響力豊かなBGMがある部屋は、会話も生きたものになりやすいです。やってて気持ちよかったんじゃないかな。どうでしょうか。

 次回のワークショップは11月3日を予定しています。文化の日です。曜日は金曜日。いつもこのワークショップは土曜日にやっています。「土曜日は用事があって…」という方も、次回はぜひどうぞ。ご参加をお待ちしています。「俳優を目指さない演劇ワークショップ」です。内容はもちろん完全に未定です。今回がそうだったように、11月3日の時点で私が興味を感じていることが、大いに内容に反映されるでしょう。どうぞ楽しみになさってください。私も楽しみです。

 不等辺△劇団WS管理部 林成彦


★アンケートより

◆雰囲気&内容について

写真 ○導入が自然でよかった。
○最初はどうなるのかなと緊張していたのですが、意外と常連の方が多くて驚いたし、その人たちが引っ張っていってくれて入っていけたし、よかったです。
○雰囲気はアットホームで、人数もほどほどでちょうどよかったと思います(男女比も)。
○あっという間に5時になってしまいました。
○初めて会う人と遊ぶ、遊ぶ、遊ぶ…、ワークショップは楽しいですね!! また次回も来たいです。
○最初の「ウォーキング」、けっこう疲れました(笑)。みなさんのテンションがだんだん同じ感じになっていってよかったです。
写真 ○最初の「ウォーキング」でかなり疲れた(歳だな…)。もう少し短くしてもよかったかも。
○「ウォーキング」でケッコウ疲れたのが印象に残りました。
○最初の「ウォーキング」で、速く手をつないでいく人が勝ち(?)みたいなゲームがおもしろかったです!
○「四角歩き」が楽しかったです。
○「四角歩き」、セリフと身体、両方意識することのむずかしさを改めて感じました。そーゆー発見があるのが楽しいです。
○「四角歩き」が簡単だなぁ〜と思ってたら、どんどん複雑になっていって大変でした。でもコミュニケーションのとりやすいゲームでした。1対1でおしゃべりするので…。
○最後の「ペンキ屋」であんまりしゃべれなかったのがザンネン。次こそは頑張る!
○「ペンキ屋」でBGMを使うと、流れがスムーズになるような気がしました。
○「ペンキ屋」、好きです。
○「ペンキ屋」の発展版、期待しています。解体現場とか。

◆リーダーについて

写真 ○わかりやすい。声が特にいい感じです。
○丁寧で親切だと思いました。しかも毎回ですから大変ですね。
○段取り上手でさわやかな物腰。
○リーダー上手だなーと思いました。
○やっぱり押してしまいますね。でも雰囲気作りはよかった。
○丁寧でよかったです。ただ言葉を減らしても通じるとも思います。
○初めての方がいかに入っていけるか?ということをキチンと考えていらっしゃるんだなと感じました。
○アシスタントの桜庭さんは明るくてよかった。リーダーといいコンビでした。

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