△ 「トワの宇宙」シーン14


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アイとトワ戦闘機の中で会話

トワ 「私の中では、愛ちゃんと別れて数日しか経っていないのよね。」写真
アイ 「あたしは五年前に目覚めたから、トワとは五年振りの感覚。超なつかしい!」
トワ 「五年も前に…」
アイ 「F1-レーサーにはなれなかったけど、動体視力を生かして軍のパイロット養成学校に入ったの。」
トワ 「その時の教官がレパードさん。」
アイ 「そう。超厳しかったけど、凄く温かい人でね。堤先生そっくりじゃない?。」
トワ 「そうそう!私間違えちゃった!」
アイ 「あの人絶対堤先生の子孫よね!」
トワ 「絶対そう!…あれ?でも五年前に目覚めたって事は…、愛ちゃんと五歳差ができたって事?」
アイ 「あ、気付いちゃった?」
トワ 「え?じゃ、愛ちゃん今二十二歳なの?」
アイ 「細胞年齢はね。」
トワ 「大人だぁ〜!」
アイ 「戸籍年齢はトワと同じよ!二百十七歳。」
トワ 「二百十七歳?…あ、そうか…うわ…なんかショック…」
アイ 「だよね。」

二人笑う。アラームが鳴る。

アイ 「ちょっと待って。これは…(レパードへ通信)ホーク・アイからレパード。」
レパード 「こちらレパード。どうしたの?」
アイ 「前方20キロに砂嵐発生。」
レパード 「確認しました。規模は大きいけど、すぐにおさまりそうね。」
アイ 「二十分ってとこでしょうか?」
レパード 「とにかく着陸してやり過ごしましょう。」
アイ 「了解。では後程。砂嵐が去るまでちょい休憩。あそこの町に降りるわね。」

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

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