「宇宙パンダの冒険」シーン２ 「宇宙パンダの冒険」シーン２トップページ > ページシアター > 宇宙パンダの冒険 > シーン２ 【公演データ】
明転するとパンダ舎。イェーイェーふて寝をしている。
イェー 「あ〜あ…いったい何がわるいんでしょうね？…空が飛べないから？…いやいやそれは無理だし…ワイルドさが足りないのですかね？ん〜なんかこう、刺激があれば僕も少しワイルドに…とは言え、ここは平和過ぎますよね…」
白衣の男が来て、突然鍵を開け部屋に入って来る。
イェー 「わ！びっくりした！誰？誰？…あれ？何してるんですか？…かくれんぼですか？」
白衣の男、イェーイェーに気が付き去る。
イェー 「あ、ちょっと…行っちゃった。」
追手の男が来る。
イェー 「わ！また誰か来た！…今度はなんだか悪い人っぽいです。わわ！銃持ってるですよ！こわこわこわこわ！う、撃たないで下さいです！僕はあれです、絶滅危惧種なんです！絶滅危惧…」
追手の男も去る。
イェー 「あ、行っちゃった…。ふう…いくら刺激が欲しくても、あれは刺激が強すぎです…だああ！ダメダメ！。こんなだからモテないんです。もっとワイルドにもっとたくまし〜く生きるです！」
上野が入って来る。
上野 「イェーイェー。」
イェー 「わあ！…なんだ桃子ちゃんか。」
上野 「開園したけど大丈夫？調子？」
イェー 「大丈夫です。僕もプロのパンダです。お客さんが来たらちゃんとします。」
上野 「お、ちょっと元気になったみたいね。じゃ、行こうか。」
イェー 「ラジャーです！さあ！お仕事お仕事！ワイルドワイルドです！」
上野、イェーイェー去る。
（作：松本じんや／写真：はらでぃ）