トップページ > ページシアター > パペッツハート > シーン1 【公演データ】
下手灯り。よそびと診療所の所長室。板付きでノノが通信をしている。
ノノ 「…そうですか…何かわかったらすぐに連絡を。…願い致します。」
ノノ、通信を切り、ため息。そこに下前からメルが慌てた様子で駆け込んで来る。
メル 「ノノ!ノノ!大変だよ!」
ノノ 「どうしました?」
メル 「ロロップが!ロロップがいなくなっちゃった!どうしよう!」
ノノ 「え?今朝まで部屋にいましたよね?」
メル 「今見たらどこにもいないの!」
ノノ 「え?じゃ、魂が戻って来たんですかね?」
メル 「戻ってきたらメルに会いに来るよ!一人でどこかに行ったりしないよ!」
ノノ 「待ってください。今モニターを調べます。」
ノノ、腕のモバイルを操作する。
ノノ 「う〜ん…メルさん以外に部屋の出入りはないようですが…」
メル 「本当に部屋のどこにもいなかったんだよ!」
ノノ 「僕とメルさん以外カギは開けられませんし…やっぱり誰も映っていないようです…」
メル 「ちょっと待って!今のとこ!」
ノノ 「え?」
ノノ操作する。
ノノ 「この辺ですか?」
メル 「うん。」
ノノ 「…いや、特に何も映って…ん?あれ?」
メル 「これこれ!この変なモヤモヤ。ドアに吸い込まれてるみたい。」
ノノ 「これってまさか…」
メル 「なになに?」
ノノ 「今朝、診察予定だったアヤちゃんとイトさん、来なかったですよね?」
メル 「うん。」
ノノ 「そのあとずっと連絡してるんですが繋がらなくて。今、妖怪の皆さんにも探してもらっているんですが…」
メル 「まさかこれ…アヤちゃんかイトさん?」
ノノ 「まだわかりませんがこんな事ができる妖怪は限られています。すぐにみんなに知らせましょう!」
メル 「うん!」
暗転。
(作:松本じんや/写真:堂園昭人)