△ 「悩める王子の惑星」シーン5


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亜空間ドライブウェイをコースアウトし、彷徨うジャスミン達のタクシー。

アーモンド 「もう少しでコントロールできます。」
ジャスミン 「どこに出そう?」
アーモンド 「座標でいうと、0604セクション。」
ジャスミン 「0604?!ってまさか…」
アーモンド 「惑星ネオガイヤ。しかも大気圏内。」
ジャスミン 「ミスターPがらみで戦争中の星じゃない!」写真
ミント 「銀河でクーデターを起こそうとしているとかで、ジモラス星の奴らが制圧戦争を吹っかけてます。」
アーモンド 「あ、あの星まずいよねミント。」
ミント 「うん、まずい。」
ジャスミン 「なに?」
アーモンド 「星が特殊なパルスを発生していて、電子機器が役に立たないんだ。」
ジャスミン 「え?じゃあ…」
ミント 「僕は使えなくなっちゃう。」
アーモンド 「このタクシーだって、ただの箱になっちゃう。」
ジャスミン 「大気圏内になんか出たら…」
アーモンド・ミント 「墜ちるだけ。」
ジャスミン 「マイガッ…」
アーモンド 「せめてもの救いは…」
ジャスミン 「救いは?!」
アーモンド 「この車のエアバック、めちゃめちゃ性能いいんですよ!」

ジャスミン、アーモンド、無言で見つめ合う。

2人 「あはははは。」

ジャスミン、アーモンド、再び無言で見つめ合う。照明が変わる。

(作:松本じんや/写真:関口空子)

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