△ 「よそびと診療所」シーン42


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上手灯り。左肺。ノノと里桜が出て来る。ノノ、通信する。

少年ノノ 「左肺に到着しました!…なんですって?…わかりました、急ぎます。」
里桜 「何か?」
少年ノノ 「毒が放たれるまであと10分。しかも…トロンが病院内に開放さたれたそうです。」
里桜 「え〜っ?!」
少年ノノ 「今、シドさんが我々を手術室ごとカプセルに入れて逃げています。」
里桜 「じゃ、シドさんが捕まったら我々も終わりって事ですか?」写真
少年ノノ 「大丈夫。シドさんはそう易々と捕まりません。」
里桜 「でも…あ、誰か来ました。」

平安時代の薬師姿の男がよろよろ入って来る。

薬師 「お助け下さい…」
少年ノノ 「左肺の細胞さんですね?」
薬師 「さようでございます。」
里桜 「結構昔の人っぽい姿ですね。」
少年ノノ 「この姿は平安時代の薬師、瀬名貞親(せなさだちか)。あなたのご先祖様です。」
里桜 「え?この人が?!」
薬師 「仲間の細胞が、妙な出で立ちの三人組の毒にやられました。」
里桜 「あ、あいつらさっき、試しにちょっこし使ってみたって言ってました。」
少年ノノ 「ここで使ったのか…」

薬師、卵の殻の様なものを取り出し。

薬師 「これがその毒の入っていた殻の一部です。」
少年ノノ 「お借りします!」

ノノ、殻を調べ出す。

少年ノノ 「これは… (通信)…ノノです。毒の成分は「とげルンルン」!」
里桜 「またルンルンだ!」
少年ノノ 「解毒剤は「ジェドローシ」です!早急に用意して下さい!(通信を切り)急いで心臓に向かいましょう!」

ノノはハケ、里桜が追おうとすると、薬師が里桜の手を握る。

薬師 「どうか…どうかこの体をお救い下さい。お願いいたします。」

里桜、薬師の強い想いが伝わり、両手で握り返す。

里桜 「必ず救います!」

薬師、深々と頷き、頭を下げで去る。里桜薬師が去るのを目で追い、自分の手を見て

里桜 「めっちゃ…エモい…」

里桜、去る。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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