△ 「千年水国」林成彦


トップページ > 上演記録(リストギャラリー) > 千年水国 > コメント > 林成彦

<前一覧次>

写真
あれから幾回り幾ねじれして
落ちた侘助の花など拾い上げたりしているのかと
埒もなく思い返せばすでに曼陀羅華
ではないが妙にかぶくものあり

われは境い目から境い目へとさすらう寒き者
姿なく明滅し迷走するミミズのぬたくり
または寸時も休まぬ雀の踊りを踊る者なり
小気味よく裸をさらす木立のほうから声がして

(みな響あり・渋沢孝輔)

林成彦・プロフィール

<前一覧次>


トップページ > 上演記録(リストギャラリー) > 千年水国 > コメント > 林成彦