△ 「宇宙パンダの冒険」エピローグ


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吉山 「こうして、このコロニーで起きたとんでもない事件は幕を閉じました。その後イェーイェーはコロニーを救った宇宙パンダとして話題になり、この動物園一番の人気者になりました。おまけに世界中の動物園からお見合いの依頼が殺到。本当に宇宙一のモテモテパンダになったのです。」写真

照明。下手と上手の2元舞台。上野、イェーイェー出てくる。

吉山 「一方、インディーは動物の通訳ができるネズミとして大活躍。人間と動物の関係を変えた革命的な存在となりました。」
上野 「たくさんお見合いができてよかったね、イェーイェー。」
イェー 「モテモテは幸せです〜。」
上野 「で、どの子がお気に入りなの?」
イェー 「ふふふ。仙台動物園のウォーウォーちゃんです。」

インディーがモバイルを打つ。

上野 「え、うそ?仙台動物園のウォーウォーちゃん?!彼女もイェーイェーの事気に入ったって聞いたわよ!」
イェー 「ほんとですか?!やったです!」
インディー 「ひゅーひゅー!」

上野、イェーイェー楽し気に。

上野 「イェーイェーとウォーウォーか。イェーイェー!ウォーウォー!」
イェー 「ウォーウォー!イェーイェー!」

と。繰り返しながら去る。

吉山 「しかし動物を戦争の道具に使おうだなんて、まったく人間って生き物は…でもインディーがこんな事を言ってました。 「人間が地球の動物の代表でも構わないよ。地球を守れる動物は人間だけだからね。でも、地球を滅ぼせる動物も人間だけなんだよ。せっかく僕らよりずっと長生きで、ずっと頭がいい動物なんだから、地球を宜しくたのむよ。」って。動物達の言葉が聞ける様になって我々は改めて思いました。地球は人間のものではなく地球に生きる全ての命のものだと。我々人間もしっかりしないと、そのうち動物たちから 「残念な生き物」なんて言われちゃうかもしれませんよ。」写真

照明が変わり、音楽がフェードアウト。全キャストがゆっくり出てくる。

吉山 「さて、今回のお話はこれでおしまい。でもまた、動物たちとの楽しいお話ができるかもしれません。その時まで、みなさんお元気で。またのご来園…」
全員 「お待ちしてま〜〜す!!」

分割映像も映り、映像キャストも手を振る。音楽がかかり、みんな楽しげに踊りながらゆっくり暗転。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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