△ 「宇宙海賊とヒミツの星」エピローグ1


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アニー・ローリーの曲が始まる。照明、上手サスと下手サスに。上手にアーモンド、下手にジャスミン。

ジャスミン 「こうして宇宙海賊たちを巻き込んだ大騒動は幕を閉じました。ヒミツの星は救われマルさんコメさんも、無事に地球に戻り。アハト王子は母親と会う事ができ。無事に国王になりました。ライムとヴァイスも休みを取って久々にゆっくり過ごしているそうです。」

中央が明るくなりマルティネス、ライム、ヴァイスが出て来る。

マルティネス 「わざわざ寄って下さるとは。」写真
ライム 「久しぶりの地球だけど、なんか顔見たくなちゃって。」
マルティネス 「あの悪ガキはしっかりやっておるかな?」
ヴァイス 「国王になられてからはかなりしっかりされました。亡くなられた王妃と色々約束さてたので。」
マルティネス 「それは良かった。」

中央からコメッツが焼き団子を持って出て来る。

コメッツ 「焼き団子をお持ちしましたがいかがです?」
ライム 「わあ、ありがとう。」
コメッツ 「熱いので気をつけて下さ(団子を触ってしまい)あっつ!」
マルティネス 「コメッツ。修行が足りんのぉ。心頭滅却すれば火もまた(団子に触れ)あっつい!ばか!熱いよこれ!」
コメッツ 「申し訳ありません。」

4人笑いながら中央にハケて行く。

アーモンド 「そして今回、メイちゃんの力でわかった前世の自分たち。」写真

上手台が明るくなりウイリアムとアニーが現れ手を取り合う。

アーモンド 「叶わなかったウイリアムとアニーの想いは」

下手台が明るくなりウィルとリズが現れ手を取り合う。

アーモンド 「来世のウィルとリズに受け継がれたけどやっぱり叶わず」

中央も明るくなり、スライスとゾネスが現れる。

アーモンド 「リズの来世のゾネスはウィルとライバル同士。でもきっと、二つの魂が魅かれあって何度生まれ変わっても出会えたんだと思います。」

台上の4人、手をつないで幸せそうにそれぞれの台ハケへハケる。台上のスライスが中央にハケると
上手からルビー、下手からパールが現れる。

ゾネス 「スライス。今度会ったら絶対落としてやる。」
ルビー 「もう地獄に落とさなくてもいいんじゃないですか?」
パール 「奴らの事情もわかった訳ですし。」
ゾネス 「落とすのは地獄にじゃねえ!」
ルビー 「え?」
パール 「じゃどこに?」
ゾネス 「恋にだ。」
ルビー 「キャプテン!」
パール 「落とされてる…」
ルビー 「でも…」
パール・ルビー 「なんか素敵っす!」
ゾネス 「ついて来い!」

パール、ルビー、指でハートを作り

パール・ルビー 「愛愛!」

3人、中央にハケる。中央明かり消える。

ジャスミン 「以外に願いが叶うかも…。」
アーモンド 「前世の研究はこれからどんどん進んで行くと思うけど、今回わかったのは、なんとこの騒動で関わった全員が、前世や前々世で何らかの繋がりがあった人達ばかりだったんです。」

下手台が明るくなり、アリシアとエイミーが出て来る。

アリシア 「やっぱりこの丘に来て良かったわ。エイミー。」写真
エイミー 「曲作りが進みそうですか?奥様。」
アリシア 「実はもうできているの。」
エイミー 「本当でございますか?」
アリシア 「この丘に着いた時からずっと頭に流れているの。」

アリシア、鼻歌でアニー・ローリーの曲を口ずさむ。

アリシア 「なんだか本当にウイリアムとアニーに会えた気がするわ。」
エイミー 「そういえばわたくしも…」

アリシア、エイミー微笑む。下手台の明かりが消える。

ジャスミン 「きっとウイリアムとアニーの魂だけではなく、それぞれの魂が魅かれ合っているのかも。」
アーモンド 「そうだとすれば、スライスが最後に教えてくれた、ジャスミンの前世が僕のママだって事も…」
ジャスミン 「え?なに?」
アーモンド 「いや〜なんでもない。そのうち話すよ。」
ジャスミン 「あら、そう。」
アーモンド 「うん。そうだ、もしかしたらみなさんの周りの人や、かわいいペット、今隣に座っている人。いやこの会場の人たち全員が、前世で関りがあったかもしれませんね。」
ジャスミン 「そして、これから出会う人たちも。」
アーモンド 「そういえばあの人たちは…」
ジャスミン 「こんな感じ。」

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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